バーベキューを最後まで満喫するには
キャンプの定番であるバーベキュー。大勢で食材を持ち寄って、ワイワイ盛り上がりながら鉄板で焼いた肉や、野菜はまさに絶品です。そんな楽しくておいしいバーベキューですが、実際にやってみると
「ずっと食べていると飽きるな……」
と感じてしまう、などという人も結構多いのではないでしょうか。
最初は楽しめるバーベキューも、続けていると飽きがくるもの。せっかくのごちそうなのですから、最後までおいしく食べたいですよね。
そこで今回は、バーベキューで飽きないための脇役レシピをご紹介します。
レシピ1.混ぜるだけ!ねぎ塩レモンたれ
<材料(2人前)>
- ネギ 1本(白ネギか小ネギをお好みで)
- ごま油 大さじ2
- レモン汁 大さじ2
- 塩 小さじ1
- 砂糖 小さじ1
- うま味調味料 小さじ1/4
バーベキューで飽きてしまう原因として、同じたれで食べ続けているから、という理由が考えられます。肉や魚介と食材に変化をつけても、味がずっと濃厚な焼肉のたれだったりすると、途中でうんざりしてしまうもの。
そこでおすすめなのが、ねぎ塩レモンたれです。作り方はとても簡単。ネギを刻んだら他の材料と一緒に容器に入れて、よく混ぜるだけで完成します。
ネギのしゃきしゃき感とレモン汁の酸味が、味変にもってこい。肉でネギを巻くように包んでから頬張ると、塩だれと肉の脂が口の中で調和して、これがたまりません。
自宅であらかじめ大量に作っておいて、バーベキューの途中に味変で使うといいでしょう。
レシピ2.キャンプの定番お漬物!野菜のピクルス
<具材>
お好みの野菜(今回はきゅうり3本)
<漬け汁>
- 酢 250ml
- 水 200ml
- 塩大さじ 1/2
- みりん 50ml
- にんにく 1かけ
- 鷹の爪 1本
- ブラックペッパー 適量
- あればお好みのハーブ 適量(例:ローリエなら1枚)
脂がたっぷりのカルビや豚トロはバーベキューでも人気の食材ですが、その脂がクセモノ。続けて食べると脂の強い味が口に残り、少しくどくなってきます。そんな時の口直しに最適なのが、野菜を酢で漬けこんだピクルスです。筆者イチ推しの脇役メニューとなります。
作り方はいたってシンプル。漬け汁の材料をすべて鍋に入れて、ひと煮立ちさせたら冷まします。その間に野菜を一口大にカットし、冷めた漬け汁に1~2時間漬ければOKです。野菜は、塩で揉んでおいて余分な水分を出すとよりグッド。
漬ける容器は瓶がベストですが、プラスチック製の保存容器でも構いません。野菜はきゅうり以外なら、ニンジンやパプリカといった食感が強いものがベターです。
酢の強烈な酸味を塩とみりんが上手に包みこみ、口の中をサッパリさせてくれます。バーベキューが盛りあがったタイミングで出せば、みんなが我先にとつまむこと間違いなし。
レシピ3.缶詰を温めてご馳走に。オイルサーディンのにんにく醤油仕立て
どんなにおいしい食材でも、それだけ食べていれば飽きます。バーベキューの変わり種として、市販の缶詰をついでに温めて食べるのはいかがでしょうか。常温で食べることが多い缶詰も、温めると違った味わいがする上、変化がついて食欲が復活します。
缶詰を温める際は、必ず中身を別の容器に移してからにしてください。直火で熱すると缶の変形や破裂を招き、やけどやケガにつながる恐れも。
筆者おすすめの缶詰はオイルサーディンです。ちょっと工夫するとさらにおいしくなるので、ご紹介します。
<材料>
- オイルサーディン 1缶
- しょうゆ 小さじ1/4
- にんにくスライス 1かけ
- レモン汁 数滴
- 山椒(さんしょう) お好み
- パセリ 少量
まず、メスティンにオイルサーディンを油ごと移します。スライスしたにんにく、しょうゆ、レモン汁を加えたら、バーベキューの網に置いて加熱。油が煮えてしばらく経ったら網から引き揚げて、山椒と彩りのパセリを散らして完成です。
にんにくと醤油で味つけしたイワシは絶品。レモンと山椒が油のくどさを打ち消し、バーベキューにぴったりなおつまみになりますよ。
飽きないコツは味の変化
今回ご紹介したレシピは酢やレモンを駆使して、味変やサッパリ感を重視したものとなっています。味が濃くなりがちなバーベキューを堪能するには、味わいが単調にならないよう変化をつけるのがポイントです。
特別なキャンプを彩ってくれるバーベキュー。途中で飽きたりせず素敵な思い出にするためにも、引き立てる脇役レシピにも目を向けてみてはいかがでしょうか。