テントやランタンなど、さまざまな道具が必要なキャンプ。特に料理には食材や調理器具など、いくつもの道具が必要です。出来るだけ少ない荷物で現地に向かうのが理想ですよね。
そんなときは、前日に漬け込むタンドリーチキンはいかがですか。事前に下ごしらえをすることで当日の調理器具が不要になります。当日は焼くだけなので、出来る限り手間を省きたいキャンプにピッタリ。あらかじめ漬け込むことで味もしっかり染み込み、まさに一石二鳥なキャンプ飯です。
今回は、そんな簡単に作れるタンドリーチキンのレシピをご紹介します。
材料
インド発祥の料理であるタンドリーチキン。一見難しそうに見えますが、実は自宅にある調味料を使って簡単に作ることが出来ます。
- 鶏もも肉 2枚
- 塩 適量
- コショウ 適量
調味料
- 無糖ヨーグルト 大さじ3杯
- ケチャップ 大さじ2杯
- カレー粉 大さじ1杯
- にんにくチューブ 3cm
- 生姜チューブ 3cm
作り方
前日準備
1.フォークなどを使い、鶏もも肉の両面に穴を複数開けます。
2.鶏もも肉を食べやすい大きさにカットします。
3.カットした鶏もも肉に塩とコショウを適量かけ、しっかりと揉みこみます。
4.ジップ付き保存袋に全ての調味料を入れて混ぜます。
5.調味料が混ざったら鶏もも肉を加え、ジップ付き保存袋の上から揉みこみます。
6.しっかり空気を抜いて袋を閉じ、冷蔵庫で半日~1日保存します。
ポイント
鶏もも肉は、ムラなく全体にフォークを刺してください。穴を開けておくことで調味料の味が馴染みやすくなります。また、皮目の焼き縮みを防ぎ、反り返らず均一に火が通る効果もありますよ。
また鶏肉は空気に触れると酸化が進んでしまいます。空気を抜き、ぴったりと保存袋を閉じるようにしてください。
キャンプ当日
1.鉄板やフライパンを十分に熱します。
2.漬け込んだタンドリーチキンの皮目を下にして並べ、焼いていきます。
3.こんがりと焼き色がついたらひっくり返し、じっくりと火を通します。生焼けの状態だと食中毒を起こす可能性があるため注意してください。
4.軽く焦げ目がつき、しっかり中まで火が通ったことを確認したら完成です。
ほどよい焼き色とスパイシーな香りで食欲も増進!ほんのり辛いカレー粉とケチャップの甘みがマッチして、まろやかな口当たりに。前日から漬け込んだ鶏もも肉は、ジューシーな味わいに仕上がります。白いご飯やお酒とも抜群の相性です。
使用後の保存袋はそのまま捨てるだけなので、洗い物が少ないのも嬉しいポイントです。
キャンプに最適なスパイス料理
タンドリーチキンは、簡単に作れておいしいだけでなく、キャンプにピッタリの効能が!それぞれの効能を見ていきましょう。
鶏もも肉
鶏肉には、骨や歯の主成分であるカルシウムや、骨を強くするビタミンDなどが豊富に含まれています。中でも注目したいのがたんぱく質。たんぱく質は、爪や髪、筋肉などの形成に欠かせない栄養素です。
また、たんぱく質が不足すると体力や免疫力が低下してしまいます。テントを張ったり、火を起こすなど、体力勝負のキャンプでは積極的に摂取したい食材です。
ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、腸内環境を整えるだけでなく、肉の繊維をほぐす効果があります。事前に鶏もも肉を漬けておくことで、しっとりとした肉質に。オーブンなど、特別な調理器具がないキャンプ場でも、本格的なやわらかい食感を楽しめますよ。
カレー粉
タンドリーチキンの味の決め手となるのがカレー粉。カレー粉には、ターメリックやクミン、オールスパイスなど、10~30種類のスパイスが使われています。
スパイスにはそれぞれ食欲増進や新陳代謝を上げる働きがあります。また、疲労回復の効果もあるため、力仕事の多いキャンプには最適なスパイス料理です。
季節問わず、手に入りやすい食材を使ったタンドリーチキン。ぜひ試してみてください。