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XShelterシリーズは、夏物メインへとシフト

ワークマンで人気の「XShelter」シリーズの「X」とは、暑さと寒さのことです。外の環境からシェルターのように守ってくれるため、もともとは、冬のアイテムがメインだったそうです。
「今年から、夏物をメインにします。これさえあれば、夏を生きのびられるようなものを作りました。昨年の夏、群馬県の伊勢崎で41.8度を記録しました。ただ、この温度は、百葉箱での温度の記録のため、実際には、もっと暑いんです。そこで、45度超え対策のワークウエアも発売します。今回は、初めての試みのため、ワークウエアのみで展開します。」(ワークマン専務取締役 土屋哲雄さん)
東レの先端技術から生まれたワークウエア素材を使用したという「XShelterΩ」です。以前の発表会でその名前は発表されていましたが、実際のウエアがいよいよ登場です。今回は、建築現場などで作業するためのジャケット、シャツ、カーゴパンツという3アイテムが展開されます。今年の夏、最高気温41.8度の更新があれば、一般向けの製品も開発するという話もあるため、来年は、バリエーションが増えている可能性が高そうです。
気温45度の路上を再現したランウェイでのファッションショー

新登場のXShelterΩは、ワークウエアということで、日常的に着用するXShelter暑熱αとβのほか、ファンウエアやペルチェベストなど、豊富なラインアップが、ファッションショーで披露されました。しかも、ランウェイは気温45度の路上を再現するという演出。ということで、客席でも一番前の席は、その暑さが届くため、XShelterを着用してショーを見るという、なかなか見ない光景でのファッションショーとなりました。筆者は3列目の席でしたが、それでも暑さは伝わってくるほどでした。

臨時ニュースで、会場のある地域が、気温45度を観測したという情報のもと、XShelterを着た人たちが、街の中で過ごすイメージが繰り広げられるなど、シーン別アイテムの提案もありました。ファンウエアの場合は、髪がなびくため、涼しそうに見えましたが、他のウエアは、見ているだけではその快適さはわかりません。ショーの後、実際に着用し、暑さや紫外線がどれくらい軽減されるのかを体験してきました。
暑熱とUVカット機能を体験

暑熱体験コーナーとUVカット機能体験コーナーがあり、まずは、すでに強くなっている紫外線に対して、どれくらいの対策ができるのかを体験しました。紫外線チェッカーがついた白いフーディーの上から、UVパーカーを着用しての体験です。紫外線が当たると、紫外線チェッカーが反応し、色が変化します。

頭部分は変化しましたが、UVパーカーで覆われていた部分は、真っ白のままでした。短時間でもUVチェッカーが反応することを考えると、夏の外出は、UVカット対策必須だと、改めて感じました。

続いて、暑熱体験コーナーに。こちらは、新素材を採用した「XShelter暑熱Ω」を着用して、体験しました。気温45度の環境設定の部屋は焼けるような暑さでしたが、着用部分は、それほど暑さを感じませんでした。サーモグラフィの画像では確認しにくかったのですが、ジャケットから出ている頭部分は、かなり暑かったため、体はしっかり「XShelter暑熱Ω」でガードされていたことがわかりました。

初登場の「XShelter暑熱Ω」は、ワークマン史上最高グレードで、東レの最先端技術から生まれたワークウエア向け遮熱と高通気素材を使用しています。また、表面の親水制御型ポリエステルが汗を素早く吸い上げ、特殊構造で水分を拡散する高気化冷却と高速乾を実現しています。さらに、ハイドロモーションという水分を受けて形状が変化するワークマン独自の特殊加工が施されています。

ジャケットの内側を見てみると、違う生地が使われている部分があることがわかります。ここに霧吹きで水をかけてみると、形が変化してきました。

三角形の部分が浮き上がってきて、ジャケットの背中部分に凹凸ができます。これにより、体とウエアの間に空間ができ、風も通ります。気化冷却や透湿度、輻射熱など、最高グレードに加えて、一見わからない部分へのこだわりが詰まっていました。
ただ、あくまでも作業用にデザインされているため、フードがついていません。また、サムホールもありませんでした。サムホールがあると、作業によっては袖が引っ張られて動きが制限されることもあるため、あえてつけていないそうです。ワークウエアは、アウトドアを楽しむときに欲しい機能がたくさんあるため活用できるものかと思いましたが、プロ仕様というのは、細かいこだわりがあるのですね。

アウトドアに出かけるなら、ワークウエアではなく、発表会当日、土屋専務も着用していた「XShelter暑熱α」がおすすめです。対外気-10度という高い気化冷却機能と速乾性で持続的な冷却機能を実現しています。

薄くて、動きやすく、暑さも紫外線もカットしてくれます。しかも、顔もしっかり守ってくれるのです。見た目は、ちょっと不気味かもしれませんが、フロントファスナーがフードの端までついていて、顔をすっぽりと覆います。視界が遮られると思いきや、想像以上に周囲が見えました。このファスナーには、UVチェッカーがついていて、紫外線が届いていることを知らせてくれます。とはいえ、顔をすっぽり覆って歩くには、多少(かなり?)の勇気がいります。その場合、口元あたりまでファスナーをしめ、サングラスをかけるというのもいいのではないかと思います。
XShelter暑熱シリーズのアイテムが増加

XShelter暑熱αは、軽くてべたつきにくく、XShelter暑熱βは、ストレッチがきいた接触冷感という特徴があり、Tシャツなどインナーには、XShelter暑熱βが使われているものなど、それぞれの素材の特徴を生かしたアイテムが展開されています。今シーズンは、帽子や日傘といった小物類も充実しています。また、ビジネスシーンで着用できるスーツや甚平も登場しました。「XShelter暑熱α甚平」は、キャンプやサウナでも活躍してくれそうですよ。
気温25度以上の夏日、30度以上の真夏日、35度以上の猛暑日。そして、今回、気象庁から発表された40度以上の酷暑日。体温を超える気温の日が、当たり前のようにあるなんて、一昔前は考えられませんでした。この暑さを生き抜くために、XShelter暑熱シリーズは、必須アイテムになりそうです。人気シリーズのため、気になる方はお早めに。
ワークマン
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