7月20日にオープンする大規模店舗「無印良品 直江津」のMUJI CAMP TOOLSに行ってみた! | アウトドアショップ・自然派の店 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2020.07.17

    7月20日にオープンする大規模店舗「無印良品 直江津」のMUJI CAMP TOOLSに行ってみた!

    シンプルでどんなスタイルにもマッチすることから、多くのキャンパーが取り入れている無印良品のアイテム。この度、新潟県上越市にある直江津ショッピングセンター・エルマールに出店することが決定し、そこにアウトドア用品を揃えた「MUJI CAMP TOOLS」のコーナーを展開するとの情報が入ってきた!

    先日にオープンに先駆けて開催された内覧会をレポートする。 

    1500坪もある「無印良品 直江津」の全容

    中央は吹き抜けでスッキリした構造。

    「無印良品 直江津」は、JR直江津駅から徒歩約10分の直江津ショッピングセンターの2階部分。無印良品直営部部分の売場面積は4934.65平方メートルを有し、その広さは世界最大級とのこと!

    ゆったりした通路と、その両脇に初の試みであるBOOKS&CAFÉを展開。

    同店のコンセプトは、「地域のくらしの真ん中になること」。地域の人が集い、楽しみ、学べる場所として機能しつつ、上越地域の文化や魅力を発信する拠点となるコンテンツを展開する。

    店内には約7000点の商品が陳列されるほか、久世福商店、KALDI COFFEE FARM(カルディコーヒーファーム)、STARBUCKS COFFEE(スターバックス コーヒー)の3社が出店。スターバックス コーヒーは、MUJI BOOKS(ムジ ブックス)と組み合わせBOOKSCAFÉというコーナーに。

    地元の食材をふんだんに使ったフードコート「なおえつ良品食堂」。

    地元の農産物や特産物を幅広く販売する「なおえつ良品市場」。

    店舗内で「陽の家」のショールームを展開するのはここが日本初。

    そのほかにも、上越の農産物を扱う市場や、家族や友人と、世代を問わずに楽しめる食堂、そして無印良品の店舗では初となる「無印良品の家 陽の家」のショールームも用意。

    同地域の魅力を全面的にアピールしつつ、街に溶け込みながら無印良品らしい視点で展開するのが特徴である

    気になるMUJI CAMP TOOLSを拝見

    最大180点もの商品を販売するスペース「MUJI CAMP TOOLS」。

    では、気になるMUJI CAMP TOOLS(ムジ キャンプ ツールズ)のコーナーを見てみよう。無印良品の約100アイテムに加え、国内外のアウトドアブランド20メーカーの6080アイテムを並べる。

    コーナーの看板と。同店で扱うブランドのシールがびっしり貼られたボックス!

    コンセプトを端的に紹介したパネル。

    こちらでは「くらしの備え。いつものもしも。」をコンセプトに、アウトドアで使えることはもちろん、持っておくことで万が一災害が起きたときにも役立つ道具を、無印良品の視点で再編集して並べている。

    屋内でも屋外でも使えるオリジナル商品やアウトドア用品をわかりやすく見せることで、普段から使っているアイテムを、いざという防災用品としても役立てられるように提案している。

    無印良品のキャンプ場のイメージパネル。

    「再編集」とはどういうことか。無印良品は、自社でキャンプ場を3か所運営しており、現場での経験や培ったノウハウ、気づいたアイデアを取り入れることができる。つまり、外部ではなく内部の人のアイデアと経験でコーナーを展開しているのだ!

