
CONTENTS
キャンプの快適度がグンと上がる!ソロキャン向きのコンパクトテーブル10選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
---|---|---|---|
価格 | |||
YOKA トライポッドテーブル・ソロ | ![]() | ¥11,000 | |
SOTO フィールドホッパー | ![]() | ¥7,150 | |
38explore A38grate set(CB) | ![]() | ¥19,800 | |
ogawa ロールテーブルM | ![]() | ¥17,600 | |
ヘリノックス テーブルワン | ![]() | ¥18,150 | |
モンベル マルチフォールディングテーブル | ![]() | ¥17,600 | |
SOTO フィールドカイト | ![]() | ¥4,895 | |
SOTO トレイルテーブル | ![]() | ¥5,830 | |
TiNY TiNY Table | ![]() | ¥11,000 | |
ロゴス インテグレテーブル | ![]() | ¥8,800 | |
YOKA(ヨカ)/トライポッドテーブル・ソロ
YOKA(ヨカ) トライポッドテーブル・ソロ
天板の片方が丸くなった独特の形状と、名前のとおりの3本脚が特徴の個性的なミニテーブル。脚はパラコードでつながっており、天板の穴に脚を差し込んでから紐を引っ張って固定するというこれまた独自構造。収納時は裏側にピタッと折りたたみでき、40リットルのバックパックやトートバックにも余裕でしまえる。
YOKA史上、最小、最軽量のテーブル。収納性はもちろん、デザインにもこだわったミニテーブル。3本脚でバランスを取っているので、地面が平らでないアウトドア環境にも最適。紐を除けば厚さ18mmと非常に薄く、とてもコンパクトだ。
▼関連記事
SOTO/フィールドホッパー
SOTO フィールドホッパー
数秒で設置可能な革命的ソロテーブルは、2014年発売以来、絶大な人気を誇る。独自構造により、A4サイズの天板を開くだけのワンアクションで4本のスタンドが飛び出す。ちょっとしたスペースがあれば即設置できるので、ソロハイキングでの食事はもちろん、テント内での書き物などにも重宝する。

ソロキャンプを楽しむ人々の間で根強い人気がある、SOTO(ソト)のコンパクトテーブル「フィールドホッパー」。
長きにわたり、ソロキャンパーから愛されているのには理由がある。
今回は、私が長年愛用している黒いフィールドホッパーを通じて、その魅力をお伝えする。なお、通常のカラーはシルバーだが、黒も同じスペックだ。
ソロキャンプや登山などで使いやすいコンパクトテーブルを探している人は、ぜひ参考にしてほしい。
フィールドホッパーの3つの魅力

サイズ|ソロキャンプで使いやすい

フィールドホッパーの魅力は、ソロキャンプで使いやすいサイズである点。
天板はA4サイズで、350mLの缶ビールがちょうど4本並べられるくらいだ。

ソロキャンプ向けの調理器具やランタン、シェラカップなどを置くと、上の写真のような感じになる。
フィールドホッパーひとつでお酒のつまみを調理しつつ、ゆっくりとお酒を楽しむことができる。
最小限の荷物で行うウルトラライトなソロキャンプには、特に向いていると言えるだろう。
組み立てやすさ|シンプルな構造で迷わない

フィールドホッパーは、組み立てやすさも魅力のひとつである。
パーツを取り付けたり、ロックをかけたりするような面倒な工程がない。使用する際は、開くだけで組み立てが完了する。
以下、収納する際の組み立て方を順を追って紹介する。

最初に、フィールドホッパーを真ん中から2つ折りにする。
ロックなどはかからない仕組みになっているため、軽い力で簡単に折れる。
ただし、使用中に持ち上げたい場合は、真ん中から2つ折りになってしまわないよう注意してほしい。

2つ折りにしたら、飛び出ている脚部をスライドさせ、本体の横にくるようにする。
2つ折りと同様に、脚部のスライドも力いらずで簡単にできる。
なお、この際に斜め下方向に力を加えるのがコツだ。こうすることで、スムーズにスライドできる。

最後に、飛び出ている脚部を本体に押し入れれば完了だ。
難しい工程はとくになく、迷わずにサッとしまえるため、片付けに手間取ることはない。

収納袋が付属しているのもうれしいポイントである。
ほかのメーカーでは商品に付属する収納袋のサイズが小さめで、テーブルの収納にひと苦労する場合がある。
その点、フィールドホッパーの収納袋はサイズに余裕があるので、苦労せずに収納できる。
収納袋のサイズは、意外に見逃しがちな大切なポイントである。
収納のしやすさ|ザックに入れやすい

折りたたんだあとは、A4ハーフサイズになって非常にコンパクト。
重量も約395gと軽いため、持ち運び時の負担になりにくいだろう。

折りたたむとフラットになって幅をとらないため、ちょっとしたスペースにも収納できる。
ザック内の空いているスペースに入れられるので、気軽に持ち運べる。
いつでも使えるように、ザックの中に常に忍ばせておくのもおすすめだ。
ソロキャンプや登山にフィールドホッパーを取り入れよう!

