取材を通じてキャンプ場の魅力を発信する意義【キャンプ場オーナーの1週間[木曜日]】 | キャンプ場 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

キャンプ場

2023.08.24

取材を通じてキャンプ場の魅力を発信する意義【キャンプ場オーナーの1週間[木曜日]】

広島県江田島市に「Hawk Nest Family Village」というキャンプ場を個人でオープンしたコージさん。キャンパーが心地よい時間を過ごすため、キャンプ場オーナーは日々どんなことを考え、どのような活動を行っているのか。キャンプ場運営の裏側の1週間をお届けします。第4回の木曜日は、取材対応とオンライン会議です。

第1回目・キャンパーが快適な時間を過ごすための日々の準備とは【キャンプ場オーナーの1週間[月曜日]】
第2回目・猛暑の中で草刈りと熱中症対策を【キャンプ場オーナーの1週間[火曜日]】
第3回目・キャンプ場の敷地外も整備を行う理由とは【キャンプ場オーナーの1週間[水曜日]】

「自然にやさしいキャンプ場」です!

木曜日は、1週間に2回ある燃えるゴミの日。今日もゴミ出しに徒歩で往復します。戻って来てからの朝食は、いつものこだわりの味噌汁と納豆ご飯に目玉焼きとウインナー、瀬戸内海のちりめん、明太子、漬物。こだわりの味噌汁とは、きのこ類を含めて野菜を3種類以上、弱火で煮込んでうまみを出した味噌汁のことです。

味噌は地元ますや完熟合わせ味噌減塩タイプ。この朝食はいわば当方の健康の素。また、朝はほとんどいつもご飯にしており、エネルギーの持ちを良くしています。昼は時間がなくてカップ麺で済ますこともあるので、それを考えても大事な朝食です。

今日は、午前中に地元情報誌の取材、午後はオンライン会議があります。

まず、取材対応。当地はメディア対応を積極的に受け入れており、露出度は高い方だと思います。取材に来られるケースでは、オープンまでの出来事や経緯なども説明し、場内を案内します。当地の最大の売りは、瀬戸内海の景観と夜の広島湾の夜景の眺望で、それを確保するために伐採に関しても斜面の伐採まで苦労して進めた点などを説明します。

さらに、当地が掲げるのは「自然にやさしいキャンプ場」。手作業で伐採・開墾を進めてきたが故、どの樹木を残してどの雑木を伐採するか、それに従ってレイアウト設計を見直し、有効に木陰を形成。伐採した木材は捨てることなく活用し、周囲の手作り柵や、迷路、ウッドチップなどに活かしています。また、下水道ではなく、バイオ式浄化槽を採用し、場内の排水はすべて浄化し、きれいな水にして場外に排出しています。住居兼事務棟のロッジは、間伐材を使った設計をしているところ(親和木材工業)より調達。さらに太陽光発電も設置、と最大限、環境に配慮したキャンプ場にしています。

こんなポイントを必ず取材で説明します。また、常に清潔さを大切にしている水回りなども紹介のポイント。そんな場内を見て、ポイントを逃さず掲載くださっています。そんな記事を見て、記事が記事を呼ぶという展開で拡がってきているように思います。また、Google Mapへの口コミ評価や、なっぷへの口コミ評価、あるいはご来場者の方々のYouTubeへの投稿もかなりの件数に上り、ありがたい限り。それがまたメディアへの拡がりを呼んでいる相乗効果にもなっているようです。今後も取材対応は丁寧に行う所存です。

当キャンプ場を紹介いただいた各誌。

当キャンプ場を紹介いただいた各誌。

バイオ式浄化槽。

バイオ式浄化槽の埋設工事の様子。

午後は、以前勤務していた会社(電子部品企業)の人事部とのオンライン会議。会社を卒業し、キャンプ場運営という事業を起こした人間として、会社の現役諸氏に将来設計の参考事例として紹介する、という人事部の企画です。 事前に用意し送付しておいたプレゼン資料ドラフトを基に、当日の進め方を確認。参加者は数拠点から数10名の見込みで、申し込み状況は過去にないスピードとのこと。楽しみにしてもらっているようです。

実は昨年は、当地の商工会で起業事例として起業検討している方々への講習会でプレゼンを行っており、ベースの資料、材料は出来上がっています。ただ今回は、会社員として働いている現役諸氏が、将来どうするかをまだ決めかねている状態で受講する、という形なので、内容はそれに合わせて少し工夫が必要です。

商工会でのプレゼンの様子。

商工会でのプレゼンの様子。

自分自身の道のりを振り返っても、キャンプ場の運営は決して安易な事業ではありません。実際、毎年かなりの数のキャンプ場が閉鎖に追い込まれています。一人のキャンプ好きとして、そうした状況が残念でなりません。多様なキャンプ場が、健全に運営され、末永く存続し続けてほしい。そう願うからこそ、取材などの機会にキャンプ場運営の実態を詳らかに話し、微力ながらもキャンプ文化の発展につながればと考えています。

[金曜日に続く]

私が書きました!
キャンプ場「Hawk Nest Family Village」オーナー
コージ(秋田浩一)
30数年の会社勤務を経て、2021年12月に広島県江田島市にキャンプ場「Hawk Nest Family Village」をオープン。同キャンプ場の詳細・予約は、上記リンク先のウェブサイトをご覧くさい。

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