話題沸騰のシューズブランド「オールバーズ」が日本進出!1月オープンの1号店へ行ってみた | アウトドアショップ・自然派の店 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.01.15

    話題沸騰のシューズブランド「オールバーズ」が日本進出!1月オープンの1号店へ行ってみた

    著名人たちも太鼓判!シリコンバレーで火がついたエコシューズ

    堂々オープンしたオールバーズ原宿店の看板。

    Allbirds(オールバーズ)」をご存知でしょうか。2016年に元プロサッカー選手のティム・ブラウン氏とバイオテクノロジー専門家のジョーイ・ズウィリンガー氏の2人が立ち上げた、サンフランシスコ生まれのシューズブランド。シリコンバレーで働く人たちの間で話題となり、2019年にはカーボン・ニュートラル(事業活動で起きるCO2排出量と、自然エネルギーの活用や植林などによるCO2吸収量が同じ状態)を達成。

    シューズ利用者には、グーグル共同創業者のラリー・ペイジ氏や俳優のマシュー・マコノヒー氏などが名を連ね、アメリカのニュース雑誌・TIMEは「World’s Most Comfortable Shoe(世界で最も快適な靴)」と評したほど。

    そんなオールバーズが、1月10日に日本1号店をオープンし、初上陸を果たしました。当日にはオープン前から長蛇の列ができ大賑わいでした。オールバーズはなぜ世界中の著名人から絶大な支持を集めるのか、また新店舗はどんなお店なのか、紹介します。

    カーボン・ニュートラルを果たした同社の取り組み

    フラグシップモデルの「Wool Runner」1万2500円(税込)

    ショップについて紹介する前に、まずオールバーズのシューズと今までの取り組みについて紹介します。

    同社のシューズには、ニュージーランド産のメリノウールやユーカリの木から採れる繊維などが使われています。有名なのは前者のメリノウールで、フェルト生地に仕上げているのでとにかく肌触りがいいのが特徴。流行中のダッドシューズに見られる派手でゴツゴツした装飾をなくし、シンプルでどんなファッションにも合うデザインで作られています。ゆえに、軽量で履き心地がいいのも魅力です。

    ちなみにブランド名は、ニュージーランドを開拓した人たちがあまりの鳥の多さに「鳥だらけ(All birds)の島」と呼んだことが由来とのこと。

    サステナブルを紹介するディスプレイ。

    メリノウールを採用したのは、ティム・ブラウン氏の故郷がニュージーランドであり、そこにはZQメリノという最高レベルの環境保全基準をクリアした上質なメリノウールがあることから挙げられます。現地の人とパートナーを組み、サステナブルという共通の目的をもって画期的なシューズを作ることにより、一般的なシューズと比べて60%ほど少ないエネルギーで作れることに成功しました。

    無料でもらえるシューレース。左から鳥居レッド、さくらピンク、神奈川ブルーと日本をコンセプトにしたカラー!

    アッパー以外にも特徴があります。シューレースはリサイクルペットボトルを再利用したり、アウトソールにはブラジル南部のサトウキビを原料にしたSweetFoam™を使ったり、パッケージには90%リサイクルダンボールを使用するなど、至るところに環境に配慮したものが使われているんです。

    1本のシューレースを取り出してパッケージに通し始めたかと思ったら……。

    さらに驚いたのは、シューズを購入した際、パッケージには2つの穴が空いており、そこにシューレースを通してそのままの状態で持ち帰ることができること! レジ袋はなく、徹底して環境配慮にこだわっています……。

    そんな様々な取り組みが世界中に認められ、クラウドファンディングでは4日間で10万ドル(約1100万円)が集まり、2018年には投資家などから5000万ドル(約50億円)もの資金調達を達成。人気俳優のレオナルド・ディカプリオも投資家として加わり、時価総額が14億ドル(約1500億円)となりました。 

    本題の日本1号店はこんなところ

    1号店はJR山手線・原宿駅の目の前。

    さて、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのオールバーズが、1月10日に日本1号店をオープンし、実質的な日本上陸を果たしました。JR山手線・原宿駅の竹下口の斜め前にあり、徒歩1分ほどで着く好立地です。国内では通販はまだ行っておらず、実際に同ブランドのシューズが購入できるのは同店のみ。外観はガラス張りになっていて、店内の様子がひと目でわかるようになっています。

    店内の壁面にはシューズ全ラインナップが陳列。

    シューズだけでなく、Trino™という独自素材を使ったソックスも。

    店内は壁にシューズがずらりとディスプレイされているほか、木の形をした姿見や雲の形をした小さい鏡、そして中央に試着用のチェアなどが並びます。売り場面積は約140平方メートルで、奥に長い長方形の室内。またシューズだけでなく、ソックスやインソールといったアイテムも販売していました。

    撥水加工を施した「Wool Runner Mizzles」1万5000円(税込)

    オープン当日にはお店が溢れるほどの人が押し寄せ、お店を回遊することはほぼ困難。筆者はフラグシップのWool  Runner(ウールランナー)を検討していましたが、スタッフから「アウトドアで使うなら撥水加工のあるモデルがおすすめです」ということで、こちらのWool Runner Mizzles(ウールランナー・ミズル)をなんとか購入。

    履いてみたところ、アッパーのウール素材が甲をしっかりと包み込んでくれて、甲高な足でも違和感なく履けました。ソールが肉厚でクッション性があり、歩くとふかっとした心地いい反発性も感じました。街中のアスファルトでも膝への負担が軽減できそうです。撥水性は確認できていないので、これからガシガシ使ってチェックしたいと思います。

    しばらくは同店でのみ営業。気になる人はぜひ行ってみよう!

    試着ができるのも同店のみ! 著名人からも人気が高いシューズを試してみては?

    カーボンニュートラルで製造し、さらにはどんな相性がよさそうなオールバーズのシューズ。広報担当者に聞いたところ、しばらくは同店だけで運営をし、ある程度見込みがでたら徐々に店舗を拡大していくとのこと。直近は通販をスタートさせることが目的で、気軽に同社のシューズを買ってもらいたいと話していました。詳しい日程はまだ未定。今後どんな展開をしていくのか楽しみです!

    オールバーズ原宿店 店舗情報

    東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森ビル1
    営業時間:11:0020:00
    休業日:不定休

    オールバーズ本国の公式ページはこちら
    https://www.allbirds.com

    取材・撮影/小川迪裕

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