焚き火をするなら火消し壺も!後片付けが楽になるおすすめ9選 | 焚き火のコツ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    焚き火のコツ

    2022.03.27

    焚き火をするなら火消し壺も!後片付けが楽になるおすすめ9選

    火消し壺は焚き火の後片付けが楽になる便利アイテムです。ほかのキャンパーが使っているのを見て、購入を考えた人もいるでしょう。火消し壺の特徴や基本的な使い方と、おすすめの商品を9個紹介します。キャンプでよく焚き火をする人はチェックしましょう。

    焚き火の火消し壺とは?

    (出典) photo-ac.com

    焚き火の後片付けで活躍する火消し壺の特徴や使い方を解説します。購入前に、基本的な使い方を把握しておきましょう。

    安全に消火でき後片付けも楽

    火消し壺を使うと、安全かつ手軽に消火できます。焚き火の炭を処分する際には、水をかけるか燃え尽きるまで待つのが一般的でしょう。しかしいずれの方法でも、目に見えない火種が残ってしまう可能性があるので、しっかりと見張っていなければなりません。

    一方、火消し壺を使うと、壺に炭を入れて放っておくだけで消火できます。蓋により密閉できるので、中身がこぼれる心配もありません。そのため、消火している間にほかの片付けもでき、時短につながります。火消し壺を使うと1時間程度で消火できるので、急いでいるときも活躍してくれます。

    炭は再利用もOK

    一度使った炭は『消し炭』と呼ばれ、着火しやすいため次回の火おこしに利用することができます。火消し壺に入れた炭は、消し炭として簡単に再利用できます。

    火消し壺がないと、短時間で消火するには水をかけるしかないでしょう。しかし水をかけると、再利用する前に炭を乾燥させる必要があり、時間と手間がかかってしまいます。火消し壺があれば、そのような面倒な手間がかからないのがメリットです。

    基本的な使い方

    火消し壺の使い方は、基本的には壺に炭を入れるだけです。ただし、安全に消火するために以下のポイントを押さえておきましょう。

    • 作業の際には軍手を使い、炭はトングを使って1個ずつ壺に入れる
    • 最初は蓋を密閉せず、少し隙間を空けて1時間ほど放置する
    • 炭を入れた壺は非常に熱いので、子どもやペットが近づかないよう注意する
    • 1時間程度経ったら、蓋を密閉する

    最初から蓋を密閉しない理由は、炭が冷めることで壺内の気圧が低下し、蓋が開かなくなるおそれがあるためです。消火が終わったら、蓋を密閉し、はずれないようにしっかり固定することを忘れないようにしましょう。車内などで中身がこぼれると、後始末が大変です。

    選ぶポイント

    火消し壺を選ぶ際は、素材や機能性に注目しましょう。素材には主にアルミ・鉄・ステンレス・陶器があります。金属製のものは軽量で持ち運びがしやすいのが特徴で、特にステンレスは耐久性に長けています。ただし金属は熱伝導率が高いので、本体が熱くなりやすい点に注意が必要です。

    陶器は重量が重い分、安定しますが、持ち運びにはあまり向いていません。またヒビにも注意が必要です。

    機能面については、ロック式の蓋なら密閉度が高くなるのでおすすめです。また取っ手が付いているかどうかは必ず確認しましょう。使用中に本体は熱くなるので、取っ手が付いていた方が安全に持ち運びできるためです。

    さらに、スタンドが付いているものなら、場所を選ばず使えて便利です。芝生など地面を傷めてしまう懸念があるときにも安心して使えます。

    軽さが魅力「アルミ製」

    (出典) photo-ac.com

    炭を入れると壺は重くなってしまうため、本体は軽い方が持ち運びには便利です。そんな携帯性に長けたアルミ製の火消し壺のおすすめを2つ紹介します。

    LOGOS「マイティー火消し壷」

    大人数でのバーベキューでも使える大容量タイプです。重量は約2.15kgなので、持ち運びも楽にできるでしょう。蓋はネジ式となっており、しっかりと締めれば万が一転倒しても中身がこぼれる心配はありません。