フィールドホッパーは、ソロでの使用にちょうど良いサイズだ。
さらに、組み立てやすさと持ち運びやすさも、大きな魅力である。
日ごろから、ソロキャンプや登山などを楽しんでおり、気軽に使えるちょっとしたテーブルがほしいと思っていた人は見逃せない。
この機会にフィールドホッパーを手に入れ、自身のアウトドアライフを充実させてみてはいかがだろうか。
▼参考記事
38explore/A38grate set(CB)
38explore A38grate set(CB)
収納サイズ:全長50cm×全幅17cm×厚さ3cm
高さ:High/約20cm Low/約13cm
重量:1.2kg
ソロキャンプ用のテーブルを探す際、皆さんはどのようなポイントを重視しているだろうか?
様々なサイズ、高さ、素材のテーブルが存在するが、筆者は中でもサイズを重視しており、できるだけコンパクトなものを選ぶようにしている。
今回はそんな筆者がおすすめするソロキャンプ向けのテーブル、38exploreというブランドの「A38grate」をご紹介する。
コンパクトながら、利用シーンによっていくつかのスタイルに変形することができる多機能テーブルだ。ぜひ参考にしてみてほしい。
「A38grate」とは?4つの特徴
「A38grate」はどんなテーブルなのか、特徴を解説していく。
特徴1:コンパクトで持ち運びやすい

「A38grate」の大きな特徴といえば、そのコンパクトさ。
収納時の大きさは横50cm、横17cmで、バッグパックの中に入れることができるサイズ感だ。
バイクや徒歩など荷物が制限されるキャンパーの方には特におすすめ。
また、アルミと木材で作られているため、重量も軽く、片手で持ち運びできるのが嬉しいポイントだ。
特徴2:組み立てが簡単

「A38grate」は、組み立てが簡単なのも特徴の一つだ。
組み立てに使う基本パーツは木製天板、ロストル、脚2本のたった3種類。
ロストルとは、焚き火台などにのせる耐久性の高い網のことで、「A38grate」ではロストルも天板の一部として使う。

木製天板を除いて、ロストルと脚だけで組み立てることもできる。その状態で焚き火の上にセットすれば、ロストル本来の使い方も可能。
組み立ての手順は、以下の通りだ。

まず、木製天板とロストルを重ね合わせる。

そして、重ね合わせた天板とロストルに、両脚をはめ込むだけ。これで完成だ。
キャンプを始めて行う、という方でも迷わず組み立てられるだろう。ちなみに、マルチハンガーの活用法はこのあと紹介する。
特徴3:サイズや高さを変えられる

「A38grate」はロストルと木製天板をずらして固定することにより、テーブルサイズを拡張することが可能である。
机に置きたい物が増えた際、簡単に机上スペースを広げることができるのは、非常に有難い機能だ。

加えて、脚の角度は2段階に調整可能。脚の角度を変えることで、テーブルの高さを変更できる。
ハイモードは、ローチェアと一緒に使うときにちょうどよい高さだ。

ローモードは、ハイモードと比較して7cmほど天板の高さが低くなる。
ローモードにすれば、地べたに座るいわゆる「お座敷スタイル」のキャンプにぴったり合うだろう。
特徴4:機能性を爆上げする付属のマルチハンガー

このテーブルの使い勝手をさらに向上してくれるのが、付属品の2本のマルチハンガーだ。
アルミ製の細いコの字型で、長さはロストルや木製天板よりも少し短くなっている。どのように使うのか、気になるだろう。

マルチハンガーの使い方はいくつかあるが、たとえばロストルの四隅にある穴にマルチハンガーを差し込むことで、ハンガー本来の使い方ができる。
ハンガーによって、机のサイドにシェラカップなどを吊るせるように。

ほかにも、付属の収納袋をマルチハンガーに通してロストルに差し込むことで、テーブル下に収納スペースを作ることも可能だ。
カトラリーやウェットティッシュなど、すぐに取り出したいものを入れておくのに最適だろう。

