
日差しの強いなかで行う夏の釣りで気を付けなければならないのが服装です。
今回は夏の釣りに適した服装やおすすめアイテムを解説します。
CONTENTS
釣りの服装は夏どうすべきか
夏の釣りはズバリ日差しと気温との戦いといっても過言ではありません。
できるだけ肌の露出を抑えながらも涼しく過ごせる服装選びがキモになります。
釣りをする時の服装 夏基本編
帽子

夏の釣りで使用する帽子選びにおいて、重視する点のひとつには通気性が挙げられます。
頭部を覆う箇所(パネル部)がメッシュでできているものは通気性が良くおすすめです。
さらに、パネル部にゴアテックスなどの透湿素材を使用した帽子であれば、多少の雨にも対応できます。通気性もあるため、降水確率があるもののまだ雨が降っていない日や、レインウェアを着づらい暑い日でも快適に釣りが楽しめます。
仕掛けやルアーを投げるキャスティングを伴う釣りであれば、すっきりしたツバのベースボールキャップタイプがおすすめです。
偏光サングラス

釣り人にとって夏は太陽から降り注ぐ日差しだけでなく、水面からの照り返しも強いため偏光サングラスの着用をおすすめします。
実は夏の釣りでは偏光サングラスで釣果に影響が出やすい季節でもあります。
偏光サングラスは水面からの不要な照り返しを効果的にシャットアウトし、地形や魚影などの重要な情報を釣り人に届けてくれます。
特に魚影を確認しやすい渓流釣りや、水の中の石の状態が釣果に大きな影響を与える鮎釣りでは偏光サングラスにはこだわったほうがよいでしょう。
機能的なシャツ

腰をいれて夏の釣りに臨むのであればシャツの機能性も見逃せないポイントです。
夏の釣りを想定して作られたシャツであれば、内側がメッシュ構造になっていてドライでサラッとした着心地のものも多くあります。
本格的な釣り専用シャツであれば着用するだけで涼しさを感じる接触冷感機能のついたものもあります。
また、後方にツバのないキャップを着用するのであれば、日差しを少しでも遮ることのできる襟のあるポロシャツなどがおすすめです。
アームカバー
夏の釣りで最も気を付けなければならないのが日焼けです。
特に腕まわりは釣りで日焼けしやすい箇所なので、ぜひ保護して釣りに臨みましょう。
トップスのインナーに長袖のラッシュガードを着用することで日焼けを防ぐことができますが、気温の高い日は着用枚数が増えることで暑さを感じることもあります。
アームカバーであればトップスの着用枚数を増やすことなく、日焼けから肌をまた接触冷感といったシャツの機能性を直接肌で感じながらも腕まわりの日焼けを効果的に防ぐことができます。
アームカバーであれば、トップスを重ね着することなく腕まわりの日焼けを防ぐことができます。さらに、接触冷感などのシャツの機能性を肌で直接感じられるため、快適に過ごせます。
ロングパンツ
夏の釣りでは、脚まわりの日焼けも腕同様にしっかりと対策をしておきたいところです。
インナーにラッシュタイツを着用してハーフパンツを着用するといった手もありますが、機能性に優れた釣り用のロングパンツなら軽い水しぶきや小雨を防いだり、しっかりしたものであれば擦れにも強いため堤防で膝をついたり磯を歩く場合も安心です。
また、タイツにハーフパンツを合わせるよりも着用枚数が減り簡単に着用できるため、日の出時間が早く、億劫になりがちな夏の早朝からの準備も手早く済ませることができます。
ライフジャケット
夏のライフジャケット選びで重視する点もやはり暑さ対策で、着心地の快適性や通気性の良さなどが挙げられます。
水を検知することで自動的に、もしくは手動で浮き輪のように膨らむ膨張式ライフジャケットは、堤防など比較的安全なポイントで釣りをするのであれば軽量かつ着用感が少ないためおすすめです。
磯などで本格的な釣りに臨む際に必要になるフローティングベストタイプでも、通気性にこだわったモデルであれば夏の釣りも快適に行えます。
すべりにくい靴
釣りでは滑りにくい靴など足元の装備も重要になります。
足場の良い堤防などであれば夏はサンダルでも大丈夫ですが、やはり滑りにくいソールであることにはこだわった方がよいでしょう。
磯であればスパイクシューズは必須、河川では夏といえど冷水に体温を奪われるため、スパイクシューズに加えてウェーダーやウェットゲーターの着用をおすすめします。
排水性に富んだ靴なら猛暑の磯や浜で水に足を突っ込んで涼を得て、そのあとも快適に釣りを続けられます。
ウェーダーを着用するのであれば、夏は透湿生地のものが断然快適なのでおすすめです。
釣りをする時の服装夏【堤防・岸壁】
堤防で楽しむサビキ釣りなどのファミリーフィッシングは夏の定番です。
