中山道・馬籠宿〜妻籠宿を女子二人旅!タイムトリップ&食べ歩きハイキングin 岐阜県中津川市〜長野県南木曽町 | 山・ハイキング・クライミング 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

山・ハイキング・クライミング

2026.06.21

中山道・馬籠宿〜妻籠宿を女子二人旅!タイムトリップ&食べ歩きハイキングin 岐阜県中津川市〜長野県南木曽町

中山道・馬籠宿〜妻籠宿を女子二人旅!タイムトリップ&食べ歩きハイキングin 岐阜県中津川市〜長野県南木曽町
中山道は、京と江戸を結ぶ、約530㎞、69の宿場町が置かれた五街道のひとつだ。今回はそのなかで、木曽路エリアにある宿場のうち、もっとも南に位置する馬籠宿に編集・フジコとライター・オーイシが訪れた。
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ノスタルジックな街道に癒やされる

私たちが行ってきました! 編集・フジコ &ライター・オーイシ

キャンプ大好きなアクティブ派フジコと、食べ歩き専門……ではなく、自称文学派オーイシ。双方、夫と子供を置き去りにし、自由な旅路を満喫!

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外国人観光客に大人気の「サムライロード」

フ:「何でこの宿場にしたの?」
オ:「“木曽路はすべて山の中である”って書き出しで有名な島崎藤村の小説『夜明け前』をご存知か? その文豪、藤村先生の出身地だからですよ!」
フ:「アップダウンが少なくて、歩きやすいからじゃなくて?」オ「ソウトモイウ……。いや、最近妻籠宿と馬籠宿をつなぐハイキングコースが、サムライロードとか呼ばれて、外国人観光客に大人気なのよ。しかも、標高が高い馬籠からスタートすると、さらに楽という〜」
フ:「なるほど。街並みも風情あるしね。まずは、ご当地グルメ五平餅で腹ごしらえ♪」
“五平もち”と掲げられた暖簾をくぐると、元気な女将が!

「五平餅はタレが命! そのお店によって味が違うから、食べ比べてみるといいわよ」
 
焼き立てがいちばんなので、ハフハフしながら話を聞く。

フ:「行動食も買っていきましょ」
オ:「お煎餅でしょ、栗きんとんもいいし、アイスも食べたい!」
フ:「それはまだ早いでしょー。ちょっと、もう11時!」
 
食い倒れる前に出発〜!!

木曽路ルートはとにかく楽しい。宿場町を抜け、展望台で自然の絶景を楽しんだあとは、しばし山道が続く。足元にはツクシやタチツボスミレ、ニリンソウが目を楽しませてくれる。ところどころに江戸から続く石畳が残り、集落を抜けることも。
 
古き良き里山の風景は情緒も満点。まさにタイムトリップした気分だ。峠道からは小川が見下ろせ、寄り道すればウォーターフロントで休憩もできたりする。

オ:「峠の茶屋発見〜!」
フ:「外国人で溢れてるね」
オ:「負けてられない(何が!?)、こちらも五平餅一丁!」
フ:「また食べるの!?」
オ:「だって、食べ比べろって、いわれたでしょ!!」
 
馬籠宿一体は醤油がベース(他は味噌が多いそうで)だそうだが、同じ醤油でもこっちのほうがこってりして甘辛い。

フ:「お団子型も食べやすいね」
オ:「百聞は一見にしかずじゃ」
 
クマ鈴をチリチリ鳴らしながらのんびり歩きはじめると、猛スピードで追い越していく外国人に話しかけられた。

「その鈴でクマ呼んでるでしょ」

フ&オ:「オーマイガッッッ!!」
 
こんな交流もみやげ話ということで。ふたつ目の宿場町妻籠は、少し落ち着いた雰囲気。しっぽり蕎麦でも食べようと思ったら定休日続出。ソフトクリームで旅を締めましたとさ。

COURSE TIME
2時間40分

中山道馬籠宿〜妻籠宿 約8km

中山道のうち、長野県塩尻市から岐阜県中津川市までの約80㎞は木曽路と呼ばれ、2016年には日本遺産に認定。その中の江戸から数えて43番目の馬籠〜42番目の妻籠を闊歩。JR中津川駅からバスで移動し、スタート!

木曽路の情報収集はここで! 馬籠観光案内所

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馬籠の中腹にある「馬籠観光案内所」。馬籠宿周辺はもちろん、木曽路の情報をゲットできる。

住所:岐阜県中津川市馬籠4300-1 
電話:0573(69)2336
営業時間:8:30〜17:00(12月〜3月20日9:00〜16:30) ㊡年末年始

9:30
坂の宿場町、馬籠宿からスタート

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江戸から数えて43番目。全長約600mの石畳が敷かれた坂道の宿場町。道の両側には蕎麦屋やカフェ、土産物店が軒を連ね、食指が動く!

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馬籠宿のシンボル水車小屋が撮影スポット

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現在は小水力発電所として機能している。敵の侵入を防ぐため、道を直角に2度曲げた枡形の跡も見ることができる。

熊鈴を借りて、心の安心を図る

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例年クマの目撃情報があるため、馬籠〜妻籠間でクマ除けの鈴が借りられる。どちらの観光案内所でも貸し出し、返却が可能(¥100)。

10:00
五平餅で出発前の腹ごしらえ

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50年、五平餅ひとすじのお店。醤油ベースでゴマが香るスッキリした味わい。1皿2本入り¥500。

フ「まずは腹を満たさねば」
オ「俵型は食べごたえ満点」

かなめや

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住所:岐阜県中津川市馬籠4291 
電話:0573(69)2100
営業時間:10:00〜17:00 
定休日:不定休(12月〜2月の冬季期間は休業)

10:30
店先の屋台で行動食をゲット!

