軽キャンピングカー「JINKU」はポップアップルーフがないぶん高い断熱性能と買いやすい価格を実現! | キャンピングカー・車中泊 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

キャンピングカー・車中泊

2026.05.14

軽キャンピングカー「JINKU」はポップアップルーフがないぶん高い断熱性能と買いやすい価格を実現!

軽キャンピングカー「JINKU」はポップアップルーフがないぶん高い断熱性能と買いやすい価格を実現!
キャンピングカーの達人、伴 隆之が注目モデルをご紹介。今回は高い断熱性能にこだわった新コンセプトの軽キャンピングカーをご紹介。
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キャンピングカーの達人、伴 隆之の注目モデルレビュー

軽キャブコンの火付け役が新モデルをリリース!

AZ-MAX「JINKU」。全長×全幅×全高:3390×1470×1990mm。乗車定員:4人。就寝定員:2人。

今回紹介するのは登場したばかりの軽キャブコン「ジンク」です。こちらは「迅速に動けて快適な空間」をコンセプトに製作されたモデル。

製造・販売は2003年に軽トラックをベースに日本で初めての軽キャブコン「ラ・クーン」を誕生させたオートアズマ。キャブコンというジャンルを軽自動車ベースで実現した、まさにエポックメイキングなモデルで、今なお続くロングセラーモデルとなっています。

ロングセラーモデルの「ラ・クーン」シリーズは大型シェルの架装により、普通車8ナンバー登録となる。

そんなラ・クーンはシェルが軽枠(全長3.4m以下・全幅1.48m以下・全高2m以下)には収まらないため、普通車8ナンバー登録となるモデルですが、その後2007年に軽8ナンバー登録の軽キャブコン「ケーアイ」を発表。そして今年、約19年ぶりに新型となる「ジンク」を発売しました。

軽枠に収め、ポップアップルーフを搭載する「ケーアイ」。ルーフテント内に2人就寝可能。

では、さっそく細部を見ていきましょう。

2人旅までと割り切ったことで断熱性と買いやすさを実現

L字リビングはエントランスからの動線も確保され軽トラベースでも移動がしやすい。

ジンクは軽枠に収めたボディながらもケーアイとは大きく異なり、ポップアップルーフを搭載せず2人就寝としています。軽枠に収まるキャブコンの多くはポップアップルーフを搭載するモデルがほとんど。それは、トラックベースのためフロア高が高くなってしまうため室内高に余裕を持たせることができないから。

しかし、オートショップアズマではケーアイのユーザーでもポップアップルーフを開けずに利用しているというという声を多く耳にし、それならばポップアップルーフを搭載しないリーズナブルなモデルを出してみても良いのでは?と考えたそう。

ポップアップルーフがあると室内高に余裕が生まれて開放感が増え、就寝人数も増やせるなどのメリットもありますが、シェルに比べてテント部分のからの冷気の侵入による断熱性の弱さに加え、ポップアップルーフ架装による販売価格が高額になるというデメリットも併せ持っています。

そこで、ジンクは2人就寝と割り切り、断熱にこだわったスタイリッシュなシェルと手に取りやすい価格を目指して作られました。

居住性はキャブコンならではの快適ぶり

長さ1850×幅1400mmのベッドはクッション性も高く寝心地もいい。

実車を目の前にすると、パッと見では軽バンコンのようなスタイル。しかし、バンコンに多い天井だけの断熱ではなくシェル全体と床に20mmの断熱材を使い、さらにアクリル2重窓を採用することで高い断熱性を実現しています。

室内高を見ると、軽バンコンの定番であるエブリイバンの荷室高1240mmやアトレーの同1215mmなどと比べても同等である1230mmを確保。レイアウトの自由度もキャブコンならではで、横向きのセカンドシートと後部のシートによるリビングは開放感もあって採光もしっかりと確保されています。

リビングはL字型ソファによる開放感を持ちつつ足元スペースも広々とし、脱着式テーブルやカウンターが備わっているので食事のときも快適そのもの。身長179cmの筆者でも室内高はバンコンとほぼ同じだと感じました。

ベッドの展開は背もたれと予備マットを通路に置くだけと簡単。ベッド幅も軽バンコンよりも余裕があり、2人旅でもまったく問題ありません。

装備面では上部収納をはじめ収納スペースが豊富で、収納力が高いのもキャブコンならでは。また、エントランス脇には座面と同じ高さのキャビネットがあり、天板部分を跳ね上げるとシンク&蛇口、カセットコンロも搭載。洗面や歯磨き、ちょっとした調理ができる仕様となっています。

エントランス脇にはシューズボックスや小物入れなどを装備。
最後部のシート下にも収納庫を用意。
運転席上部のバンク部も高さはあまりないが容量は十分の収納スペース。
エントランスドアにはシェードも内蔵される。
エントランス脇のキャビネットはカウンターとして使えるほか、ベッドマットが差し込み収納可能。天板を跳ね上げればコンパクトキッチンが内蔵されている。
上部棚にある電子レンジはオプション。
横向きセカンドシート下は電装システムを収める。

軽トラックベースながらも乗車定員4人を確保。軽バンコンよりも断熱にこだわり、価格は386万1000円からと、水まわりなどを装備した本格的な軽バンコンと同程度なのもうれしいところ。エクステリアも個性的で断熱性も抜群な1台です。

問)オートショップアズマ

伴 隆之さん

編集者・ライター

大学卒業後、自動車専門誌の編集者として勤務し、その後独立。1999年から2年ほどカリフォルニアに住んでいたこともあり、アウトドアと旅が趣味。ニュージーランドでのキャンピングカー旅が特に好きで南北計4回ほど走破。現在は旅やキャンピングカーを中心にアウトドアやオートバイなどの誌面や動画を製作。愛車は1967年式イノチェンティ・ランブレッタと日産エルグランドをベースに自身で製作した車中泊カー。他誌にて全国のRVパークを巡り、その魅力を紹介中。

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