アウトドアの名品に流れるストーリーを学ぶ! 神ウェアブランド6選 | アウトドアブランド 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

アウトドアブランド

2026.05.19

アウトドアの名品に流れるストーリーを学ぶ! 神ウェアブランド6選

アウトドアの名品に流れるストーリーを学ぶ! 神ウェアブランド6選
BE-PAL4月号「アウトドア界の‟神”ブランド図鑑」より、ウェア編を複数回に分けてお届け! 今回は歴史あるウェア系ブランドの前編だ。
※古い時代の商品を紹介している関係で、一部見づらい写真があります。ご了承ください。
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アウトドア界"神"ブランド大辞典「ウェア編」前編

ハンドメイドで作り続ける伝統のラバーブーツ

1853年(日本は黒船来航で大騒ぎ!)にフランスで創業したエーグル。ブランド名は、創業者の出身国であるアメリカの国鳥EAGLE(鷲)にフランス語を冠したL’AIGLEとした。上質な天然ゴムを使ったラバーブーツは、農家や田舎暮らしの人びとの生活に根差し、瞬く間に国中に広まっていった。一足ずつ丁寧に、環境に配慮した伝統の物作りが今も続いている。

創業 :1853年
問い合わせ先:エーグル カスタマーサービス TEL:0120-810-378

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アメリカ出身の実業家ヒラム・ハッチンソンが創設したラバー工場がブランドの起源。

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フランスのロワール地方にあった工場。上質な天然ゴムでラバーブーツを作り始めた。

IMPERMEABLE(不透湿性)の文字に、傘は不要という素振りの紳士。1930年代。

べニル ラバーブーツ
¥24,200

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エーグルの工場では創業当時から変わらない形で現在も職人たちの手によってブーツが作られている。170年以上、受け継がれてきた伝統の技術だ。

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カナダの険しい山々で生まれる製品の数々

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クライマーだったデイブ・レインと友人のジェレミー・ガードにより設立。’98年、それまでアパレル製造の経験がなかっがゴアテックス搭載のアルファ SV ジャケットを発表。一躍、総合ブランドの地位を築いた。本拠地近くの雄大な自然環境の下、製作陣の熱意と高い技術力で高品質ギアを生み出している。

創業 :1989年
問い合わせ先:アメアスポーツジャパン株式会社 アークテリクス https://arcteryx.jp/pages/help

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ハーネスは、マウンテンバイクのフォームパッドから着想を得たという。

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クライミングハーネス製作から始まった歴史。創業の翌年には熱成形の3Dフォームを使用した画期的なハーネスが誕生した。

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ブランドの大きな転機となったのは、’98年に発売したハードシェル。写真は、ゴアテックス社と協働で生地の検査を行なっているところ。

日本のフライフィッシングの先駆者が生むリアルクロージング

4つのフィッシングベストで産声を上げる。独自の研究開発で、警戒心の強い魚に気付かれにくいカモ柄やウェーディングシューズなどの製品を発表。当初はフィッシングギア中心だったが徐々にアウトドア全般を網羅する総合ブランドに。自然との調和、共生というフライフィッシングの精神をつねに大切に持ち続けている。

創業 :1982年
問い合わせ先:ティムコ TEL:03(5600)0121

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フォックスファイヤーを展開するティムコ社は、日本におけるフライフィッシングのパイオニア。

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最初に制作された4型のフィッシングベストのうちのひとつであるMountain Stream Vestは、日本の渓流のためにデザインされた。

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「着る防虫」’08年、実用的な防虫服のスコーロンシリーズを発表。服に止まった虫が逃げる画期的なウェアは話題となった。

SCアルティメット フーディ
¥20,900

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発売から18年、スコーロンシリーズはアップデートを重ね、主力のウェアに。温暖化でますます需要が広がる。

「背負う」のではなく「着る」ものという発想

創業者のウェイン・グレゴリーは、14歳のときに初めて木製フレームパックを作るほどバックパックには並々ならぬ思いがあった。「背負う」のではなく「着る」という発想のもとに、抜群のフィット感を追求した製品を次々に発表。日本には’86年に上陸、クラシックデイパックが人気を博し、ブランドが知れ渡るきっかけとなった。

創業 :1977年
問い合わせ先:サムソナイト・ジャパン TEL:0800-12-36910

ブランド創業の’77年から’82年にかけて発売された最初のタグが付いたデイパック。デザートラストのカラーは、初期の時代に使われていた。

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グレゴリーの前身となるサンバード社時代に製作したバックパック。パックの外側にフレームを備えている(’70年代はこれが主流)。

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背負い心地を重視し、いち早く女性用モデルの開発に着手。現在グレゴリーの代表モデルであるディバは、’03年に発売を開始したシリーズ。

Carry more=もっと運べる。革新を繰り返し、今年創業80周年

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サイクルバッグの製作からスタートしたカリマーは、今年創業から80周年を迎える。縫製の技術を生かしてバックパックの製作に着手し最初の製品を出したのが’57年だ。以来、ヒマラヤの高山に挑む数々のクライマーを支えてきた。なかでも無段階で背面長を調節できるSAシステムは歴史に残る大きな発明といえる。

創業 :1946年
問い合わせ先:カリマーインターナショナル https://www.karrimor.jp/

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チャールズ&メアリー・パーソンズ夫妻が設立したカリマーは、サイクルショップから歴史が始まる。多機能なサイクルバッグが人気を呼んだ。

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’57年、最初に製作したバックパック。ピナクルと名付けられた一本締めのタイプ。

CougarApex 60+
¥47,000

’83年、背面長を調節できる画期的なSAサイズ調整システム発表。現在のモデルにも搭載されている。

荘厳で深い自然のなかで生まれた丈夫さ

ピーター・アスクルブは学生時代に吹雪の中でゲイターが壊れるという悲運に見舞われた。その経験から自ら作ることを決心する。最初にゲイターを手がけ、バックパック、アパレルへと広げていく。スウェーデンの壮大な自然の中では道具の破損は命取り。丈夫なことは揺るぎないブランドの核心となっている。

創業 :1975年
問い合わせ先:Klättermusen Tokyo Harajuku TEL:03(6805)0519

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創設者のピーター・アスクルブ。大学では林業を学び、登山に熱中した。質の悪い登山道具で手痛い経験をする。

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ゲイターのスケッチ。吹雪の中でゲイターが壊れた経験から自ら作ることを思い立った。

’78年に最初に発売したGranitという80ℓのバックパック。長期遠征にも使えるさまざまな機能を備えているモデルだ。

Ull 30L 
¥59,400

両脇にスキーが装着でき、アバランチギア*の収納を考えたBC用パック。所々パーツに金属を使用し、頑丈さに重きを置く。

*雪崩対策装備のこと。

※構成/須藤ナオミ

(BE-PAL 2026年4月号より)

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