【やんばる東海岸 民泊の旅1】波の音を聴きながら眠る、宜野座村での民泊の夜 | BE-PAL

【やんばる東海岸 民泊の旅1】波の音を聴きながら眠る、宜野座村での民泊の夜

2016.04.20

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やんばる(山原)とは、沖縄県の北部、恩納村や金武町から北の地域と周辺の離島村を指す古くからの呼び名です。そのやんばるの中でも東海岸の一帯は、沖縄の他の地域に比べても観光化がそれほど進んでおらず、美しい海と豊かな森、昔ながらののどかな暮らしを営む人々の魅力に触れられる場所です。

今回、このやんばる東海岸を、一般のお宅に民泊させていただきながら旅をしてきました。最初に訪れたのは、宜野座村。人口6000人弱ほどの村で、プロ野球の阪神タイガースがシーズン前にキャンプを張る場所としても知られています。

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宜野座村で一番有名と思われるお店、仲間商店。生鮮食品から日用雑貨まで、ありとあらゆる商品が揃っていて、常に地元の人でにぎわっています。店名が壁面に直書きされているのは、「看板だと台風で吹き飛ばされてしまうから」だとか。

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宜野座村で一晩泊めていただくことになったのは、山井(やまのい)博美さんの「ゲストハウス シーDog」。ビーチに面した場所に建つ、コンクリートのモダンな外装のお宅です。到着して車を降りた時、強い風に乗って漂う潮の香りが印象的でした。

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山井博美さん(左)と、この日お手伝いに来られていた妹の岡田美明さん(右)。やんばる東海岸一帯での民泊は修学旅行の高校生の利用が多いそうで、岡田さんもよくお手伝いに来るのだとか。山井さんは以前、客船で世界各地を旅して回られていたそうで、この日の夜は沖縄や旅についての話で盛り上がりました。

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ふと足元を見ると、「このボールで遊んでくれたまえ……」という表情で身構える犬たちが。山井さんのお宅では大小合わせて7頭の犬を飼っているのですが、どの子もまったく人見知りせず、僕にもすぐになついてくれました。

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晩ごはんに作っていただいた、ゴーヤや島らっきょうの天ぷら、ソーキ汁。ソーキとは豚のスペアリブのこと。ほかにも食べきれないほどたくさんの種類のおかずを作っていただいたのですが、どれも沖縄ならではの滋味あふれる料理で、本当においしかったです。ちなみに、修学旅行生たちに人気のメニューはタコライスなんだとか。わかりやすい味なのがいいんでしょうね、きっと。

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「ゲストハウス シーDog」の二階にある客室。専用のバス・トイレもあり、ゆったりとくつろぐことができます。「これで民泊なの?」と驚くほどの充実ぶりです。窓の外は、見渡すかぎりの海。夜は波の音を聴きながら、ぐっすり眠ることができました。

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翌朝、朝ごはんの前に、目の前の砂浜をしばらく散歩しました。潮風に吹かれながら朝の光に照らされた穏やかな海を眺めていると、仕事とか悩みとか、煩わしいことをすべて遠くに押し流してくれるような気がして、この宜野座村を流れる穏やかな時間に、ただずっと身を委ねていたくなりました。

取材協力
平成27年度やんばる観光連携推進事業
http://yanbaru-tour.net
宜野座村観光協会
http://ginozanavi.com

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【やんばる東海岸 民泊の旅3】安部の民泊で味わった、イリチャーと沖縄そばと家族の団らん
【やんばる東海岸 民泊の旅4】未来に残していきたい、やんばるのありのままの自然と暮らし

山本高樹 Takaki Yamamoto
著述家・編集者・写真家。インド北部のラダック地方の取材がライフワーク。2016年3月下旬に著書『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』を雷鳥社より刊行。
http://ymtk.jp/ladakh/

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