夏のキャンプには暑さ対策を。快適に過ごすためのアイデアを紹介 | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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  • 夏のキャンプには暑さ対策を。快適に過ごすためのアイデアを紹介

    2022.06.01

    夏にキャンプをするにあたり、暑さ対策は多くの家族にとっての心配事でしょう。子どもを連れていくときは、特に体調不良には注意したいところです。夏のキャンプでできる暑さ対策を、シーンごとに解説します。暑さ対策を行ない、健康に夏を楽しみましょう。

    夏のキャンプには暑さ対策が重要

    夏のキャンプ場

    (出典) photo-ac.com

    夏にキャンプをするときは、暑さ対策が重要です。夏のキャンプにおける注意点や、起こりうるリスクを解説します。

    熱中症や昼と夜の寒暖差に注意

    夏のキャンプで一番に注意すべきは、熱中症でしょう。熱中症を防ぐためには、第一にこまめな水分補給が必要です。お酒を飲む場合は、飲みすぎないように注意しましょう。

    また、標高の高いところでは、昼は暑くても夜に冷える場合があります。昼と夜の寒暖差により、風邪を引いてしまうリスクも考えられます。逆に夜も暑いところでは寝苦しくなるので、夜の暑さ対策も重要です。

    テントのフライシートは雨をしのぐ目的で作られているため、通気性はあまりありません。そのため、日中熱をこもらせたテントは夜になっても熱を逃さないケースが多いといえます。以下で紹介する暑さ対策を実践し、快適なキャンプにしましょう。

    夏キャンプの暑さ対策【場所選び編】

    森の中のキャンプ場

    (出典) photo-ac.com

    暑さ対策は、キャンプが始まる前からもできます。まずは場所選びでできる暑さ対策を2つ紹介します。

    標高の高いキャンプ場を選ぶ

    夏キャンプの暑さ対策は、キャンプ前の場所選びから始まっています。標高が高いキャンプ場なら、夏でも比較的涼しく過ごせます。標高1000m以上を目安にすると良いでしょう。しかし、標高が高い場所は夜に冷えるため、寝るときのためにパーカーやタオルケットを持って行くことをおすすめします。

    逆に、平原や海辺などのキャンプサイトは避けた方がよいでしょう。日光が一日中あたり、地面からの熱で暑く感じやすいためです。また、海辺の場合は、砂浜の反射熱でテントが熱くなりやすく、夜に寝苦しい思いをする可能性があります。

    テントは日陰に設営する

    テントを設営する場所も工夫できます。標高が高い場所を選べなかった場合、直射日光の当たらない場所にテントを立てるだけでも十分効果があります。日陰がない場合は、タープで日陰を作るのもおすすめです。

    また、テントを張る時間を日没前にすることで、テントが熱を受ける時間を減らし、夜も快適に過ごしやすくなるでしょう。夏なら16時前後に設営を開始するのもおすすめです。

    さらに、テントはメッシュ素材が多く使われているものを使うと、熱が逃げやすくなり、より快適に過ごせるでしょう。

    夏キャンプの暑さ対策【アイテム編】

    ミニ扇風機

    (出典) photo-ac.com

    夏キャンプの暑さを和らげるのに役立つアイテムを4つ紹介します。さまざまなアイテムを駆使し、夏のキャンプを涼しく過ごしましょう。

    テントと一緒にタープやコットを使う

    タープとは、日差しや雨を避けるための大きい布のことです。タープを張ることで、人工の日陰を作れるため、木陰にテントを設営できないときにおすすめです。タープがない場合は、テントの入り口を開放してタープのように使ってもよいでしょう。メッシュ生地のインナーが付いたタープやスクリーンシェルターであれば、風通しがよく虫の侵入も防げます。

    コットは、キャンプで使う簡易ベッドです。コットには足がついているので、地面からの熱を遠ざけることができます。逆に冬場は地面が冷えるので、冷気が伝わりにくい点で重宝するアイテムです。

    足の長さによってハイコットとローコットの2種類がありますが、より地面との距離があるハイコットがおすすめです。コットは日中、椅子や荷物置きとしても使えるので、持っておくと便利です。

    小型扇風機でテント内の空気を循環させる

    小型扇風機があれば、テント内の空気を循環させてくれるので、体感温度を下げられます。特に風のない熱帯夜では活躍します。キャンプサイトに電源がある場合や、ポータブル電源を持っている場合は、いつも家庭で使っている扇風機が使えます。

    近くに電源がない場合は、電池式や充電式のものがおすすめです。ふたを開けたクーラーボックスの近くで回すと、冷気をテント内に送り込めて、より涼しく感じられます。

    近年では、首にかけるタイプのポータブル扇風機が人気です。これがあれば、移動中も涼しく快適に過ごせるでしょう。

    寝るときは冷感パッドを敷く

    寝具を工夫することでも、夏の暑さを抑えられます。冷感素材のマットを使うことで、寝るときの体感温度を下げ、寝苦しさの解消に役立つでしょう。夏は薄手のシュラフを使う人も多いですが、シュラフよりも開放的なので夏にはおすすめです。

    扇風機と併用することで、より冷んやり効果を得られるでしょう。ただし場所によっては、夜に冷えることもあるので、タオルケットなどを用意しておくこともおすすめします。

    保冷剤や冷却材は枕にして首元を冷やす

    食品の保存やけがをしたときのために、保冷剤や冷却材を持参する人も多いでしょう。これらは、寝るときにも役立ちます。保冷剤や冷却材を枕にすることで、首元を冷やして体感温度を下げることができます。