さらに、コの字のマルチハンガーの一方には輪っかがついており、この輪っかにもう一つのマルチハンガーを引っ掛けて組み合わせれば……。

なんと、小型ランタンフックが誕生する。
小型ランタンフックは、マルチハンガーを差し込む位置によって、テーブル前方またはサイドに設置できる。
ちょうど良い高さから手元を照らしてくれるので、大変便利な機能だ。
あなたのキャンプスタイルに対応する万能テーブル!
以上、今回は38exploreのテーブル「A38grate」をご紹介した。
筆者は、これまでいくつかのキャンプテーブルを購入してきたが、これほど多彩な機能を持ち合わせた、コンパクトなテーブルは見たことがない。
様々なシーンに対応した、まさに痒いところに手が届く商品。また、ウッドテーブルは未塗装のため、ワックスや塗料で自分なりにカスタムして楽しむことができる。
ソロキャンプでのメインテーブルとして、ぜひ検討してみてほしい。
▼参考記事
ogawa/ロールテーブルM
ogawa(オガワ) ロールテーブルM
雨や汚れも気にならない、使い勝手のいいアルミ製天板のロールテーブル。トレンドカラーのブラックのほか、ダークブラウンもあり。
天板下の両サイドにはハンガーが。シェラカップを掛けられて便利!
下側4本の脚を差し替えるだけで、簡単に高さ調整ができる。天板の下にはメッシュポケットもあり。
収納サイズは、20×18×61cm。重量は約3.5kg。コンパクトで持ち運びやすいので、セカンドテーブル用に買い足すのも良い。
▼参考記事
ヘリノックス/テーブルワン
ヘリノックス テーブルワン
サイズ:幅60×奥行き40×高さ39cm
収納サイズ:幅41×奥行き11×高さ11cm
重量:610g
耐荷重(静荷重):50kg
キャンプでは欠かせないアイテムのひとつである、テーブル。
豊富なラインナップがあるテーブルの中で、筆者がおすすめするのはチェアをはじめとした数々のキャンプギアを展開するヘリノックスの代表的なテーブル、「テーブルワン」である。
「テーブルワン」は軽量で組み立てが簡単、そして十分な強度を持つアイテム。一度使ったら手放せない唯一無二のギア「テーブルワン」の魅力を紹介する。
ヘリノックスの「テーブルワン」とは?

ヘリノックスは、軽量なアルミポールを使用したアウトドア用チェア「チェアワン」などの人気モデルを展開するブランド。
そして、今回紹介する「テーブルワン」は、ヘリノックスがラインナップする、網目状のテーブルトップとカップホルダーが印象的なアウトドア用テーブルだ。
軽量でコンパクトな上に、設置までの時間が短時間で済むという、アウトドアでテーブルに求められる機能を極限まで高めたキャンプギアと言える。
どのようなキャンプスタイルにもハマる汎用性もポイントだろう。
「テーブルワン」の魅力4つ
では、「テーブルワン」の魅力を深堀りしていく。
(1)軽くて持ち運びが楽

テーブルと言えば、「車でないと運べない」「折りたたんでも大きいサイズ感」という印象がある方も多いだろう。
そのような印象から、「キャンプには必須だけど使うにはちょっと億劫になるアイテム」がテーブルだと思う。
しかし、「テーブルワン」は本当にテーブルになるのか、疑ってしまうほどの軽さとサイズ感。本体重量610g、収納時のサイズは幅41×奥行き11×高さ11cmとなるため、バックパックに入れて楽に持ち運べる。
我が家にはいくつかキャンプ用テーブルがあるが、一番活躍しているのがこの「テーブルワン」だ。
(2)組み立てが簡単

「テーブルワン」は、天板にあたるテーブルトップ、メインのポール、テーブルトップにテンションをかける2本のポール、という4つの部品で構成されている。
ポールの中にはショックコードが入っているので、ポールは広げるだけで組み上げることができる。それぞれのポールを繋げてテーブルトップを引っ掛ければ、あっという間に設営完了だ。
初めて組み立てたときでも、筆者は5分とかからなかった。手慣れた今なら、その半分以下の時間で組み立てられる。
もちろん撤収もあっという間。設営も撤収も力がほとんど必要ないので、女性やお子さんでも扱いやすいのは魅力だろう。
(3)耐荷重50kgの安心設計

本体重量が610gの「テーブルワン」。
キャンプ用テーブルの中では非常に軽いモデルのため、重たいものが置けないのではないか、と思ってしまうが、その点は心配無用。耐荷重はなんと、50kg。
テーブルいっぱいに料理を並べたり、小さくて重たい電子機器を置いたりしても、耐荷重以下であればポールが折れたり、テーブルトップが破れたりすることはない。
(4)軽量チェア「チェアゼロ」との組み合わせが最高!
「テーブルワン」のサイズは、幅60×奥行き40cmで、1人~2人の使用に向いているサイズ感となっている。
同ブランドの軽量チェア「チェアゼロ」と組み合わせれば非常にコンパクトなキャンプが楽しめるため、あわせて使用することで快適な時間を過ごせる。カラーをそろえれば、キャンプサイトでの見た目にも十分こだわることができる。
「テーブルワン」で気軽に楽しいキャンプを!