レトロな街並みの中には、食べ歩きできるカロリー高めなスイーツが盛りだくさん。携行可能なものを買い込んで、行動食代わりに!

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カステラ粉を使った生地の中に栗あんと栗が丸ごと入った栗ふく¥350。まん丸な栗型が特徴!

槌馬屋

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住所:岐阜県中津川市馬籠4289 
電話:0573(69)2739
営業時間:9:00〜16:00 
定休日:不定休

ざらめ&特上のり。

店で焼き上げる煎餅は1枚から購入可能。手のひらサイズでボリューム満点。¥160〜。

うさぎや

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住所:岐阜県中津川市馬籠4295 
電話:0573(69)2602
営業時間:9:00〜16:00(12月〜2月(10:00〜)
定休日:年中無休

10:50
馬籠宿の終着点、馬籠陣場上展望台!

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オ「食べ残したものない!?」
フ「歩くまでしばしお預け!」

馬籠宿の最頂部に位置する展望台に到着。目の前に広がるのは、長野県と岐阜県の県境にそびえる恵那山。

宿や村の庶民に法令を徹底させる手段として、高札場が設けられていた。展望台の入り口に正徳元年(1711年)の記録が復元されている。

11:00
妻籠宿に向かい木曽路を闊歩

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展望台を過ぎると、山を分け入るハイキングコースがスタート。各所に道標があるので迷子にならずに済む。

もぐもぐ

現代文明との交差点も多くエスケープもOK

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道中、幹線道路と交わる場所が何か所かあるため、バスに切り替えることも可能。水車小屋が休憩スポットになっている。

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文豪たちが愛した木曽路を実感

"渋皮の剥けし女は見えねども栗のこはめしここの名物"。路肩にある十返舎一九の狂歌碑。松尾芭蕉や正岡子規も旅した。

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フ「馬籠宿のクライマックス」
オ「登りから解放〜!」

県道に出て、岐阜県と長野県の県境を越えると、標高790mの馬籠峠に到着! 昔は中山道の難所だったとか。

本日2度目の五平餅に舌鼓を打つ

くるみの香りが濃厚な甘辛タレ。お団子型が食べやすい。お新香とお茶もセットで¥600。

峠の茶屋

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住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻1646-16 
電話:0573(69)3550
営業時間:10:30〜16:00 
定休日:不定休

12:20
無料の立場茶屋でホッとひと息

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一石栃白木改番所跡の横にある茶屋は、江戸中期の建物。無料の休憩所はセルフでお茶も飲め、外国人で賑わう。囲炉裏端で桧笠をかぶり、ハイチーズ!?

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木曽五木と呼ばれるヒノキ、サワラ、アスナロ、ネズコ、コウヤマキが自生し、名産品になっている。

12:30
樹齢約300年の神居木に癒やされる

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パワーをもらえそう。

突如現われた巨木。サワラの下枝が立ち上がった不思議な枝振りで、神居木と呼ばれている。昔から天狗が腰かけて休む場所と信じられてきた。

13:00
妻籠の名勝、男滝・女滝を望む

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少々ルートをはずれ、川に降りていった先にあるのが、男滝と女滝。男滝のほうは雄大、女滝は繊細なイメージ。どちらも癒やされる。

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涼むのに最適!

マイナスイオンを浴びつつ栗ふくでパワー回復

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男滝の目の前に置かれたベンチで、ひと休み。馬籠宿でゲットした栗ふくを頬ばる。

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お待たせ!

13:30
飛脚も走った妻籠石畳を歩く

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昔と同じ風景とは感慨深い。

道中かつての石畳が残っていて、江戸の風情を感じられる。坂道をつづら折りに連なる石畳は圧巻!

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牛の供養塔、牛頭観音。

14:30
旅のゴールも風情豊かな妻籠宿

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里山の風景を抜けると現われる、妻籠宿。馬籠宿より町屋感が強く、タイムトリップ感が満載。観光案内所でクマ除けの鈴を返却し、桧で作られた完歩証明書(¥300)をゲット。

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山の沢から流れ落ちてきた、澄んだ湧き水。木桶や樽など、あちこちに貯められた水が風流。

14:40
旅の締めは、具沢山おやきと栗ソフト!

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5種類の手作り定番おやき(¥250)と肉まん(¥300)を販売。ふっくらと蒸された、熱々を味わおう!

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わちのや

住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2199
電話:0264(57)2453
営業時間:10:00〜16:30 
定休日:不定休

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築125年超えの民家を改装した甘味処。栗ソフトクリーム(¥400)を食べ、満腹満足。

鈴屋

住所:長野県木曽郡南木曽町吾妻2170-1
電話:0264(57)3891
営業時間:9:30〜17:00 
定休日:金曜


オ「アイスで締めがお決まり!」
フ「冷たくておいしい」

※営業時間は季節などにより変更となる場合があります。

※構成/大石裕美 撮影/花岡 凌 地図/MORISON

(BE-PAL 2026年6月号より)

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