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ネマガリダケのタケノコは絶品だ

和名はチシマザサ。学名はSasa kurilensis。稈(かん)の基部が強く湾曲するのでネマガリダケ(根曲竹)とも呼ばれる。高さ1〜3m、径1〜2㎝に達し、枝は節ごとに1本ずつ出る。葉は2〜4枚ずつつき、長楕円形で長さ15〜30㎝、光沢があって無毛。タケノコがおいしいことで知られる。
ネマガリダケの正式名称とは?

ネマガリダケはイネ科の多年生常緑笹で、正しい名前は「チシマザサ」という。
北海道から本州の日本海側の山地に多く育つ。冬期の降雪に押し倒されるために、根元のほうが曲がった形に生長するため「ネマガリ(根曲がり)ダケ」の名がついた。雪解けをまって根ぎわからのびるタケノコは癖のない味で、最高の山菜だ。とりわけ指ほどの太さのものが最高だと思う。
タケノコ採集にクマよけの鈴は必須
ネマガリダケはかなりの山地に育つため、クマとの遭遇事故が毎年のように起こる。地元の慣れた人はだいたいクマよけの鈴をぶら下げている。ホイッスルを持ってときどき仲間に合図するのも効果的だが、近年は特にクマが多いから、一人で山に入るのは避けたほうがいい。
ササとタケの違い。正しくは「タケの葉さらさら」

七夕の歌に、ササの葉さらさらという童謡があるが、ここでいうササは、じつはタケなのだ。
ササとタケは、高さや太さではなく、皮で区別される。
成長すると皮が落ちるのがタケで、ササはいつまでも皮が残る。アサガオ栽培の支柱に利用するメダケも、タケではなくササなのだ。
タケノコのいちばんおいしい料理法

ていねいに皮を除いたネマガリダケのタケノコは、どんな料理にも合うが、じつは皮つきのまま焼いて蒸し焼きにして味噌をつけて食べるのがとてもおいしい。
山形の月山は有名なタケノコの山地で、シーズンになると毎年のように友人が送ってくれる。私がよく行く新潟の山にもネマガリダケは育つのだが、雪の多さでベストシーズンが変わるから地元の友人からの情報がなによりもありがたい。
(BE-PAL 2026年8月号より)