ヘリノックスの「テーブルワン」は軽量でコンパクト、それでいて優れた耐荷重や、設置撤収のしやすさといった、テーブルに必要な機能が凝縮されたアイテムだ。
テーブルを使うのが初めての人にも、これからもっと気軽で快適なキャンプを楽しみたい人にもおすすめできる「テーブルワン」。
キャンプに欠かせない相棒として、ぜひ「テーブルワン」と一緒にキャンプに出かけてみてはいかがだろうか。
▼参考記事
モンベル/マルチフォールディングテーブル
モンベル マルチフォールディングテーブル
サイズ:幅71×高さ39/54/67×奥行き70cm
収納サイズ:高さ11×幅17×奥行き70cm
重量:2.71kg(本体)

天板の高さをハイとロー、さらに低いザの3段階にセットできる便利なテーブル。木目調の天板はリバーシブルで、濃淡の2色を使い分けられる。
撮影/森本真哉
▼参考記事
SOTO/フィールドカイト
SOTO(ソト) フィールドカイト
開いて脚を天板に掛けるだけで、瞬時にがっちり安定! 使いやすさを追求した登山用テーブル。重量は約300g。名作「フィールドホッパー」のDNAを継承した2024年の最新モデル。

開いて脚を天板に掛けるだけで、瞬時にがっちり安定する。使いやすさを追求した登山用テーブル。重量は約300g。

▼参考記事
SOTO/トレイルテーブル
SOTO トレイルテーブル
サイズ:幅17.7×高さ8×奥行き13cm
収納時サイズ:幅5.5×高さ8.6×奥行き13cm
重量:135g
耐荷重:2kg

昨年発売された小型ストーブ、SOTO/トライトレイル用に設計されたミニテーブル。CB缶の上のデッドスペースを有効活用できる。

折りたたんだ状態で、トライトレイルをカチッと収納できる。
撮影/森本真哉
▼参考記事
TiNY/TiNY Table
TiNY(タイニー) テーブル
小さく運べるソロ用テーブル。脚はチタン、天板はアルミかカーボンから選べる。写真のアルミ+カーボン仕様の重量はわずか89g。天板のサイズは190×170㎜。

サイズ感を見直すところから生まれた革新的なULソロテーブル
2枚の天板と4分割された脚を組み立てて使うソロテーブル「TiNY Table(タイニー・テーブル)」の魅力は、なんといってもその軽さだ。最軽量モデルの重量はなんと78g。これはカーボン製の天板2枚を組み合わせた場合の重量だ。天板は、ほかにアルミ製もあり、今回使ったカーボン&アルミ仕様は89g、アルミ2枚でも100gと、金属系のULソロテーブルとしては極めて軽量に作られている。

軽さの秘密は、折りたたみ式ではなく、組み立て式を採用することで、ヒンジなどの構造物を排除したところにありそうだ。さらに、すべてのパーツが板状の材料をカットして作られているため、収納時には厚さわずか4mmにまとめられる。収納サイズは、長さ175×幅95×厚さ4mm。普通サイズのメスティンの上に重ねてピタリと収納できるほどコンパクトになる。

慣れれば簡単。組み立て後は強度もしっかり
では、タイニー・テーブルを組み立ててみよう。パーツは、天板2枚、脚4枚。ポイントは、脚の4枚のうち1枚だけの形状が異なること。同じ形状の3枚を先に組み立て、最後にもう1枚を回転させるように差し込むだけ。4本の脚を組み合わせることで高い強度が生まれ、上から手で押しても“フニャ”っとなることもない、かなりしっかりとした印象だ。


次に天板を1枚ずつセットする。脚の上部をよく見ると、小さなツメのようなものが1脚に2個ある。天板にも同じ間隔で小さな穴があり、その穴にツメをはめると天板がカチッと収まる仕掛け。取り付ける前に、天板にある4個の穴を脚の中央方向に向けて脚の上に置いてみると、構造がわかると思う。天板をただ載せるだけでなく、ツメの形状で、しっかりと天板をつかむようにデザインされているので、テーブルを持ち上げたときに簡単にバラバラになるような不便さはない。組み立てた状態での耐荷重は5kgまで。

また、天板にある4個の穴の前にツメを入れるか、後ろにツメを入れるかで、テーブルの大きさを変えることもできる。一番小さな状態で190×170mm。片側の天板だけを後方にずらすと205×170mm、さらに一番広げた状態では210×170mmになる。


