キャンパーが快適な時間を過ごすための日々の準備とは【キャンプ場オーナーの1週間[月曜日]】 | キャンプ場 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.08.21

    キャンパーが快適な時間を過ごすための日々の準備とは【キャンプ場オーナーの1週間[月曜日]】

    広島県江田島市に「Hawk Nest Family Village」というキャンプ場を個人でオープンしたコージさん。キャンパーが心地よい時間を過ごすため、キャンプ場オーナーは日々どんなことを考え、どのような活動を行っているのか。キャンプ場運営の裏側の1週間をお届けします。第1回の月曜日は、ゴミ出しと買い出しです。

    週末にたまったものへの対応

    快晴の朝。瀬戸内海気候の当地は、晴れて穏やかな日がとても多いです。

    毎週月曜日は、早朝の定刻にアラームをセット。燃えるゴミを捨てに行くためです。怠るとゴミステーションがとんでもない異臭を放つことになるし、ゴミがあふれると野良猫とカラスの天国になってしまいます。

    実はこのゴミ捨て、朝一の良い運動にもなっています。Lサイズのゴミ袋2~3袋くらいを持って、斜面を降りること約10分。この地域のゴミステーションがあります。徒歩でゴミ出しに行き、帰りは斜面を登って息を切らしながら戻ると、二日酔いも飛び、この後の朝ごはんもおいしいのです。ちなみに、街暮らしの長かったコージにとって不思議に映っているのは、この田舎では徒歩2~3分の距離の方でも軽トラなどの車を運転する人が多いことです。

    さて、前日までの週末はほとんど予約でいっぱいなので、ほぼ買い出しのための外出はできません。そのため、月曜日には朝食後に、買い出しに出ることが多いです。自分の生活のためだけではなく、キャンパーの方々のための買い出しでもあります。

    薪、炭、ゴミ袋、洗剤、掃除用消耗品、ハンドソープ、ボディソープ、貸し出し器具に付随の紙皿・紙コップ・割り箸などなど。また、レンタルシュラフをコインランドリーに洗濯しに行くこともあります。こうしたことを業者さんに頼むと高くついてしまうので、なるべく自分で行うように心がけています。

    なお、平日はお客さんが少ないので、外出の際、当日入ってこられる予約があっても、事前にメールで連絡し、「ご来場時に管理人が不在の場合は、そのままご予約いただいているサイトにテントをお張りになりお過ごしください」とお伝えしておき、戻り次第こちらからお伺いします。

    実は、予約が多い週末に同じような対応をした際に、トラブルが発生したことがあります(以下、分かりづらいので斜め読みで構いませんが、敢えてごちゃごちゃ感だけ伝えるため記載しています)。

    まず、当キャンプ場のサイトCで予約した方が、サイトAにテントを張ってしまいました。そこに、サイトAを予約した方が来られて「あれ?」となり、当方が不在だったため、両名の方で直接話すことに。サイトCでご予約頂いていた方は、そもそも別の友人が一緒に2つのサイトを予約していました。が、その友人の方が来れなくなり、予約を片方だけキャンセルしていたのです。その友人に電話で確認したところ、なんと誤情報を教えられてしまい、もともとサイトAでご予約頂いていた方に「そちらはサイトBに張ってください」と伝えてしまったそうです。

    そこに今度は、本来サイトBに予約を入れていた方が来て、「あれ?ほかの人が入っちゃってる」となりました。本来の姿に戻そうとすると、サイトAのテントを一旦撤収し、サイトCに。その後サイトBのテントをサイトAに移さなければなりません。このごちゃごちゃが、当方の不在時に起きてしまいました。携帯電話に連絡受け、外出先から1時間後に戻ってなんとか調整し、サイトA、Bはすでに張られたテントを動かさないままにして、サイトBに予約を入れていた最後の方には、お詫びとしてサイトCに無料でお泊り頂くことにしました——。

    これ以降、多くの来場者のある週末は当地から離れないようにすることにしています。

    さて、ということで平日の買い出しへ。片道車20分でホームセンターとスーパーのある江田島の中心地に。薪については、ホームセンターで広葉樹細割りの箱入りを買い出し時に数~10箱購入しています。往復34kmのところにあるので、ガソリン3L分を消費します。薪の購入代金にその分を上乗せし、当地で販売しています。薪の入手先については、一時期、地元の産直市場でも安く購入していたことがありましたが、安定供給ではなく、質も良く無いので断念。安い薪で良いというキャンパーの方はご自身で調達して持参していただくようにしていただき、当地では質が高く安定供給の薪を販売させていただいています。

    場内販売の薪と炭。

    場内販売の薪と炭。

    買出しでは当家の食材もまとめ買いしますが、この機にいろんな店にランチにも行き、キャンプ場にご来場の方々にも紹介できるようにしています。主なオススメ店は下記の通り。

    • 天ぷら定食・カキフライ定食などの和定食屋:ひらの、旬彩
    • 海鮮食材と海鮮丼:魚商かぐら(水・金・土)
    • オイスターファクトリーのレストラン:オイスターカフェ江田島
    • 大豆うどんの人気店:豆が島
    • 天ざる蕎麦・うどん:にしむら庵
    • 海鮮丼と魚冷凍食材:ハジマリノテラス
    • オリーブ食材のイタリアンランチ:オリーブファクトリー
    • 人気の手作りパン:しまのパンSouda!(金・土・日)
    • 英国アフタヌーンティーカフェ:Old English(土・日)
    • 寿司とそば・うどんセットランチ:ゆめタウン内の寿司屋
    • ファミレスランチ:Joyful

    買い出しと腹ごしらえをし、当地に戻り次第、キャンプ場共用部の清掃と消耗品補充に取りかかります。お客さんが入ってチェックアウトしたあと、毎日必ず行う作業です。

    シャワーブース:水で流し、排水溝のゴミを取り除き、適宜バスマジックリンやハイターで防カビ処理を行います。足ふきは珪藻土マットで、マジックリンで処理し、日向に干します。ボディソープはビオレUまさつレスクリーム泡タイプを常備。

    トイレブース:ブルーレット除菌EXを設置しているので、その洗浄水と毎日のブラシ洗浄+トイレ除菌クイックルで清潔感を維持。消毒スプレーも常備しています。

    流し:上水を引いています。小型ですが、3つの独立型で作業スペースもあります。流しは毎日、ホテル厨房並みの清掃を行っています(学生時代、大手町パレスホテルで鍋洗いバイトを数年やっていました)。この流しにはキャンパーの皆さん用に除菌タイプ食器洗剤と、スポンジ、金ダワシを常備。

    これら水回りを生活に保つことは重要で、手を抜くことなく丁寧に維持管理を行っています。

    こうして朝からのゴミ出し、買い出し、水回り清掃整備が完了。しっかり働いたあとの、夕刻のビールがうまい!です。また明日に備えよう!

    [火曜日に続く]

    私が書きました!
    キャンプ場「Hawk Nest Family Village」オーナー
    コージ(秋田浩一)
    30数年の会社勤務を経て、2021年12月に広島県江田島市にキャンプ場「Hawk Nest Family Village」をオープン。同キャンプ場の詳細・予約は、上記リンク先のウェブサイトをご覧くさい。

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