水をかける、灰になるまで待つ、炭になるまで待つ…焚き火の正しい後始末は、どれ? | BE-PAL

水をかける、灰になるまで待つ、炭になるまで待つ…焚き火の正しい後始末は、どれ?

2021.03.21

知ってそうで知らないアウトドア・Q&A
焚き火の消火と後始末

焚き火初心者が、最初に学ばなければならないのが「消火と後始末」。不完全な後始末は火事の原因にもなるので、気をつけたい。

特に、キャンプ中に出た灰や炭の処理は重要課題。そこで今回は、焚き火の消し方についてのクエスチョン。

Question

次の焚き火の消し方で、正しいのはどれ?

1:ある程度、火が落ち着いたら水をかけて消す。

2:燃え尽きて灰になるまで、ひたすら待つ。

3:火が消えて炭になったら土に埋める。

Answer

2:燃え尽きて灰になるまで、ひたすら待つ。

火が消えて、薪が真っ白な灰になるまで燃やし尽くすのが基本。薪の量や鎮火時間を考慮し、焚き火をやめる時間を計算して燃やすことが重要。灰はキャンプ場指定の場所に捨てるか、持ち帰って処理する。

炭や灰は土壌改善に使われることもあるが、多くのキャンパーが同じ場所に放置すれば、炭や灰もゴミと一緒。確実に消火しきれていないと火災の原因にもなる。焚き火マナーとして、キャンプ地に放置することだけは避けたい。

※薪の灰の捨て方は地域によって異なるので、各自治体のホームページで確認を。

薪を燃やしきるコツ

薪を完全に灰にさせるには、時間が必要。薪が燃え尽きるまで、条件が良くて2~3時間はかかる。とくに太い薪を燃やしきるのは至難の技だ。

枝をつぶして燃えやすくする

薪を燃やしきるためには、まず薪の量を調整すること。帰る日に焚き火をする場合は薪の量を減らし、太い薪はなるべく使わない。効率よく燃やすために枝を石などでつぶしたり細く割って、少しずつくべることを心がける。

また、薪が灰に埋まるとなかなか消えない。1晩たっても火種が残っていることもあるので灰に埋もれないよう注意しよう。

燃やし尽くせなかった薪の後始末

時間的に燃やし尽くせなかった薪や炭は「火消し壺」に入れて処理するのが安全。上手に処理すれば、次回のキャンプで再利用できる。

燃えかすを上手に処理すれば再利用できる。

薪火を鎮火させるためには、まず密接している薪と薪を離すことが重要。薪は1本では燃えない。木と木の輻射熱で燃えるので、薪同士を離せば火力が下がる。

薪が炭状になってきたら、さらに火バサミで炭を広げて温度を下げる。ある程度温度が下がったら、燃えかすを火消し壺に入れて蓋をし酸素を遮断。炭は壺の中で酸欠状態になって自然に鎮火する。

燃えかすは火消し壺に入れる。

 

後始末の注意

緊急消火の備えも重要。不足の事態に備えて、水の入ったバケツやスプレー缶タイプの簡易消化器も用意しておきたい。また、焚き火台で燃やしている薪に水をかけて消火すると、高温の蒸気が舞い上がり危険。急な冷却によって焚き火台が変形したり、ドロ状になった灰の処理に手間がかかるので避けたい。

焚き火台に水をかけるのはNG。

取材・文/松浦裕子

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