箸の置き場にも困らない
片側の天板にアルコールストーブを置き、もう一方にカップや行動食を置くような用途には丁度良いサイズ感だ。ガスカートリッジ式のストーブを地面に置く場合には2枚の天板をフルに使えるので、食事をするにも十分なスペースとなる。また、気が利いているのが、天板に入っている4つのスリットだ。単なるデザインか、軽量化か、と思いきや、ここにカトラリーや箸を入れるためのものなんだとか。カトラリーや箸に必要以上のスペースを取られず、しかも地面に落とす心配もないのがうれしい。ただし、3連の穴には、カトラリーの柄の幅が15mm以上あるものは入らないので注意。

分解するときは、組み立ての逆の順番で。最初はちょっとコツがいるが、慣れてしまえば、組み立ても分解も簡単。しかも、折りたたんで収納する際に、脚同士がピタッと組み合わせられるよう、脚の形状がデザインされている。デザイナーの小さなこだわりが、そこかしこに隠されていて、使ってみると「なるほど」とうならせられる。

デザイナーはサイクリスト
タイニー・テーブルは、自転車ブランド「Pep cycles(ペップサイクルズ)」の代表でありデザイナーの海老根拓さんがデザインした。海老根さんは、学生時代にグラフィックデザインを学び、その後、メッセンジャー、自転車販売店、自転車メーカーなどの勤務を経て、自らのブランドを立ち上げた。
1本のフレームで、グラベルバイクにもアーバンクルーザーにも、マウンテンバイクのようにも組み立てられる多様性のあるフレームが好評を博している。コロナ禍の影響で、世界的に自転車生産ラインが不安定になり、生産が滞った時期に一念発起して、ソロキャンプギアブランド「タイニー」を立ち上げた。軽量コンパクトなものを得意とし、これまでにアルコールストーブ用のチタン製トリベット(五徳)などを販売している。
海老根さんは、本誌2023年4月号にもULスタイルでキャンプツーリングの記事に登場してくれた。海老根さん愛用のギアもチェックしてみよう。

開発の狙いを聞いてみた
海老根さんに、開発の意図を聞いてみた。
「ソロ用として出回っているテーブルの多くは天板のサイズがA4サイズを基本とした物が多い印象です。本来は食事や飲み物、火器が載せられれば十分なのに、A4サイズだと正直大きすぎると感じていました。当然、収納サイズも大きくなりますよね。ならば、ソロ用として最低限の大きさを確保しつつ小さく運べるテーブルを作ろうと考えました。いろいろなテーブルを使ってみて、不満だったところを解消して、自分がいつも持ち歩ける使いやすいデザインを追求しました」

自転車ならば、フレームバッグやフロントバッグの隙間にサッと収納でき、ハイカーのバックパックでもアウターのポケットに余裕で入れられる。そして、100g以下という軽さが、人力移動における負担をおさえてくれる。一度使うと手放せなくなる逸品だ。

▼参考記事
ロゴス/インテグレテーブル
ロゴス インテグレテーブル
サイズ:(約)幅64.5×高さ40×奥行き48cm
収納サイズ:幅42×高さ12×奥行き12cm
重量:約1.8kg
天板から脚を完全に取りはずすことなく、組み立て、折りたたみができる。天板、脚ともにアルミ製で、約1.8kgと軽い。

収納袋は被せるだけ。収納サイズは、幅42×高さ12×奥行き12cm。
撮影/森本真哉
▼参考記事
キャンプがより楽しく!ファミキャン向きのコンパクトテーブル5選
モンベル/マルチ フォールディング テーブル ワイド
mont-bell (モンベル) マルチ フォールディング テーブル ワイド
独自のハイローザシステムにより、チェアの高さや使用シーンに合わせて高さはハイスタイルからお座敷スタイルまで3段階に調節できます。耐水&耐候性に優れた天板は、リバーシブルで2種類の風合いを楽しめる。

簡単な操作で高さを3段階に調整できる。天板のサイズは112.5×70cmと広々。木目調の天板は濃淡の異なるリバーシブル仕様。

高さは39・54・67cmにセット可能。上の画像は67cm、下の画像は39cm。
▼参考記事
ogawa/3ハイ&ローテーブルⅣ
ogawa 3ハイ&ローテーブルIV
サイズ:幅90×高さ34/50/57.5×奥行き70cm
収納サイズ:73×48×15cm
重量:約5kg

