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大定番となったマンパ
1963年初頭、アメリカ・カリフォルニア州バークレーにあった「スキーハット」というアウトドアショップで同僚となった、ボブ・スワンソンとジョージ・マークス。ふたりは意気投合し、自分たちのアイデアを形にするためにショップを辞して、1965年10月、シエラデザインズ(以下シエラ)を立ち上げた。
そして彼らは、最初のか月間で寝袋、テント、バックパック、衣類、小物類など、様々なアイテムを次々に開発していった。その中でもダウン寝袋は好評で、飛ぶように売れた。高度な技術を必要とするダウン寝袋の縫製職人のひとりは、ジョージの母、マリーだったという。

ふたりで始めた会社は、3年後には従業員28人の会社へと順調に成長。そのころ開発されたのが、大定番となった「The Original Mountain Parka(以下マンパ)」だ。
緯糸に58%のコットン、経糸に42%のナイロンを使ったいわゆる「ロクヨンクロス」は、ナイロンより蒸れにくく、コットンより摩擦に強いのが特徴。さらには、雨に濡れるとコットンが膨張して目が詰まるため、適度な防水性も持ち合わせていた。それだけに、当時のアウトドア見本市でも、注目されるアイテムとなった。

シエラは、マンパだけでなく、ダウン寝袋やテントでも素晴らしい製品を作ってきたブランドだ。しかし、1968年に開発されて以降ずーっと作り継がれているロングセラーはマンパだけ。
防水透湿素材で目止めを施した完全防水のジャケットが普及しているいま、なぜマンパ人気が衰えないのか──。
それは、アウトドアでも街でも着こなせる機能性とデザインのバランスの良さといえるだろう。そしてそのバランスを考え出したのが、創業者のボブとジョージだったのだ。

ORIGINAL MOUNTAIN PARKA
¥53,900

これまでは「Made in USA」だったが、今秋から新たに"Made in JAPAN"版マンパとして新登場。もちろんディテールはまったく変わらないのでご安心を。
問い合わせ先/アリガインターナショナル TEL:03(6659)4126
※構成/坂本りえ
(BE-PAL 2026年11月号より)




