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テーマは「夜空に浮かぶ星々の下でコーヒーを」
「山や自然の中でも街と同じようにファッションを楽しみたい」。
2011年のブランド創設以来、そんな思想を貫いてきたand wanderと、「一杯のコーヒーを通じて豊かな時間を届ける」スターバックス。両者の価値観が交差して生まれたのが、今回のコラボレーションコレクションだ。

コレクションコンセプトは「a wander in the stars」。お気に入りのコーヒーを持って街を離れ、緑に囲まれた場所や静かな夜空の下で過ごす。そんな時間が、新しい発見や気づきをもたらしてくれるというメッセージが込められている。忙しい日常の中で少し立ち止まり、自分自身と向き合うきっかけをつくるという考え方は、アウトドアとコーヒーの相性の良さを改めて感じさせる。


コレクションのなかでも象徴的な存在が、「and wander + STARBUCKS ステンレス山専用ボトル」(7200円・税込み以下同)だ。サーモスの「山専用ボトル」をベースに採用したもので、登山環境を想定したコップ付きの保温・保冷ボトル。容量は500ml、重量は約280gと軽量で、グローブを着けたままでも扱いやすいリングや、衝撃を和らげる底カバーも装備している。
展示会でも担当者が繰り返し説明していたのが、この“山専用”という点だった。普段使いももちろん可能だが、実際にフィールドへ持ち出すときにも便利なつくりとなっており、そのうえボディにはおしゃれなコラボ限定のアートワークが全面に施されている。スターバックスとアウトドアの融合を最もわかりやすく体現したアイテムといえる。


もうひとつ注目したいのがアパレル類だ。こちらも星空をモチーフとした「and wander + STARBUCKS ナイロンタフタフーディージャケット」(4万700円)は、撥水加工を施した高密度タフタ素材を採用。軽量ながら耐久性にも優れ、小雨程度なら気にせず着用できる。スターバックスのサイレンロゴとand wander HIKING CLUBのロゴを組み合わせた特別なパッチが配置されている。

襟裏やフード内側、ステッチ部分など随所にリフレクター素材が使われており、暗い場所でライトなどの光が当たると夜空に散る星のように反射する。リフレクターを単なる機能としてではなくデザインとして成立させるあたりは、and wanderらしいアプローチといえるだろう。
カラー展開はネイビーとアイボリーの2色展開。会場では担当者が「本気で山に行こうと思えば使えるけれど、街でも普通に着られる」と説明していたのが印象的だった。実際、ゆったりとしたシルエットと落ち着いたカラーリングは街着としても馴染みやすく、アウトドアブランド特有の“山専用感”が強すぎない。普段使いからハイキングまで自然につながるデザインは、まさにand wanderの真骨頂だ。
バックパックからサコッシュまで展開



バッグ類もコレクションの完成度を高めている。「and wander + STARBUCKS Sil デイパック」(2万2000円)は約18L容量の軽量モデルで、旅行や日帰りハイクはもちろん、高山登山時のアタックザックとしても使える設計。使用しないときは小さく収納できるパッカブル仕様となっており、そのコンパクトさに驚かされた。

同じく「and wander + STARBUCKS Sil サコッシュ」(1万1000円)は、スマートフォンや財布、モバイルバッテリーなどを収納するのにちょうどいいサイズ感。近年はフェスやライブ、旅先での需要も高まっており、アウトドアだけでなく日常生活にも溶け込むアイテムとして人気を集めそうだ。 そのほか、ポケットTシャツ、エアジャージープルオーバー、ジャカードテープキャップ、ウールソックス、バンダナ、ボトルホルダーなどもラインアップ。いずれも機能性とデザイン性を両立しながら、コーヒーと自然を楽しむ時間をテーマに統一した世界観でまとめられている。
コーヒーを飲むために山へ行くのか、それとも山へ行った先でコーヒーを飲みたくなるのか。今回のコラボはそんな境界をあえて曖昧にしている。街と自然、日常と非日常、アウトドアウェアとファッション。その間を軽やかに行き来するand wanderの哲学と、コーヒーを通じた豊かな時間を提案してきたスターバックスの思想が、美しく重なり合ったコレクションといえる。




