暮らすように旅しよう! 地元の知恵に学ぶ、沖縄再発見の旅。(その1) | 日本の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル - Part 2

日本の旅

2016.03.10

暮らすように旅しよう! 地元の知恵に学ぶ、沖縄再発見の旅。(その1)

天然記念物の
ヤンバルクイナが住む
伊部岳の森を歩く

中根さんのガイドは、土地の知恵に根付いたもの。ただ植物や動物の名前を教えてくれるだけでなく、それがこの土地でどのように活用されてきたのかもしっかりと教えてくれる。

中根さんのガイドは、土地の知恵に根付いたもの。ただ植物や動物の名前を教えてくれるだけでなく、それがこの土地でどのように活用されてきたのかもしっかりと教えてくれる。

翌日はあいにくの雨。案内人の中根さんと相談して、行けるところまで行ってみようという話になった。伊部岳は赤土なので雨の日はとても滑りやすいのだ。伊部岳ツアーは、1回6名限定。これは特別鳥獣保護区に指定されている伊部岳の豊かな自然を守るための仕組みだ。この地域は県知事が認める保全利用協定(※1)を締結している。

大きな葉のクワズイモ。樹液を火で焙ると天然の消毒液になる。

大きな葉のクワズイモ。樹液を火で焙ると天然の消毒液になる。

巨大なゼンマイが生るヒカゲヘゴや、イタジイなど亜熱帯特有の木々がいかにもジャングルな様子だが、この山は安田集落にとっては生活の場だったという。
中根さんが、密生している細い竹を指さしていう。
「このリュウキュウチクは、昔は貴重な財源だったんです。子供達はこれを刈ってから登校するのが日課だったようです」

コモウセンゴケという食虫植物。

コモウセンゴケという食虫植物。

雨になるとよく出てくるオキナワシリケンイモリの姿も。

雨になるとよく出てくるオキナワシリケンイモリの姿も。

ここのオキナワウラジロガシは、その昔首里城の建設に使われ、クスノキは防虫剤作りに利用されていた。山と里は密接に繋がり合っていたのだ。もちろん、食べられる薬草もたくさん生えている。中根さんは、おばあたちからその知恵を学んだ。

人と自然が上手に共生していく。現在ないがしろにされがちな、この当たり前のことが、やんばるの森では、おばあの知恵と共に、いまでも残っている。

やんばるエコツーリズム研究所 中根 忍さん。伊部岳のほか、カヌー体験やマリンクラフト体験など、様々な自然体験プログラムも開催。伊部岳トレッキング1人¥4,000。やんばるエコツーリズム研究所TEL:0980(41)7966

やんばるエコツーリズム研究所 中根 忍さん。伊部岳のほか、カヌー体験やマリンクラフト体験など、様々な自然体験プログラムも開催。伊部岳トレッキング1人¥4,000。やんばるエコツーリズム研究所TEL:0980(41)7966

ヤンバルクイナに会える場所! ヤンバルクイナ生態展示学習施設クイナの森TEL:0980(41)7788

ヤンバルクイナに会える場所! ヤンバルクイナ生態展示学習施設クイナの森TEL:0980(41)7788

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