    ハンドルが付いているので、本体に触れることなく片手での持ち運びが可能です。ただし使用中は底面が高温になります。焦げても問題のない地面で使う必要があります。

    ロゴス

    マイティー火消し壷

    重量:約2.15kgサイズ:約直径20.5×高さ27cm内寸:約直径16.9×高さ20cm主素材:アルミニウム

     

    松印「萬能缶」

    バケツ状のシンプルなデザインが特徴的な火消し壺です。消火中に内部の気圧が下がっても、蓋を簡単に外せるようになっています。サイズが4種類に分かれているので、用途に合ったサイズのものを選べます。

    側面や蓋には取っ手がありますが小さめなので、必ず軍手などをして使い火傷に注意しましょう。持ち運ぶ際も、まずは中身を冷ます必要があります。なお消火する際は、灰を捨てずにそのまま使うことで、底が傷みづらくかつ効率的な鎮火が可能です。

    松印

    萬能缶

    サイズ:φ27.5×34.0 厚み:約0.4mm素材:アルミメッキ鋼板

     

    お手入れ楽ちん「ステンレス・スチール製」

    (出典) photo-ac.com

    ステンレスやスチール製でおすすめの火消し壺を3つ紹介します。ステンレスは錆に強く、汚れを落としやすいことが特徴です。手入れのしやすさを重視するなら、ステンレスやスチール製のものを検討しましょう。

    クオルツ「ステンレス炭火火消し壷」

    錆に強いステンレス製の火消し壺です。蓋はツメでロックする仕様となっており、密閉性も高いでしょう。取っ手があり重量は約830gと、持ち運びも便利です。底には小さな脚が付いているため、場所を選ばず使えます。

    2kg程度の炭を鎮火するのにかかる時間は、1時間半〜2時間程度が目安です。汚れが付着しても、洗えばきれいに落ちるので、長く使いたい人におすすめです。

    クオルツ

    ステンレス炭火火消し壷

    素材:ステンレス製 サイズ:Φ200×180mm(脚部含まず) 容量:5.5L 重量:830g

     

    ユニフレーム「火消し壺SUS」

    そのまま炭を入れて鎮火してもよいですが、水による消火にも向いています。中に網が入っており、水で炭を鎮火したら網ごと取り出して天日干しできるので便利です。急いでいるときは水による鎮火の方が手っ取り早いので、いざというときに活躍する火消し壺でしょう。

    蓋は3つのツメで固定する仕様となっており、蓋の裏にはパッキンが付いているので、水を入れても中身が漏れにくい仕様です。気圧の変化によって蓋が開きにくい場合は、蓋の穴につまようじのような細いものを差し込んで空気を入れることで、開けやすくなります。

    ユニフレーム

    火消し壺SUS

    サイズ本体:φ18×(深さ)18cm、網:φ16×(深さ)14cm重量:1.7kg耐熱温度:200度耐冷温度:-60度材質:本体・蓋・網:ステンレス鋼、パッキン:シリコンゴム機能:水切りザル網/フタ裏のゴムパッキン/ステンレスボディ

     

    グリーンライフ「火おこし兼用火消つぼ」

    片手鍋のように本体の側面に取っ手が付いているので、取っ手が熱くなりにくいでしょう。蓋が上下に付いており、向きを気にせず使えるのも特徴です。蓋はフックで固定する仕様となっており、密閉性も期待できます。

    鎮火だけでなく、両方の蓋を外すことで火おこしに使えるのも嬉しいポイントです。焚き火やバーベキューの面倒な火おこしや消火作業を、一気に効率化してくれる便利アイテムです。

    グリーンライフ

    火おこし兼用火消つぼ

    サイズ:幅約直径15×高さ25cm重量:約1kg材質:スチール

     

    シンプルに使うなら「陶器製」

    陶器製の火消し壺は、機能がシンプルなのが特徴です。金属製のものと比べて雰囲気があるので、自宅の庭でも使いやすいでしょう。そんな陶器製の火消し壺の中から、おすすめの商品を2つ紹介します。