    保冷剤や冷却材がない場合は、水でぬらしたタオルでも効果が期待できます。扇風機や冷感パッドと併用することで、より効果が増します。大きめの保冷剤を枕にするときは、タオルにくるんで使うのがおすすめです。

    ちょっとした工夫も暑さ対策に

    スイカを切る

    (出典) photo-ac.com

    場所選びやアイテムで暑さ対策ができますが、アイテムを持っていない場合に新たに買いそろえるのは、面倒に感じる人もいるかもしれません。しかし、ちょっとした工夫でも暑さ対策ができます。誰でもできる暑さ対策を三つ紹介します。

    吸汗速乾性の高い服や帽子をチョイス

    服装を工夫するだけでも、体感温度を下げられます。キャンプに着ていく服には、リネンやコットン素材のものがおすすめです。リネンは吸水性と速乾性を兼ね備えており、コットンは肌触りが良いことが特徴です。リネンやコットン素材のパジャマを着れば、夜も快適に過ごせるでしょう。

    ただし、コットンの含有量が多すぎると、水を吸ったときに重くなり、着心地を損なってしまう可能性がある点に注意が必要です。直射日光を浴びないために、帽子を被っていくのもよいでしょう。薄手の長袖や通気性のよい長ズボンは、日焼けや虫除けに役立つのでぜひ持っていきましょう。

    食べ物選びにも工夫を

    水分やカリウムを多く含む食べ物は、体温を下げるのに効果的です。カリウムは塩分の排出や、血圧を下げる効果があります。カリウムを含む食材の例としては、スイカやナス、ピーマンなどが挙げられます。

    豚肉などに含まれるビタミンB1は、夏バテ防止に有効です。肉料理でスタミナをつけるのも良いでしょう。活動時に大量の汗をかいてしまった際には、スポーツドリンクや経口補水液のように塩分やミネラルを含む飲み物を接種して、熱中症対策をしましょう。なお、スポーツドリンクは運動量が少ない人が飲むとカロリーのとりすぎになることもありますので、その点気を付けましょう。

    打ち水でテントまわりをすずしく

    原始的な方法ですが、打ち水も効果があります。水が蒸発するときに発生する気化熱は、周りの熱を吸収するので体感温度を下げる効果が見込めるでしょう。

    打ち水は、夕方におこなうのがおすすめです。日中に打ち水をすると、蒸発した水分によってかえって蒸し暑くなってしまいます。なお、テントやタープに、直接水を掛けるのも効果的です。

    夏キャンプならではの楽しみ方

    夏の川

    (出典) photo-ac.com

    夏キャンプならではの楽しみ方を3つ紹介します。暑さ対策をした上で、夏キャンプを存分に楽しみましょう。

    ウォータースポーツなどのアクティビティ

    川での水遊びは、夏キャンプならではのアクティビティです。そこでおすすめなのが、カヌーやカヤックなどのウォータースポーツです。湖畔のキャンプ場などでできる場合が多いので、キャンプ前にチェックしておきましょう。

    ウォータースポーツだけでなく、サイクリングやハイキングも楽しいもの。自転車で風を切る爽快感や、自然を満喫する満足感が得られるでしょう。

    アクティビティは、まだ人が少ない朝の時間帯に行なうことがおすすめです。誰にも邪魔をされず、静かな時間を過ごせます。

    夏に食べたいキャンプ飯

    暑い夏には、スパイスの利いたカレーやタコライスなどが人気のメニューです。野外で食べるカレーは格別でしょう。ココナッツミルクを隠し味として入れると、キャンプ場でも本格的なカレーが作れます。

    卵がとろけるタコライスを作れば、子どもも喜ぶでしょう。野菜もしっかり取れるので、栄養面でもおすすめのメニューです。ただし、夏は食材が腐りやすいので、下準備は自宅で済ませておき、現地での調理時間を削減することがポイントです。カレーのルウは、凍らせて持っていくのも良いでしょう。

    キャンプファイヤーや花火

    夏といえば、キャンプファイヤーを思い浮かべる人も多いでしょう。キャンプファイヤーをするなら、すずしい夕方や夜にするのがおすすめです。夏の思い出作りには、花火も欠かせません。使用するキャンプ場が花火OKかどうか、事前に確認をしておきましょう。

    キャンプファイヤーや花火をするときは、キャンプ場のルールやマナーを守り、周囲の人の迷惑にならないよう配慮しましょう。風の強い日の焚き火は、灰が他のサイトに飛んでしまう可能性があるため、避けるなどの配慮が必要です。また、夜中まで大声で騒ぐなどの行為も、寝ている人の迷惑になるため、控えましょう。

    特に打ち上げ花火は、キャンプ場では禁止されている場合が多いので、事前に確認が必要です。

    まとめ

    夏のキャンプは楽しみが多い反面、厳しい暑さへの対策を取らなければなりません。対策を怠って体調を崩してしまうと、せっかくのキャンプも楽しめないでしょう。まずは標高の高いキャンプ場を選んだり、日陰にテントを設置したりなどの場所選びが重要です。

    場所選びと合わせて、暑さを和らげるアイテムも用意しましょう。特に就寝時の寝苦しさを軽減するために、扇風機や冷感パッド、氷枕は重要なアイテムです。タープがあれば日差しを遮ることができ、コットがあれば寝るときの通気性を確保できます。

    それ以外にも、服装や食べ物、打ち水などのちょっとした工夫でも暑さ対策は可能です。この記事で解説した内容を参考に、できるところから暑さ対策を実施してみましょう。

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