北海道1周ツーリングは雨対策が肝心!かならず持って行くべき5つの道具 | 日本の旅 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 日本の旅

    2021.04.16

    北海道1周ツーリングは雨対策が肝心!かならず持って行くべき5つの道具

    私が書きました!
    アウトドアライター
    斎藤純平
    キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

    服が濡れたらもはや苦行!北海道1周ツーリングでは雨対策をしっかりと

    北海道1周ツーリングは、出発前の準備がとても重要です。

    北海道1周ツーリングは、ライダーにとっての一大イベント。

    エゾシカやキタキツネと出会っては走り去る姿を目で追いかけ、日本最北端の地である宗谷岬へたどり着いては「遠くへ来たもんだ」と想いをはせる。

    そんな北海道でしか得られない経験で満ちた、刺激的な旅となります。

    さて、北海道の年平均気温が日本でもっとも低いことは、多くの人が知っている事実です。

    時期によっては防寒装備が必要であることは、容易に想像がつきます。

    しかし気温の低さとともに、雨にも注意をしなくてはなりません。

    本来、雨が少ない時期に行くのが理想的です。

    雨への備えを忘れて服が濡れてしまうと、ツーリングを楽しむどころではなくなってしまいます。

    また北海道の海沿いを1周すると、その距離は約3000kmに及びます。

    ところどころで観光も楽しみながらツーリングをするとなると、1日あたりに走行できる距離はせいぜい300kmほどでしょう。

    すると北海道を1周し終わるまで、10日間ほどかかる計算になります。その間に雨が降る可能性は、十分にあるのです。

    実際に全身ずぶ濡れになりながら北海道を1周した筆者の経験から、「これは持って行くべき」と強く感じた雨対策グッズを5個お伝えします。

    長靴かブーツカバー

    見た目は少々悪いものの、もっとも確実な方法です。替えの靴も持って行きましょう。

    北海道1周ツーリングにおいて、靴を濡らさないための準備は必須です。

    靴は1度濡れてしまうと乾くまで長い時間を要し、その間ずっと不快感と戦うはめになってしまいます。

    靴の上からかぶせるブーツカバーを使用するのも良いのですが、より確実なのは長靴を履くことです。

    ブーツカバーは完全防水ではないので、雨の程度によっては靴が濡れてしまいます。いっぽうの長靴は、どんな大雨でも内部まで濡れることは基本的にありません。

    長靴のなかにはクルクルと巻いてコンパクトに収納できる商品もあるので、バッグの容量に余裕がない場合は、そういったタイプの長靴を選ぶと良いでしょう。

    レインウェア

    可能な限り上下セットで用意しましょう。

    北海道1周ツーリングに限らず、レインウェアはライダーにとって、なくてはならない道具です。

    安いものでも問題ないので、雨を通さないジャケットとパンツの2つを用意しておきましょう。

    そしてレインウェアを選ぶ際には、以下の3つのポイントをチェックしてください。

    ・止水ファスナーを使用していること
    ・耐水圧が高めであること
    ・襟(えり)がついていること

    これが止水ファスナーです。

    止水ファスナーとは、水が簡単に入らない構造のファスナーです。ファスナーに備わっているカバーが、雨が入る隙間をピッタリと閉じてくれます。

    耐水圧は20000mm以上あれば安心です。レインウェアの素材によって耐水圧は大きく変わるので、商品に記載されている数値を参考に選びましょう。

    そして見落としがちなポイントが、ジャケットの襟の有無です。襟がないジャケットは、フードをかぶる際に溜まっていた雨水が首もとに流れ落ちてきます。

    バイクに乗っている間はフードに雨水が溜まりやすいので、その雨水をせき止めてくれる襟つきのジャケットを選ぶのがベターです。

    濡れても大丈夫な財布

    ナイロン製であれば、水たまりに落としても大丈夫です。

    革製の財布は持って行かないことをおすすめします。雨に濡れて変色やシミが発生する可能性があるからです。

    そのかわりに、ナイロンなどの水濡れに強い素材で作られている財布を持って行きましょう。

    ナイロン製の財布は耐久性にすぐれているので取り扱いに気を使う必要もなく、軽量なため上着のポケットに入れておいても邪魔になりません。

    革製の財布より機能的で価格も安いので、ツーリング用として持っておいても損はないアイテムです。

    折りたたみ傘

    これも北海道1周ツーリングに欠かせない道具です。

    折りたたみ傘は、バイクから降りて散策をするときに使用します。たとえ雨が降っても北海道での観光を満喫するために、かならず持って行きたい道具です。

    どのような折りたたみ傘でも大丈夫ですが、リュックを背負う場合は少し大きめのものを選びましょう。

    もしも折りたたみ傘を忘れて北海道へ行ってしまった場合は、雨が降る前に現地で購入しておくと安心です。

    スタッフバッグ

    大容量のスタッフバッグが1個あれば便利です。

    スタッフバッグとは、水濡れに強い素材で作られている袋のことです。口を閉じるとほぼ密閉状態になるので、絶対に濡らしたくない衣類などの収納に役立ちます。

    北海道1周ツーリングとなると、着替え用の服がいくつも必要です。

    それらをひとまとめにできるスタッフバッグがあれば、バイク用のバッグのなかも綺麗に整頓できます。

    逆に、濡れてしまったものを入れるのにも便利です。

    使用したあとの折りたたみ傘や濡れた長靴などをスタッフバッグに入れておくことで、ほかの荷物まで濡れるのを防げます。

    タオルやシャンプーなども忘れずに!

    せっかくなので北海道の温泉も楽しみましょう。

    濡れないための準備はしっかりおこなうとして、それでも濡れてしまった場合のことも考えておく必要があります。

    十分な数の着替えや靴下、そして大きめのタオルもいくつか持って行きましょう。

    ツーリングの途中で温泉に寄ることも考えられます。そのため小さなシャンプーや洗顔料なども忘れずに。

    グルメに温泉に雄大な景色にと、たくさんの魅力と出会うことになる北海道1周ツーリング。

    数日間にわたるツーリングを充実させるため、万全の雨対策を講じましょう。備えあれば憂いなしです。

    ※地域の新型コロナウイルスの状況を必ずご確認ください。

    NEW ARTICLES

    『 日本の旅 』新着編集部記事

    シェルパ斉藤、愛犬と軽バン「N-VAN」に乗って四国・徳島をめざす!

    2024.03.08

    マイナス10度の服装が知りたい!北海道の「北見厳寒の焼き肉祭り」で実感した必要装備と知識

    2024.02.28

    犬と雪遊びするのも楽しい!スノーハイキングのすすめ【災害救助犬 コアと家族の日記 Vol.13】

    2024.02.17

    日本のパワースポット10選。最強神社から癒しの自然スポットまで!

    2023.12.30

    シェルパ斉藤、1日1ℓの燃料でスーパーカブと中山道を旅する

    2023.12.07

    千葉県・勝浦を大きく一周!電車で行って「駅からハイキング」してみた

    2023.11.16

    一年のうちで最も気持ちがいい!心も体も温まる「秋の海」へのお誘い

    2023.11.14

    今が紅葉の見ごろ!心地良き森のトレイルを歩いて世界文化遺産・比叡山延暦寺をめぐる

    2023.11.03