焚き火できりたんぽを焼こう!キャンプで楽しむ「きりたんぽ鍋」 | 料理・レシピ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.10.09

    焚き火できりたんぽを焼こう!キャンプで楽しむ「きりたんぽ鍋」

    私が書きました!
    フリーライター
    アサノダイスケ
    秋田県在住。幼少期に父に連れられて行ったキャンプでアウトドアに目覚め、妻ともアウトドアがきっかけで知り合い、結婚しました。毎週末、妻とキャンプに出掛ける日々を送っています。目下の目標は「雪山での雪中キャンプ敢行」で、それに向けて着々と準備中です。

    キャンプ飯に「きりたんぽ鍋」はいかが?

    秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」

    寒い季節のキャンプ飯は、体が温まる鍋料理が人気です。鍋で具材を煮込むだけなので、調理はとても簡単。

    そんな鍋料理にもうひと手間、「焚火できりたんぽを焼く」という工程を加えてみませんか?みんなで焚火を囲んできりたんぽを焼けば、とても楽しいですし、鍋に入れると美味しいのでおすすめです。

    「キャンプで美味しい鍋料理が食べたい!」という人に向けて、秋田出身の筆者が「美味しいきりたんぽ鍋」のレシピをご紹介します。

    準備するもの・作り方

    きりたんぽ

    「きりたんぽ」材料

    【2人前】
    ・白米2合(うち1合は、この後紹介する「みそたんぽ」用)
    ・すりこぎ
    ・きりたんぽを巻く棒2本(40~50cm、調理用)
    ・塩水(手水用)

    まずはきりたんぽ鍋の主役、「きりたんぽ」を準備をします。

    きりたんぽを巻く棒は、必ず「調理用」を使用します。「工作用」を調理に使ってはいけませんので、購入時は注意しましょう。

    「3分」くらいの大きさを目安に潰す

    白米2合を、すりこぎで潰します。米が3分くらいになるまで、潰します。すりこぎを水で濡らしておくと、すりこぎに米がくっつきにくくなります。

    厚み1cm程度で、棒に巻き付ける

    米が潰れたら、塩水で手を濡らし、木の棒に米を巻き付けます。厚みは1cm程度で、30cmくらいの長さにします。

    きりたんぽを焼く際の、棒を持つためのスペースを確保しておくようにしましょう。

    米が柔らかいと鍋に入れた時、きりたんぽが崩れてしまうので少し強めに握って固めます。

    鍋の具材

    「鍋」材料

    ・鶏もも肉200g(比内地鶏がおすすめですが、手に入らない場合は若鶏を使用するのがおすすめ)
    ・糸こんにゃく1袋
    ・油揚げ2枚
    ・せり1束
    ・ごぼう(ささがき)1袋
    ・まいたけ1パック
    ★水600ml
    ★みりん200ml
    ★醤油200ml
    ★鶏がらスープ(顆粒)大さじ1
    ★ほんだし(顆粒)大さじ1

    糸こんにゃくをざるに入れ熱湯をかけ、臭みを消す

    糸こんにゃくはざるに入れて熱湯をかけ、臭みを消します。熱湯をかけた後は流水にさらし、熱を取ります。その後、食べやすい長さにカットしましょう。

    油揚げは器に入れ熱湯をかけ、油を抜く

    油揚げも同様に熱湯をかけて油を抜きます。湯を沸かした鍋に入れても良いですが、熱湯をかける方法の方が手間がかからないのでおすすめです。

    油揚げは三角に切る

    油を抜いた油揚げをまな板にのせ、三角に切ります。

    新鮮なせりは、根も鍋に入れる

    せりは全体を水で洗い流し、5cm程度の長さに切ります。

    根が茶色く変色しておらず、白い新鮮なものは、「せり根」として食べられます。シャキシャキして美味しいので、捨てずに具材として使いましょう。

    ごぼうは「ささがき」にする

    ごぼうはあらかじめ「ささがき」になっている物があれば、そのまま使えます。

    自分で「ささがき」にする場合は、沸騰した鍋の湯に数秒くぐらせ、アクを抜いてから使いましょう。

    鍋の具材をジップロックに入れる

    きりたんぽはサランラップを巻き、鍋の具材はジップロックに入れ密封します。

    鶏肉とまいたけは、パックのままキャンプ場へ持って行きます。

    1~1.5Lのペットボトルに、鍋の汁を入れる

    1~1.5Lのペットボトルに、★の材料を全て入れます。このままキャンプ場に持って行きますので、蓋をしっかり締めましょう。

    【おまけ】秋田県民のおやつ「みそたんぽ」

    みそたんぽの味噌の材料

    ・味噌大さじ1.5
    ・みりん大さじ3
    ・砂糖大さじ1

    今回はおまけで、「みそたんぽ」の作り方もご紹介します。あまじょっぱい味噌がとても美味しいので、よければこちらも作ってみてください。

    材料を全て混ぜ、ジップロックに入れます。キャンプ場に着いてから、きりたんぽに味噌を塗って焼きます。

    味噌は焦げやすいので注意

    普通のきりたんぽに比べて、みそたんぽは焦げやすいので注意が必要です。きりたんぽ以上に、焚火から遠ざけてじっくり焼きましょう。

    みそたんぽの食べ方は、そのままかぶりつきます。熱々のたんぽと、味噌の程良いあまじょっぱさがマッチして、とても美味しいです。

    きりたんぽを焼く際には、みそたんぽ作りも挑戦してみてはいかがですか。

    きりたんぽの焼き方・食べ方

    火に近付け過ぎると、きりたんぽが黒くなる

    キャンプ場に着いたら、まずは焚火できりたんぽを焼きましょう。

    焚火は小さな炎が上がる程度の強さに調整し、きりたんぽをあまり火に近付け過ぎないようにします。火に近いと、きりたんぽの表面に黒いススが付き、見た目が良くありません。

    遠火でじっくり、表面に「きつね色」の焦げ目を付けましょう。きりたんぽの全面に焦げ目が付くよう、時々回します。

    鍋にきりたんぽを入れたら、「きりたんぽ鍋」の完成

    きりたんぽを焼くのと同時並行で、鍋に汁と具材を入れて煮込みます。汁が沸騰したら弱火にし、鶏肉に火を通します。

    きりたんぽが焼き上がったら、斜めにカットして、鍋に入れます。きりたんぽに汁が染み込んだら、完成です。

    キャンプのアクティビティーにもなる、「きりたんぽ鍋」を楽しもう

    熱々のきりたんぽ鍋を食べて、体を温めよう

    きりたんぽを口に入れると、染み込んでいた熱々の汁がジュワ~っとあふれ出し、口いっぱいに鍋の旨みが広がります。鶏肉はプリプリと弾力があり、せりはシャキシャキと歯ごたえの良い食感です。

    寒い季節によく合う「きりたんぽ鍋」。焚き火を囲みながら、みんなできりたんぽを焼けば、盛り上がること必至です。

    「キャンプで美味しい鍋料理が食べたい」という人は、ぜひ試してみてください。楽しい・美味しい・温かいの三拍子が揃った「きりたんぽ鍋」、かなりおすすめです。

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