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2024.09.27

ハイキングや登山、低山ハイクでの疲労軽減以外にも活躍!トレッキングポールの種類と使い方

ハイキングや登山、低山ハイクでの疲労軽減以外にも活躍!トレッキングポールの種類と使い方
ハイキング・登山・低山ハイクで脚にかかる負担を軽減してくれる、トレッキングポール。今回は、山歩きをサポートしてくれるトレッキングポールの種類や、使用シーンについて解説をします。

トレッキングポールとは?

トレッキングポール

登山を快適にしてくれる相棒。

山頂を目指し、山中を移動するハイキングや登山。

不安定な足場を登ったり下りたりして、普段の歩行より脚に負担がかかりやすく、かつ長時間の移動となる登山。下山した後には、疲労が身体に大きくのしかかります。

登山時の脚への負担を軽減するために作られたアイテムが、トレッキングポールです。

トレッキングポールを使うことで、脚にかかる負荷を手で受けることができ、さらには足元が見えない川底を確認しながら渡渉ができるなど、様々なシーンで効果を発揮してくれます。

トレッキングポールは軽くて、剛性があるアルミニウムやカーボン繊維などが使用されています。トレッキング・スピードハイク・ハイキングなどの用途に合わせて、豊富なモデルが展開されているのも特徴です。

バックパックにもコンパクトに収まり、重量以上のメリットを生み出します。

長い年月をかけて熟成された高い完成度は、ハイキング・登山を支えるアイテムの代名詞として知られています。

トレッキングポールの種類

まずは、トレッキングポールの種類を紹介します。

ツイストロック

はじめにご紹介するのは、シャフトを回して出し入れ・固定するツイストロックというタイプです。

トレッキングポール ツイストロック

素材やモデル別の機能など、種類も豊富。

グリップが付いた上段シャフトに下段シャフトが収納されています。引き出して回転させることで、下段シャフトが固定される仕組みになっているものがほとんどです。

接続部が露出しないので収納時の破損の心配が少ない上、バックパックのサイドポケットに固定できるため、ハイキングから登山まで使えます。

モデルにもよりますが、日帰り登山から長期登山にも使える耐久性を備えており、はじめてのトレッキングポールとしておすすめのタイプです。

扱いやすいツイストロックタイプですが、収納から展開までは時間を要するため、出し入れを短時間で済ませたい場面では不向きです。

折りたたみ式

トレッキングポール

収納性が高く組み立ても早い。

続いてご紹介するのは、シャフトを連結することで組み立てる、折りたたみ式のタイプです。

シャフトを分割することで高いコンパクト性を実現し、かつ組み立ては各部をワンタッチで接続できるのが特徴です。

バックパックの中にも収納可能になるので便利。さらに、カムロックで若干の長さ調整ができるモデルもあるため、そのようなものは使い勝手も良いです。

基本的にはワンサイズで対応するツイストロックに対し、折りたたみ式は複数サイズが展開されています。

そのため、入手するときは必ず自身の身長や用途に合わせたサイズを選びましょう。

軽量折りたたみ式

トレッキングポール

用途を限定すれば軽くて扱いやすい。

最後にご紹介するのは、折りたたみ式の中でも軽量性に特化したタイプです。

基本構造は折りたたみ式と同一ですが、長さ調整機能が排され、用途を限定することで軽量性に特化させています。

組み立て方式はツイストロックや従来の折りたたみ式からさらに簡素化され、シャフトを繋げてテンションを掛けるだけで使用可能になるというものです。

長さ調整機能こそありませんが、グリップを長くしたり、手の位置を上下させたりすることで調節することはできます。

細身のシャフトは腕の負担を極限まで軽減してくれますが、その分破損のリスクは上がります。

トレッキングポールの使用シーン

一般登山道での上り下り

トレッキングポール 登山

荷物が多く脚に負担がかかるテント泊登山では重宝する。

最も使われるシーンが、一般登山道での上り下りです。

日帰りの軽い荷物でも勾配によっては脚にかかる負担は大きくなり、一歩前に踏み出すのが億劫になる時もあります。

下山中は、疲労で立っているだけで震えてしまう、などということもあり、その状態で下山すれば足を挫いたり転倒・滑落のリスクが上がります。

こうした負担軽減や事故の予防に、トレッキングポールは活躍します。

基本的にはどのタイプでも対応してくれますが、長期間で長距離を数日移動する場合などは、バランスの良いツイストロックや折りたたみ式が良いです。

足場が不安定な場所

渓谷

渡渉にはトレッキングポールが役に立つ。

沢の底をはじめとした、足場が上手く見えず不安定場所では、慎重な歩行が求められます。

こうした場面でトレッキングポールは真価を発揮します。

沢の底にポールを突いて足場を確認したり、飛び越えられる程度の幅ならポールを使えば水に浸からず渡渉できたりします。

テント・ツェルト・タープのポールとして

タープ

ポールがあればタープ泊が柔軟に行える。

近年、山岳テントの主流は自立式でポールが不要のものになっていますが、非自立式のテントを自立させたり、非常用で使うツェルトなどを使用する場合、ポールの代わりにトレッキングポールを使えることがあります。

筆者は沢で野営するときはタープを使うので、近くに手頃な木々がない場合はトレッキングポールを使うことがあり、とても重宝しています。

ただし、軽量折りたたみ式のトレッキングポールは強度が心配なので使わず、ツイストロックか折りたたみ式を選んでいます。もちろん、これは応急処置的な使用方法なので、強風時などは使用を控えた方が良いです。

トレッキングポールでハイキング・登山を安全快適に

トレッキングポール

サイドポケットは、トレッキングポールの定位置。

いかがでしたか。縁の下の力持ちとしてハイキング・登山を支えてくれるトレッキングポールがあれば、登山中から下山後の疲労感を軽減し、かつ事故リスクを下げてくれます。

快適安全にフィールドを駆け巡る際、トレッキングポールは心強い相棒になってくれますよ。

北村 一樹さん

アウトドアライター

関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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