    直江津のある新潟県には津南キャンプ場があり、同施設が冬季閉鎖の期間には、スタッフが同店に来てアドバイスをしたりすることも考えているそうだ。

    ベッドやキッチンを置いて家の中でも役立つアイテムを紹介。

    屋外でのシーンを想定したコーナーづくり。

    MUJI CAMP TOOLSには、木の柱を境に屋内向けコーナーと屋外向けコーナーの2区画を用意している。インドアとアウトドアでのシーンを想定してディスプレイすることで、キャンプをしない人でも視覚的に用途が理解できるようにした。

    防災用品として同店がおすすめするものを陳列した防災コーナー。半数がオリジナル商品。

    スーツケースに長旅に出られるアイテムをパッキングすると、防災にも役立つという提案。

    屋内向けコーナーには、ベッドとキッチンを用意して普段の生活を意識したディスプレイを用意。キャンパーの中でも利用者が多いポリプロピレンボックスに荷物を入れたり、スーツケースに防災用品を入れたりと、知っておくと納得できる提案をあちこちに散りばめている。

    UCOやキャプテンスタッグのコンパクトな焚き火台を展示。

    SOTOのバーナーやベルモントのリッドパンの使い方をイメージしやすいようにセット。

    地元産の薪や炭も販売。

    屋外向けコーナーでは、火器や焚き火台、消耗品などを販売。UCOやサーマレストを取り扱うモチヅキやスノーピーク、キャプテンスタッグなど、新潟を拠点に活動する地元のアウトドアメーカーや企業の商品を中心に揃えているのが特徴。薪は地元の森林組合からブナなどの間伐材を中心に販売する。

    壁一面にびっしり飾られたディスプレイは圧巻!

    コーナーの奥には、キャンパーなら誰もが知っている有名ブランドの商品が一堂に陳列。キッチン用品やライト、寝具、そして蚊取り線香や歯磨き粉といった小物まで用意されており、キャンプでも防災でも役立つアイテムが盛りだくさん! お店の近くに来る機会があれば、ここはぜひとも見てもらいたい。

    お土産に買いたい!同店限定のシェラカップ

    細かい目盛りがプリントされたシェラカップ 990円+税

    個人的におススメなのが、こちらのシェラカップ。製造はキャプテンスタッグだが、内側にプリントされた目盛りと字体は無印良品が提案したもの。しかも現時点では直江津店限定!

    ごはんを炊く際の計量カップにもなり、また食事の受け皿としても使えるので、普段使いとしても重宝すること間違いなし。底面の刻印がない同ブランドらしいシンプルなデザインも秀逸。お土産がてら購入してみてはいかがだろうか。

    無印良品 直江津店のこれからの取り組み

    地元企業の頸城自動車が保有するバスをリニューアルした移動販売バス。

    衣料品や食品を陳列して販売。

    今後の同店の取り組みとしては、無印良品の商品をのせた移動販売バスを走らせるとのこと。包括協定を結んだ頸城(くびき)自動車が保有するバスに「MUJI to GO」のラッピングを施した特別仕様で、店舗へ出向けない人へ、商品だけでなく、くらしの安心や楽しさを届けられるように、今秋から実験的にスタートする。

    集いの場として開放するOpen MUJI。

    さらに、店内奥には地域の人が集まれる場所として、コミュニティスペース・Open MUJIを開設。休憩スペースや会議、勉強などに使ってもらいたいとのこと。隣には調理場も備えており、今後は料理教室やキャンプ関連のワークショップも積極的に実施するそうだ。

    上越市に溶け込む無印良品 直江津の今後に期待

    今回の取材を通して、今までの小売店の常識を覆す新しい取り組みが多く採用され、これからどのように地域に馴染んでいくかが楽しみだ。また、MUJI CAMP TOOLSは同社で初めての企画とのことで、いずれは郊外のみならず都心店での展開も実施したいと意気込んでいた。

    無印良品 直江津 は720日(月)にグランドオープンを迎える。上越に来たら、ぜひ一度足を運んでもらいたい。

    店舗情報

    新潟県上越市西本町3-8-8 直江津ショッピングセンター2F
    TEL.:025-520-7591
    営業時間:10:0020:00
    定休日:不定休 ※直江津ショッピングセンターに準ずる
    https://www.muji.com/jp/ja/shop/detail/046607

    撮影・構成/小川迪裕

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