アウトドアで水を沸かして殺菌するのに必要な時間は?沸騰させなきゃダメ?正しいのは…!? | アウトドアの知識 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2021.07.03

    アウトドアで水を沸かして殺菌するのに必要な時間は?沸騰させなきゃダメ?正しいのは…!?

    知ってそうで知らないアウトドア・Q&A
    災害時にも役立つ!キャンプでお湯を沸かすコツ

    お湯を沸かすことは、キャンプに欠かせないノウハウのひとつ。コーヒーを飲んだり料理をしたりするのはもちろんのこと。清潔な環境が保ちにくいアウトドアで、水を殺菌し、安全な飲み物や食を提供する重要なサバイバルスキルでもある。とくにコロナ禍のキャンプで、水の殺菌は重要課題。災害時にも役立つノウハウでもあるので、しっかりと頭に入れておきたい。そこで、水のボイルについて、クエスチョン!

    Question:水を殺菌するためのボイル方法は、次のうちどれ?

    1:沸騰して細かな気泡が出はじめたら、すぐに飲める。

    2:沸騰してブクブクと大きく泡立ちはじめたら、すぐに飲める。

    3:1~5分、ブクブクと大きく泡立てながら沸騰させる。

    4:沸騰しなくていいので、10分ぐらい火にかける。

    (※「殺菌」についてのボイル方法で、水道水に含まれる塩素などの消毒副生成物の除去は含まれません)

    Answer

    3:1分~5分、ブクブクと大きく泡立てながら沸騰させる。

    米国の環境保護庁や各州の保健局が科学的データをもとに、アウトドアを楽しむキャンパーたちに向けて水のボイル時間を提示している。キャンプの歴史が長い欧米では、キャンプ初心者に最初に教えるノウハウが「水の注意事項」なのだ。

    それによると水の殺菌は、「標高の低い平地であれば、澄んだ水を1分間ブクブクと大きく泡だてながら沸騰させなければならない」。また、「標高2000mを超える場所では、3分間、ブクブクと大きく泡だてながら沸騰させる必要がある」。

    ブクブクと泡立たせながら沸騰させることが重要。これを1~5分続ける。

    災害時やバックパッキング中に飲み水がなくなるケースがあるが、この緊急時に対応できるのが、川の水や雨水などの自然の水源。このような安全性に不安のある水を使う場合は、まずできる限り透明な水を確保して、市販のアウトドア用浄水器(アウトドアショップなどで購入可能)で濾過し、同様に沸騰させる。

    緊急時には雨水も利用。タープやテントのフライを利用して水を貯め、フィルターで濾過してから沸騰させる。

    購入したペットボトルの水で消費期限が切れたものも、同様に沸騰させてから使用する。長時間沸騰させても良いが、貴重な水を蒸発させてしまうので、キャンプ時は短時間沸騰が向く。

    キャンプで使う水の注意事項

    【ステップ1】事前に水源をチェックする

    キャンプやバックパッキング、海外旅行をするときは、水がどこから来ているかを確認することが重要。キャンプ場であれば、炊事場の水が直接飲める水か、沸かす必要があるか、事前に施設に確認しておくと安心だ。

    バックパッキングや登山などでは、山小屋や川など水が得られる場所を事前にチェックしておくことが大切。また、水の浄化が遅れている外国などでキャンプする場合は、売られているペットボトルの水の消費期限なども要チェック。なるべく沸かして飲みたい。

    【ステップ2】飲み水と生活用水を分けて確保する

    キャンプに必要な水は、事前に「飲み水(飲んでも安全な水)」と「生活用水(洗い物などに使う水)」に分けて準備しておくと、キャンプがスムーズに行える。1日のキャンプに必要な水の量は、アクティビティや料理の種類によって違うが、目安としては次の通り。

    ソロキャンプ1泊に必要な水は4~5リットル。そのうち飲み水(必要水分量)は、体重×アクティビティの時間×5ml(暑さが厳しい場合は6~7mlで計算。日本登山医学会データ)。例えば体重60kgの人が3時間トレッキングする場合、60×3×5=900mlが最低限必要。※とくに夏は喉が乾いていなくても、必ず水分補給すること。

    バックパッキングや登山では、1日最低でも2~2.5リットルは用意したい。歩くルートの途中に水を得ることができる店があるか、川など自然の水源があるか、事前に確認しておこう。

    【ステップ3】水を沸騰させて浄化する(すでに浄化されている安全な飲み水は沸騰させなくて良い)

    平地なら100Cで1分間沸騰させて殺菌する。標高2000m以上では3分間沸騰させる。

    平地での沸点は100Cだが、標高が高くなるにつれて低い温度で沸騰してしまうので、長めに沸騰させる必要がある(水の沸点は標高1000m96.8C。標高2000m93.8C。標高3000m90.5C)。

    【ステップ4】沸かした水を保管する

    沸かして殺菌した水は貴重なので、余ったらウォーターボトルなど清潔な保管容器に入れ替えて、料理や飲み水、手洗い用の水などに利用する。

    沸騰させて余った水は、冷ましてから保管容器に入れ替える。

    コロナ禍のキャンプで重要なのは、ウォーターボトルなどの水の保管容器を清潔に保つこと。例えばトイレから出て手を洗う際に、保管容器の蓋やノズルに絶対に触れてはいけない。必ずトイレに行く前に、水をバケツなどに入れ替えて、それで手を洗う。同様に、料理で肉や魚に触れている人は、手を洗う前に保管容器の蓋やノズルに絶対に触れてはいけない。とくに小さな子供のいる家庭では十分に気をつけたい。

    トイレに行く前に、手洗い用の水をバケツなどに入れ替えて、そこで手を洗うこと。トイレから出てすぐにウオォーターボトルや、共同の炊事場の蛇口などに触れてはいけない。とくにコロナ禍のキャンプでは十分に気をつけよう。

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    取材・文/松浦裕子

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