天板の高さを34cm、50cm、57.5cmの3段階に調整できる人気のテーブル。高さとサイズを見直すことで、より使いやすくなって新登場。

肩にかけて運べる収納袋付き。色合いもいい感じ。
撮影/森本真哉
▼参考記事
スノーピーク/ワンアクションローテーブル Light Bamboo
スノーピーク ワンアクションローテーブル Light Bamboo
サイズ:幅84.6×高さ40×奥行き49.6cm
重量:4kg
明るい色で趣のある竹の集成材を使ったテーブル。構造はシンプルで、二つ折りされた天板を開くと、それに連動して脚も開く。
撮影/森本真哉
▼参考記事
ヘリノックス/テーブルフォー Home
ヘリノックス テーブルフォー HOME
サイズ:幅120.5×奥行き70×高さ70cm
収納時サイズ:幅23cm×奥行き73cm×高さ11cm
重量:4776g(本体)
耐荷重:50kg
リサイクルポリエステル製のソフトな天板が、独特の風合いを演出。脚を折りたたみ、シート状の天板をクルッと丸めて収納。

本体と同じポリエステル製の収納袋も付属する。
撮影/森本真哉
▼参考記事
バイヤー/パンジーン ロールトップテーブル
バイヤー パンジーン ロールトップテーブル
サイズ:幅106.6×高さ70×奥行き71cm
重量:約12kg
ホワイトアッシュ木材をオイルフィニッシュした天然素材ならではの温かみのある風合いで、テントサイトの雰囲気を一変する。
撮影/森本真哉
▼参考記事
多用途で充実したキャンプを!耐熱性にも優れたコンパクトテーブル6選
TOKYO CRAFTS/MFT マルチフレームテーブル
TOKYO CRAFTS MFT マルチフレームテーブル
素材:(フレーム)アルミニウム、ステンレス、樹脂(天板)ステンレス
サイズ:フレームを閉じた状態;W83 x D6 x H52cm/73cm/フレームを1段階開いた状態;W83 x D26 x H48cm/69cm
収納サイズ:W93 x D30 x H5.5cm
総重量:約4.1kg
※付属する天板は2枚。バーナーなどは付属しません。
TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト)から、カタチを切り替えることで、ひとりでも大勢でも、幅広いシーンで使える多用途テーブル「MFT マルチフレームテーブル」が登場している。
キッチンテーブル、サイドテーブル、ハンガーと、3wayで使えるこの「MFT マルチフレームテーブル」は、脚の高さも2段階に切り替えられ、フレームの角度も調整可能。誰でも簡単に扱える手軽さも魅力だ。
3wayで使える多用途テーブル
「MFT マルチフレームテーブル」の3wayの使い方を具体的に紹介する。
1.キッチンテーブルとして使用する場合

フレームの角度を開き、付属の2枚のステンレスパネルを併用して、バーナーを設置すれば、広々とした調理スペースを確保することができる。
フレームの角度を調整してバーナーを2つ設置することもでき、高さをハイタイプに調整すれば立ったまま調理もOK。


2.サイドテーブルとして使用する場合

付属のステンレス天板を上部にピッタリと設置することで、サイドテーブルとして使用可能。
高さを下げることで、食事や作業スペースとしても活躍。また、ハイタイプに高さを上げれば、シェルフ台として調理器具や、キャンプギアを置いておくのにも便利だ。

3.ハンガーとして使用する場合

天板を外してフレーム上部を閉じればハンガーに早変わり。
小物をサイドに、長物をセンターに掛けることができる。
脚を伸ばしてハイタイプとして使用すれば、縦に長さがある物も引っかけるられる。タオルを乾かす、といった使い方もOK。

ポイントは計算されたデザイン性と機能性
「MFT マルチフレームテーブル」は、見た目の美しさだけでなく、素材選びや機能面も追求。軽量ながら、強度の高いアルミフレームが採用されていて、耐荷重は約20kg、軽量性と耐久性の両方が備わっている。
フレームはショックコードで繋がっているので設営・撤収の手間と時間を大幅にカット。天板のステンレスパネルはサビに強く耐熱性があり、フレームの角度、高さもボタンを押すだけと、シンプルで扱いやすい設計となっている。


折りたたみ式でコンパクトに収納できるので、運搬や保管にも便利。専用の収納ケースも付属し、持ち運びもスムーズだ。
人数や使い方の変化に柔軟に対応できるので、余分なギアを減らすことも可能。素材から使用方法まで徹底的に考え抜かれた設計だ。
▼参考記事
ZULUGEAR/Mini-T
ZULUGEAR Mini-T
サイズ:幅37×奥行き14×高さ14cm
収納サイズ:幅37×奥行き14cm
重量:1.2kg
耐荷重:20kg