日焼けから肌を守れれば服装も本格的なものでなくてもよく、子どもと一緒でも手軽に楽しめます。
日焼け対策をしっかりしておけば、服装にこだわりすぎなくても安心して釣りを楽しめるため、子どもと一緒でも手軽に出かけられます。
おすすめの服装とアイテム
ダイワ(DAIWA) インフレータブルライフジャケット ウエストタイプ(自動・手動膨脹式) DF-2724/DF-2709
ベーシックタイプの膨脹式ライフジャケット。小型船舶用救命胴衣TYPE-A取得。
堤防であればライフジャケットは膨張式で十分で、軽量で動きやすいため暑い夏におすすめなアイテムです。
足元の装備も日頃使用しているサンダルでも大丈夫ですが、海面を覗き込んで落水といった事故を防ぐためにも滑りづらいソールであることは大事になります。
また、コマセを使用するサビキ釣りなどをする場合は跳ねたコマセが付着したり、踏んだコマセがそのまま車内に…ということもあります。
心配であれば、釣り専用のシューズに現地で履き替えるというのもおすすめです。
unizom ひざ下ウェーダー
長靴以上ウェーダー未満。水深30cm程度に対応し、軽作業や釣り、防災にも最適。 PVC製で動きやすく、屈伸やしゃがみ作業も快適。 泥や濡れた地面でも安心なラジアルソール。折りたたんでコンパクトに収納可能。
釣りをする時の服装夏【浜】
夏の砂浜ではエサ釣りでシロギス、ルアーではマゴチやスズキといった多様な魚を狙うことができます。
海水浴で訪れる砂浜に比べて、釣りとなると快適さを念頭に置く必要があります。
おすすめの服装とアイテム
双進(Soshin) ウエストサーフウェーダー
サーフゲーム専用ウエーダー。 気温が高くなるシーズンに最適なウエストハイモデル。
砂浜において釣りをすることのみを考慮するのであれば、足の隙間に入り込んでくる砂が気になるサンダルよりも、ウェーダーや長靴の方が快適な場合も多くあります。
ただ、ウェーダーはやはり暑さを感じるため気温の上がり切らない早朝の釣りにはおすすめですが、昼間の気温の高いなかの釣りであればサンダルを履いて波打ち際に立つのも、清々しさを感じられるのでおすすめです。
その場合は波に足元を洗われても水捌けが良く、脱げにくいものを選ぶようにしましょう。
釣りをする時の服装夏【磯】
真夏の磯の環境は過酷です。
磯は日差しを遮るものが無く、駐車場所から釣りのポイントまで遠いことが多いため入念な装備で臨む必要があります。
おすすめの服装とアイテム
リトルプレゼンツ(LITTLE PRESENTS) LP ペットボトルホルダー
500から650ミリリットルまで対応できるペットボトルホルダー。冷温対応。断熱材内蔵のみならず、内部のポケットには保冷剤や、使い捨てカイロを入れるポケットが内蔵されている。
夏の磯でまず念頭に置かなければならないのが脱水症状です。
ペットボトルや水筒の取り出しが億劫にならず、いつでも水分補給できるように、常に手の届くところにドリンクホルダーを装着しておくことがおすすめです。
シマノ(SHIMANO) サンプロテクション ポロシャツ
夏の紫外線対策として高い機能を誇るUPF50+のサンプロテクション機能の生地を採用。しっかりした生地感でありながら内側メッシュ構造で汗をかいてもさらっと過ごせる快適な素材。袖のロゴと背中のプリントデザインがアクセント。
日差し対策も重要になります。接触冷感など、機能性に富んだウェアでできるだけ日差しから体を守るようにしましょう。
双進(Soshin) ロックショアスパイクシューズTG
RBBが独自に設計したタングステンピンは粘土質の磯場やポイントまでの山道、枯草で威力を発揮。つま先、かかとには硬化TPUを採用しダメージを軽減。水抜き穴つき。
また、磯では滑らないためのスパイクシューズも必須になります。あまりにも暑いときには足を水に浸せるように水捌けの良いシューズタイプがおすすめです。
釣りをする時の服装夏【船】
船上での釣りは砂浜や磯に比べると快適ですが、やはり熱中症や脱水には気を付ける必要があります。
また、意外と滑ることもあるのでデッキシューズといった靴も用意しておくのがおすすめです。
おすすめの服装とアイテム
メイホウ(MEIHO) バケットマウス BM-7000
徹底的に強度設計を施すことで、波止や堤防、ボートの上などで椅子代わりに座ることができ、踏み台としても使用できる。船上など限られたスペースでも扱いやすいよう蓋を開けたときに90°で止まる直角ストッパーを採用するなどあらゆるフィッシングシーンでアングラーを満足させます。
船であれば磯などと違い、かなりの釣り道具やペットボトルなどの水分を持ち込むことができます。
