キャンプで薪が余っちゃった…全部持ち帰る?キャンプ場にプレゼント?正しいのは…!? | BE-PAL

キャンプで薪が余っちゃった…全部持ち帰る?キャンプ場にプレゼント?正しいのは…!?

2021.05.03

知ってそうで知らないアウトドア・Q&A
焚き火の薪が余ったらどうする?

キャンプの楽しみと言えば、焚き火!薪をたくさん準備したけど、大量に余ってしまった……家に保管する場所もない。さあ、そんな時はどうすればいい?

薪を購入、準備する段階から、余った薪をどうするか考えることが大切。

良い薪を準備していたら、なおさらもったいないと思いますよね。余ったら、どうするのが正解!?

Question:焚き火の薪が大量に余ったらどうする?

1:必ず全部持ち帰る

2:キャンプ場に提供する

3:焚き火場所に置いて帰り、別のキャンパーに使ってもらう

4:燃えるゴミとして捨てる

Answer

1:必ず全部持ち帰る

持参した薪は使い切るか必ず持ち帰る。家に保管する場所がない人は、使い切る分だけ用意すること。「薪がもったいないから」という理由だけではない。薪の中には侵入性の昆虫や病気、カビなどに侵されたものも存在。感染した薪が1本でもキャンプ地に放置されれば周囲に感染が広がり、森全体が危険にさらされる可能性があるからだ。

キャンプ人口の多い欧米では、数マイル以上離れた場所で伐採保管された薪の持ち込みを禁止している地域も多い。薪はなるべく移動させず、キャンプ地周辺ので保管されたものを使うというのが欧米の常識だ。焚き火マナーの一つとして頭に入れておきたい。

焚き火の安全ガイド

キャンプを思い存分楽しむためにも、焚き火マナーはしっかり守りたい。以下はキャンプの歴史が長い欧米の「キャンプファイヤー安全ガイドライン」の一部。1~7のステップ(欧米の基本的な『キャンプファイヤー安全ガイドライン』を参考にしたもの)を守って、焚き火を楽しもう。

焚き火はマナーを守ってこそ楽しめる。

【ステップ1:事前に、焚き火の燃焼規制について確認する】

キャンプ場で焚き火をする場合は、焚き火の燃焼規制や禁止事項などを施設に確認すること。焚き火禁止や直火禁止など、キャンプ場によってルールが異なるので必ず確かめてから出かけよう。

キャンプ場でない場所で焚き火をする場合は、各地方自治体の燃焼規制や防火に対する最新情報を入手し従うこと。場所によっては焚き火禁止や届出が必要な地域もあるので注意しよう。

【ステップ2:ファイヤーピット(焚き火をする場所)の安全性を確認する】

ファイヤーピットの周辺を偵察。周囲に炎上しそうな垂れ下がった枝葉や、茂み、張り出した木の枝などがないことを確認する。焚き火台を使う場合は、置く場所が傾斜でないことを確認する。

草の生えた土地で焚き火をする場合は、必ず焚き火台を使おう。

【ステップ3:ファイヤーピットを安全に確保する】

ファイヤーピットの周辺・半径3メートル前後にあるゴミや燃えやすい枯葉などを除去する。テントなど燃えやすいものや、エアゾール缶、バーナーなど引火の危険性のあるものをファイヤーピットから遠ざける。

直火の場合は、火が燃え広がらないようにピットを石などで囲んでかまどを作る。水や土をかけるシャベルを近くに置き、予想よりも火が大きくなって危険を感じた場合は、水や土などで消火する。

直火の場合は草地を避けて、ファイヤーピットを石などで囲む。

【ステップ4:気象条件をチェックする】

焚き火をする前に、必ず天気予報を確認すること。風が強い日、もしくは強風予報が出ている日には焚き火をしてはいけない。

微風の場合は風向きを確認し、火花が付着しそうな可燃物を焚き火から離す。焚き火の途中に風が強まってきたら、速かに焚き火を中止することも重要だ。

雨の日のタープ下での焚き火も厳禁。写真/T.I

 

【ステップ5:適切な着火を行なう】

着火剤を使って薪に火をつける場合、絶対にガソリンを使用してはいけない。揮発性の高いガソリンは一気に燃え上がるので、火傷の原因にもなり非常に危険。キャンプ用品として売られている専用の着火剤を必ず使用すること。液状の着火剤は少なめに薪に塗布し、数分時間がたってから着火する。

*ライターや着火剤などの燃料は、子どもの手の届かないところに保管しよう。

【ステップ6:つねに焚き火を監視する】

焚き火を放置してはいけない。責任のある大人がつねに焚き火を監視し、特に焚き火の周りにいる子供やペットの動きに注意をはらう。就寝時はしっかりと火が消えるまで見守ること。薪火が消えて灰になってもしばらく高温なので、子供が触らないよう注意しよう。

焚き火は誰かがつねに監視すること。

【ステップ7:キャンプの終了時間に合わせて薪き火を燃やし尽くす】

キャンプ終了時には、焚き火の薪が真っ白な灰になるまで燃やし尽くすのが基本。薪の量や鎮火時間を考慮し、焚き火をやめる時間を計算して燃やすことが重要。灰や残った炭はキャンプ場指定の場所に捨てるか、火消し壺に入れて持ち帰り処理する。

使わなかった薪は放置せず、持ち帰って自宅で保管しよう。

焚き火の後始末は、真っ白な灰になるまで燃やし尽くすのが基本。 余った薪は必ず持ち帰って保管。乾燥させて次回のキャンプで使おう。

関連記事:焚き火で火持ちする薪は広葉樹?針葉樹?重いもの?軽いもの?

     水をかける、灰になるまで待つ、炭になるまで待つ…焚き火の正しい後始末は、どれ?

     薪の組み方次第で長持ち度が変わる!?一番、薪が長持ちする組み方はどれ?

取材・文/松浦裕子

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