下にシングルバーナーを置けばゴトクのように使えるユニークデザイン。焚き火の上に置けば直火料理も可能。コンパクトながら耐荷重20kgでダッチオーブンもへっちゃら。幾何学模様の天板が軽量化にもつながっている。
撮影/山本智
▼参考記事
VASTLAND/コンパクトアルミバーナーテーブル
VASTLAND コンパクトアルミバーナーテーブル
材質:本体;アルミニウム、収納袋;ポリエステル
サイズ:使用時;(約)幅69.5cm×奥行40cm×高さ38cm/97.5cm
収納サイズ:(約)幅43cm×奥行15cm×高さ15cm
重量:約2.3kg (収納袋含む)
静止耐荷重:テーブル使用時;30kg、バーナー(他社製品など)使用時;7kg、ランタンポール;フック吊り下げ時;500g
VASTLANDから、ローテーブルとしてだけでなく、フラットバーナーを取り付けると調理テーブルとしても使える「コンパクトアルミテーブル」が登場している。
この「コンパクトアルミテーブル」はIGT規格対応で、横揺れ軽減構造を採用するなどの調理しやすい工夫がされている上、軽量コンパクトなので持ち運びも簡単。キャンプでの調理の幅が広がりそうだ。
VASTLANDの新作「コンパクトアルミテーブル」の機能をチェック!

発売しているのは、「キャンプアクティビティを通じて、広がる幸せ」をブランドミッションとしている、キャンプギアブランド「VASTLAND(ヴァストランド)」。
では、この「コンパクトアルミテーブル」のポイントをチェックしてみよう。
(1) 調理も食卓も、これ1つで完結
バーナーを装着しても天板とバーナーまでがフラットで、鍋を持ち上げるなどの動作がしやすいように設計されている。
バーナー横には物が置けるスペースも確保。調理しながら調味料や具材が手に取りやすく、食事と調理を同時に行うこともできる。
天板をすべて装着すれば、通常のテーブルとしての使用もOK。

(2) 横揺れ軽減構造で、調理しやすい
テーブルに筋交バーとサイドパネルの両方が装着されていて、横揺れを軽減。
サイドパネルには2種類の穴が開いていて、フックなどを取り付ければ、小物用のハンガーとして使用可能だ。

(3) 調理に適したテーブル仕様
テーブル天板は耐熱仕様。
ランタンポールも付いていて、暗い場所で作業するときに手元を照らすことが可能。ランタンの灯りで、料理がよりおいしく見えることも期待できる。

(4) フラットで見た目スッキリ
テーブルにフラットバーナーを組み込めるので、バーナーのでっぱりがなくなり、スッキリ!
用途に合わせて、自分なりにカスタムできる楽しさも魅力だ。
(5)軽量コンパクト設計
本体の重さは約2.3kg。収納時のサイズは幅約43cm、奥行・高さは約15cmと、持ち運びしやすいコンパクトサイズ。
ソロキャンプなど荷物を減らしたい人にはとても便利。
収納袋はテーブルに装着できるので、小物入れとしても活躍しそう。


これから、アウトドアがますます楽しめる季節となるが、肌寒くなる日のことも考えると暖かい食べ物や飲み物が作れるバーナー付きで、気軽に持ち運べるテーブルはうれしい。
特にソロキャンプなどの少人数キャンプを楽しみ人はぜひ、持っておきたいテーブルだ。
▼参考記事
DCM/ハーフメッシュテーブル
DCM ハーフメッシュテーブル
サイズ:(約)幅47cm×奥行30cm×高さ18.5cm
収納サイズ:(約)幅30cm×奥行24.5cm×高さ4.5cm
重量:約1kg
私が選びました
ライター 風間 拓

天板の半分がメッシュだから、熱いスキレットやオーブンなどを直接置くことができる。重さは1kgと軽量で折りたたんでコンパクトに持ち運べるのも◎。
▼参考記事
シルバンワークス/ソローテーブル
シルバンワークス ソローテーブル
サイズ:幅28.8×高さ10.15×奥行き20.55cm
収納サイズ:幅28.8×高さ10.4×厚さ4.5cm
重量:218g
日本の老舗自転車ペダルメーカーが作る、わずか218gの小型テーブル。

撮影/森本真哉
▼参考記事
コールマン/インフィニティテーブル
コールマン インフィニティテーブル
サイズ:約55×35×25(h)cm
収納時サイズ:約55×35×3(h)cm
重量:約2.3kg
耐荷重:約30kg
熱やサビに強く、汚れてもサッと洗えるステンレス製のサイドテーブル。脚は、折りたたんで本体の裏側に格納できる。2025年の新製品。
撮影/森本真哉
▼参考記事
BBQや焚火をする際に活躍するコンパクトテーブル7選
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 |
---|---|---|---|
価格 | |||
スノーピーク ジカロテーブル | ![]() | ¥42,240 | |
コールマン 3ウェイ バーベキューテーブルセット | ![]() | ¥13,970 | |
ユニフレーム 焚き火テーブル | ![]() | ¥7,920 | |
Onway イージーハイテーブル | ![]() | ¥16,500 | |
ベルモント Fireサイドテーブル | ![]() | ¥7,700 | |
ハイランダー ウッドキッチンテーブル2 | ![]() | ¥13,980 | |
ロゴス アイアンカスタムラックテーブル | ![]() | ¥4,840 | |
スノーピーク/ジカロテーブル
スノーピーク ジカロテーブル
サイズ:112×40×112cm(焚火台Lセット時)
収納サイズ:幅74.5×高さ40×17cm
重量:10.5kg
焚き火台などを囲んで団らんを楽しむための可変式テーブル。天板が4分割されていて、様々な組み合わせができる。