釣り道具やボトルを持ち込む際にあると便利なのがタックルボックスです。
釣り専用に作られたものであれば、既製品のルアーケースがぴったり収まるなど、使い勝手を考えた設計がされています。さらに、フタの上に座れるほどの耐久性もあり、釣りをより快適に楽しめます。
ダイワ(Daiwa) フィッシャーマンサンダル DL-1360
驚異のグリップ力を発揮するハイパーVソール搭載。着脱が可能なカップインソールを搭載。高いクッション性に加え、フィット感の向上。蒸れを逃がすエアホール仕様。
また、波のある日にしぶきで濡れた船上は濡れやすい上揺れるため、滑らないデッキシューズを着用するとよいでしょう。
釣りをする時の服装夏【湖沼・河川】
渓流といった河川や湖沼の釣りは真夏でも涼しさを感じられ大変おすすめです。
このような内水面の釣りではアブなどの虫対策にも留意するとよいでしょう。
おすすめの服装とアイテム
サンライン(SUNLINE) MSY おにやんま君
人に害をもたらす蜂やアブの天敵、 おにやんまをモチーフにつくられた虫除けアイテム「おにやんま君」。 ウェアや帽子に装着しておくことで忌避効果をもたらします。
虫よけスプレーに加え、多くの昆虫の天敵であるオニヤンマの模型を自身の目立つ箇所に付けておくと、アブのような嫌な虫の飛来を軽減できるといわれています。
リトルプレゼンツ(LITTLE PRESENTS) ウエットゲーター
パンチ加工された穴により内部に水がたまることがなく快適に夏の濡れる釣り、ウエットウェーディングを楽しめます。
フットウェアのおすすめは湖沼や大河川であればウェーダーがおすすめで、真夏に腰くらいまで水に立ち込んでの釣りは大変清々しさがあります。
渓流域を遡行する釣りでは、ウェットゲーターとスパイクシューズにハーフパンツをあわせたウェットスタイルがおすすめです。ウェアの中に水が入り込んでは抜ける構造で、涼しく動きやすさも抜群。快適に釣りを楽しめます。
持っていくと便利なアイテム
釣りのジャンルを問わず、夏に用意しておくと便利なアイテムもあります。
レインウェア
マズメ(MAZUME) コンタクトレインジャケット ショートスリーブ
春~初秋まで。このジャケットがちょうどいいフィッシングシーンは多い。ムレない、それでいて防水。 あえて、肘が出る袖丈にすることでよりストレス無く釣りの動作が行えます。
夏場によくあるのが夕立です。
釣り用のレインジェットのなかには、なんとショートスリーブでフードもないタイプが存在します。
実は気温の高い夏の釣りに着用するレインジャケットとしては、腕を覆うロングスリーブは不要な場合も多く、防水生地の帽子と合わせて着用することで必要十分に雨を防ぎ、動きやすく釣りをすることができます。
また、ショートスリーブであれば涼しく快適なので、雨が降る前から着用して釣りに臨めます。
ダイワ(Daiwa) ショートレイン DR-1425J
鮎釣り師のための新構造GORE-TEXレインジャケット。最盛期には半袖にもなるデタッチャブル仕様。 背面にタックを入れることで、腕が動かしやすい。 立ち込み時にも水に干渉しにくいベリーショート丈。
ウェーダーや鮎タイツを着用して本格的に釣りに臨むのであれば、動きやすくフィッシングベルトの着用もしやすいショートタイプのレインジャケットがおすすめです。
グローブ
シマノ(SHIMANO) オシア キャスティング プログローブ GL-062Y
指の疲れにくさ、痛くなりにくさ、違和感の少なさ兼ね備えたパッドの位置と厚みを感性評価により導き出した位置にパッドを配置。
暑い夏ですが、薄手でもいいのでフィッシンググローブを用意しておくと大きなケガを防止できます。
ゴツゴツした岩に手をつくことが多い磯では、指先まで覆うフルフィンガータイプのグローブがおすすめです。
渓流でも遡行時に岩場を登ったり藪を進む箇所があることがあり、釣り道具と一緒に忍ばせておくと安心でしょう。
阪神素地 FX-785 鮎グローブ 手胛ショート
防蚊・UVカット・吸水・速乾機能を備えた多機能グローブ。 強い日差しの中でも手の甲を守り涼しさをキープする防蚊手胛グローブ。
頻繁に仕掛けの結び直しをしたり、鮎釣りなど魚に直接触れる機会が多いジャンルの釣りでは、日差しから手を守りつつも指先部分と手の腹部分が切り抜かれた手甲タイプもおすすめです。
釣りの服装にもこだわって!夏を快適に過ごそう!
夏や冬など気候が過酷なシーズンの釣りでは、服装をいかに快適にできるかで釣りの楽しさも釣果も左右されます。
夏の釣りではぜひ服装にこだわって、快適に釣りに臨めるようにしましょう!