    KANEYOSHI「炭火消し壺 夏目火消」

    三河焼でも使われる三河土でできた火消し壺です。三河土を使うことで熱が伝わりにくくなっているので使いやすいでしょう。陶器製ながら密閉力が高く、しっかりと鎮火できます。

    通常の三河焼は900〜1200度Cで焼きますが、変形を防ぐために本製品の焼成温度は800度C程度です。ネイビーの色味で、インテリアとしてもなじみやすい見た目といえます。サイズは4段階あるので、用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

    KANEYOSHI

    炭火消し壺 夏目火消

    サイズ:幅約27cm ×高さ約22cm重量:約5.5kg 

     

    せともの本舗「卓上火消し壺」

    料亭で使われるような味のあるデザインの火消し壺です。下が傷まないよう、敷板が付いているのは嬉しいポイントです。陶器製は持ち運びに向いていないものが多い中、本製品は16cm×13.5cmと小ぶりなサイズなので、自宅でも使いやすく、キャンプにも持って行きやすいでしょう。

    サイズが小ぶりなので、卓上でも使えます。自宅でよくバーベキューをする人や、味のあるキャンプ用品を探している人におすすめです。

    せともの本舗

    卓上火消し壺

    サイズ:16 x 13.5cm

     

    持ち運びに便利な「火消し袋型」

    火消し壺の中には、持ち運びのしやすさに特化した袋タイプのものあります。火消し袋タイプは、荷物をあまり増やしたくないソロキャンプに向いているでしょう。

    耐熱性の素材を使っているとはいえ、壺タイプよりは耐熱温度が低い傾向にあるので、使う際は注意が必要です。そんな火消し袋型の中で、おすすめの商品を2つ紹介します。

    FIELDOOR「炭処理袋」

    30.5cm×30cmのサイズで、小さく丸めることでコンパクトに収納できる火消し袋です。袋は自立するので、使うときも楽に炭を入れられます。炭を入れ終わったら、口を丸めてバックルで閉じることで空気を遮断できます。

    防水加工が施されており、炭が雨に濡れて湿ってしまうといった事態も防げるでしょう。ただし耐熱温度は約280度Cとあまり高くないので、ほぼ鎮火した炭を入れるよう注意しなければなりません。炭を捨てる場所がないときや、再利用するために持ち帰りたいときも活躍するでしょう。

    FIELDOOR

    炭処理袋

    サイズ:約30.5cm×30cm 重量:約120g 材質:グラスファイバー(シリコン加工) 耐熱温度:280度C

     

    ZEN Camps「Ash Carry」

    手のひらサイズに小さく折りたためる火消し袋です。袋の両面にはシリコン加工がされており、多少の水分を含んだ炭を入れたり、水洗いできたりするのもポイントです。サイズは2種類販売されているので、キャンプに行く人数によって選ぶとよいでしょう。

    どちらかというと処分が難しい炭を持ち帰るために開発されているため、火消し壺のように高温の炭を入れることはできません。ほぼ鎮火できている炭や、水で鎮火したものの種火が残っているか心配な炭を処分するときに活躍するアイテムといえます。

    ZEN Camps

    Ash Carry

    ソロキャンプなどあまり燃えカスが出ない場合はSサイズ(幅24cm)、複数人のキャンプ時にはMサイズ(幅29cm)をお勧めします。

     

    まとめ

    『持続可能なキャンプ』がテーマとなっている昨今では、炭をいかに処分するかはキャンパーにとって重要な問題といえます。そこで活躍するのが火消し壺です。

    火消し壺を使えば、水を使わずに安全に鎮火作業ができます。炭をそのまま持ち帰ることもできるので、次のキャンプで消し炭として再利用しやすいのもポイントです。

    火消し壺は素材や機能性に注目して選びましょう。素材は金属か陶器かで分かれますが、便利さを重視するなら金属を、見た目や雰囲気を重視するなら陶器がおすすめです。

    蓋がしっかり密閉できるか、取っ手が付いているかは、使い勝手を左右します。それぞれの特徴を比較して、お気に入りの1台を見つけましょう。

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