天板の向きを変えたり、別売りのマルチファンクションテーブルを連結することもできる。

脚をはずして付属の袋に収納。

撮影/森本真哉
▼参考記事
コールマン/3ウェイ バーベキューテーブルセット
コールマン 3ウェイ バーベキューテーブルセット
サイズ:約121x58x 39/69(h)cm
収納サイズ:約61x58x6.5(h)cm
重量:約8.4kg
耐荷重:約30kg
天板の一部をはずせる新型テーブル。テーブルをはずしたスペースには、コールマンのBBQグリルが収まる。はずした天板は、脚を出してミニテーブルに。

天板の一部をはずした状態。コの字型の中にBBQグリルを入れて使える。

テーブルの高さは、ハイ(69cm)とロー(39cm)の2段階にセットできる。
撮影/森本真哉
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ユニフレーム/焚き火テーブル
UNIFLAME(ユニフレーム) 焚き火テーブル
頑丈で熱にも強く、焚き火を囲むチェアのサイドテーブルとして使うのに最適な高さ。複数台つなげればリビングやダイニング用のテーブルにも。汚れたら丸ごと水洗いもできる。

天板は焚き火のそばに置いても焦げることのないステンレス製で傷が目立たない特殊エンボス加工を施している。広げた脚を金具で挟むように固定するだけでいいイージー組み立てなのに分散耐荷重は50kg。熱いダッチオーブンをそのまま載せられるタフさをもつ。20年以上愛され続けているのも納得だ。使用サイズ55×35×H37cm、重量2.3kg。

単独で使うほか、複数台を並べて大テーブルとしてもよくソロ、ファミキャン、ソログルなど幅広いスタイルに対応。
▼参考記事
Onway/イージーハイテーブル
Onway(オンウェー) イージーハイテーブル
天板が2段式になったテーブル。上段の高さは86cmと、立って料理をするのにぴったり。下段には、調理器具や食材などを置ける。
多用途に使える軽量でコンパクトな2段テーブル。アウトドアシーンでの調理テーブルとしてだけでなく、日常の収納棚に使ってもOK。独自の開閉システムで収納も簡単だ。
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ベルモント/Fireサイドテーブル
ベルモント Fireサイドテーブル
サイズ:High/幅44×奥行き29×高さ31cm Low/ 幅44×奥行き29×高さ24cm
収納サイズ:幅46.3×奥行き29×高さ3cm
重量:1.5kg
耐荷重:約10kg

私が紹介します
アポリト・バイヤー
下村泰夫さん

ステンレス天板に透かし模様が施され、フレーム部分に竹をあしらうなど洒落たデザイン。高さが2段階調整でき、2台あれば横に連結もできる。もちろん、熱い鍋もお任せあれ!
「焚き火台、TOKOBIとHIGATAMIに合わせた高さ設計なので、一緒に使うとさらにスマート。ハンギングバーも◎。」

高さは24cmと31cmに調整可能。天板裏のツメに脚を差し込む。

脚を取りはずして天板の裏に収納可能。薄くコンパクトに持ち運べる。
撮影/小倉雄一郎
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ハイランダー/ウッドキッチンテーブル2
ハイランダー ウッドキッチンテーブル2
サイズ:(約)幅148×高さ78×奥行き50cm
収納サイズ:(約)幅92×高さ18×奥行き20cm
重量:約8.7kg
耐荷重:テーブル・バーナースタンド 各約30kg
ブナ材を使用した雰囲気のあるキッチンテーブル。天板の横には、幅58cmまでのツーバーナーなどを置けるバーナースタンドもあり。
撮影/森本真哉
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ロゴス/アイアンカスタムラックテーブル
ロゴス アイアンカスタムラックテーブル
サイズ:[ラック時](約)幅35×高さ37×奥行き17cm、[テーブル時](約)幅33.5×高さ19.5×奥行き33cm
収納サイズ:(約)縦28×横38×厚さ5cm
重量:約1.6kg
耐荷重:[ラック時]約5kg、[テーブル時]約15kg

3枚の天板の載せ方で、3段ラックにもサブテーブルにもなる便利な新製品。スチール製の耐熱天板は、熱いものを置いてもOK。
撮影/森本真哉
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