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    2020.07.11

    withコロナ下でキャンプを楽しむには?日本オートキャンプ協会が「新ガイドライン」を公表

    619日に、政府は県境をまたぐ移動を解除する方針を発表し、緊急事態宣言を発令する以前と同じ生活様式に変わりつつある。しかし、これで新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)が止まったわけではない。では、これからキャンプを楽しむにはどうすれば良いのだろうか。

    一般社団法人 日本オートキャンプ協会がwith コロナ下におけるキャンプの過ごし方を提唱。キャンプをする人みなさんが講じるべき対策をまとめた。合わせて、キャンプ場側の対策も同時に公表し、両者が協力し合いながら安全に楽しめるように配慮する文書をまとめた。

    以下を参考にして、今後キャンプをするようにしていただきたい。

    キャンパーがオートキャンプを楽しむための対策

    オートキャンプは、自然の中でゆっくりと過ごせる健康的なレジャー(余暇)の一つで、近年はソロキャンプや車中泊などが人気を集めて第二次オートキャンプブームが起きている。

    しかし、キャンプ場においてコロナ感染が起きてしまうと、周りの人への感染だけでなくキャンプ場の休業も余儀なくされてしまい、今後のキャンプへの影響も与えてしまいかねない。そうならないように、キャンプ場での感染を防ぎ、キャンパーもキャンプ場も協力し合うことが大事である、と日本オートキャンプ協会は綴る。

    では、具体的にどのような対策や行動を取るのが望ましいのか。8つを紹介する。なお、施設の規模やキャンパーのスタイル、宿泊人数などによって必ずしも当てはまるわけではないため、「基本的な指針」として心に留めておこう。

    ① 県境をまたぐ移動は、行政や自治体が提示する内容に従う

    コロナの感染者が増えると、県境をまたぐ移動は制限されることが予想される。ただし、感染者が多い地域とそうでない地域に差があり、行政や自治体によって移動制限はまちまちであるため、キャンプをする際は事前にそれぞれが提示する内容を確認し、それに従うようにしよう。

    ② ものの購入は、事前に自宅周辺で済ませておく

    食材や薪・ガスカートリッジなどの消耗品を、キャンプ場がある地域や現地で調達する人は多いだろう。しかし、できるだけ接触を控えることで、コロナの持ち込みや感染者の拡大を抑えることができる。ものの購入は事前に周辺で済ませておき、出発したらそのまま施設へ向かうように心がけよう。

    ③ 出発前には健康状態をチェックする

    出発する前に、風邪の症状があるかどうか確認しよう。たとえば、37.5℃以上の発熱(7月上旬時点)、咽頭痛や咳といった呼吸器症状、倦怠感、息苦しさといった症状がある人は、キャンプへ行かずに自宅待機もしくは病院への相談をするのが望ましい。

    ④ サービスエリアや観光施設などで3密状態を避ける

    密閉・密集・密接を総称した3密は、コロナに感染しやすい条件という。キャンプ場へ向かう途中の場所、たとえばサービスエリアや観光施設などで、そのような状況をできるだけ避けるように心がけよう。

    ⑤ キャンプ場の運営者の指示があれば、それに従って感染防止に協力する

    キャンプ場によって、コロナ対策の考え方や対策は異なる可能性がある。自己流を持ち込まず、施設の運営者が定めた指示があればそれに従い、感染拡大に対して積極的に協力するようにしよう。

    ⑥ 屋内施設での3密状態を避ける

    管理棟や炊事場、トイレといった屋内施設では、キャンパーが集まりやすい時間があり3密状態になる可能性がある。特にチェックインとチェックアウトの時間帯、食事の時間帯、起床した朝頃などが該当するので、その際は屋内ではなく屋外で待機したり、先に利用している人が終わってから利用したりといった対策を行おう。

    ⑦ マスクは必ず持参する。長時間の着用による熱中症リスクに注意する

    「キャンプは人との距離がある程度保たれているので、マスクを着用する必要はない」と考える人もいるかもしれないが、必ずしもコロナに感染しないとは限らない。たとえば、複数人がタープの下で食事をしたり、テントの中でゲームをしたりすることもあり得る。そのような3密状態になりそうな場合は、マスクを着用するようにしよう。

    また、夏場といった暑い場所でマスクを長時間着用すると、高温や多湿によって熱中症になる可能性があるとのこと。子供がいる場合は水分補給を適度に行うなど、熱中症にかからないように注意しよう。

    ⑧ 消毒用アルコールの取り扱いには注意し、車内に保管しない

    消毒用アルコールは引火性が高く、焚き火や調理場所の近くに置いておくと引火する可能性がある。そのため、使い終わったら火から遠ざけ、収納ケースなどに入れるようにしよう。また、消毒直後に子供を火に近づかないように気をつけよう。

    そのほかに、消毒用アルコールをキャンプで忘れないように、クルマの中に保管する人もいるかもしれないが、車内は高温になり、放置すると発火する可能性があるとのこと。くれぐれも車内に保管しないようにしよう。

    以上が主な内容である。

    協会のWEBサイトでは、上記のようなガイドラインやキャンプにおける統計データの掲載のほか、新作情報やキャンプ場の状況といった最新情報をメールマガジンにて配信中(登録料無料、ホームページにて申請)。気になる人はホームページを確認してもらいたい。

    参考資料

    一般社団法人 日本オートキャンプ協会
    https://www.autocamp.or.jp

    協会事務局へのお問い合わせ
    jac@autocamp.or.jp

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