森の研究者やガイド、写真家など、達人へのアンケートから、行ってみたい森ベスト5を決定!! メジャーな森から身近な里山の森まで、バリエーションに富んだ森は日本の宝物です。
1 白神山地の森【青森県・秋田県】
森に入ると、古来、営まれてきた地球本来の時間の流れの中に
身を置けるということに感謝したくなる
(巨樹写真家/高橋弘さん)
秋田県と青森県の県境に位置する白神山地はほぼ全域がブナの原生林で、広さは13万haと世界最大級。1993年には世界自然遺産に登録された。核心部に入るには入山許可が必要だが、青森県側には「白神山地ビジターセンター」などに届ければ歩けるコースがある。オススメは津軽峠から高倉森山頂、暗門大橋へと至るコース。樹齢400年のブナや、ブナ林の尾根を歩ける。「この森の魅力はブナだけではありません。山深い源頭部には手つかずのカツラの原生林があり、まだ誰も見たことのない巨大カツラが眠る森だと考えています」(高橋さん)。●交通/津軽峠へは弘前市駅よりバスで130分(6月1日~11月3日運行)。問い合わせ先:白神山地ビジターセンターTEL:0172(85)2810