キャンプから災害時まで便利な「Jackery」ポータブル電源を使ってみた | ポータブル電源 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2019.11.26

    キャンプから災害時まで便利な「Jackery」ポータブル電源を使ってみた

    電気が使えない! そんな時にポータブル電源があれば安心

    持ち運びもできるポータブル電源は、遊びから災害時までどこでも使える便利ギア

    ポータブル電源の注目は、今やうなぎのぼり。というのも、台風や地震といった災害が起きた時期、ライフラインのひとつである電気が停まる事態が発生したためだ。スマホの充電をはじめ、電気の供給を支えてくれたのは、大容量の電気を蓄電するポータブル電源が役立ったという情報が多くあがった。

    では、いざという時のために電源を用意しよう! と探すと、量販店やホームセンター、ネット通販などで様々なものが登場し、どれを選べばいいかわからない人もいるだろう。そこで今回は、以前に同媒体で紹介したアメリカの人気ブランド「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源を実際に使ってみたので紹介する。

    あらためて、Jackeryとはどんなブランド?

    国内外で高評価を持つJackery。海外ではキャンピングカーに常備する人も多い

    Jackeryは、2012年に元バッテリーエンジニアだった創業者がアメリカのシリコンバレーにて創業。最先端の技術を盛り込み、2015年には世界初のリチウムイオン電池を搭載したポータブル電源を開発。使いやすさと大容量の電力が話題を呼び、ネット通販大手の米国Amazonで、星5つ中4.5以上の高評価を獲得。今年9月には日本に本格上陸した。

    家からキャンプまで実証!なぜJackeryのポータブル電源は人気なのか

    「ポータブル電源700」7万9800円(税込)

    では早速、Jackeryのポータブル電源を使い、なぜ人気なのか具体的に紹介する。今回は3種類(240、400、700)あるなかから、もっとも容量が大きい「ポータブル電源700」(以下、Jackery 700)。圧倒的に高い容量とパワフルな給電で業界人も多く使う注目アイテム。

    スゴい理由①:194,400mAh/700Whのとてつもない大容量

    スマホは1メモリ1分程度で回復する圧倒的な速さ!

    同製品の一番の売りは、電気が最大194,400 mAhも入ること。普段持ち歩くモバイルバッテリーはせいぜい5,00010,000 mAhだが、それの約19倍となると相当心強い。USB-Aポートは3口あるので、実際にスマホ2台とタブレット1台を装着。口の上にボタンがあるので、それを押せば充電が始まる。

    しかもAmazonの販売ページの情報によると、スマホは5660回も満充電できるとのこと! これなら1日に3回、もしくは家族で一緒に充電しても1週間はゆうに乗り越えられるので助かること間違いなしだ。

    スゴい理由②:定格出力500Wで扇風機から調理器具まで使える

    サーキュレーターは微風・弱・中・強のどのモードも使用できた

    キャンプでも大活躍。暑い日にぜひ使いたい

    定格出力とは、「原動機などの機器類が、指定された条件下で安全に達成できる最大の出力」と定義されている(小学館『デジタル大辞泉』)。同製品で言えば、500Wくらいまでの消費電力の家電であれば使用ができることになる。

    1畳ほどのホットカーペットは、1〜5のどのレベルの温度も使用可

    キャンプでも本領を発揮。2日間丸々使用できた

    それに照らし合わせて、筆者が持っている道具を見てみると、3合くらいの小さい炊飯器は280W、1畳くらいのホットカーペットは200W、サーキュレーターが強風で40Wだったので、このあたりは使える。実際にホットカーペットを使ってみると、5段階中3レベルで使用し続けても1日は保ったので、冬場は安心だ。

    スゴい理由③:全7口の出力ポートで幅広い家電に対応

    目安の消費電力が載っているので、事前に確認できるのも嬉しい

    Jackery 700USB-Aのポートが3口あるほか、DCが2口、シガーソケットが1口、ACが2口の計8口も出力ポートを搭載。パソコンならACアダプターをつけなくてもDCポートにつないで充電できたり、シガーソケットにUSBの増設チャージャーをつければさらに多くのガジェットを充電できたりと、幅広い使い方ができる。 

    寒い日のキャンプならこんな使い方もできる!

    この方法なら布団乾燥機の代わりにもなる

    これからキャンプをする人は、とにかく寒さ対策を万全にすることが必須。そこで筆者がキャンプで使って便利だったのが、ホットカーペットをあらかじめつけておいて、その上に寝袋を置く保温方法。

    中綿がホットカーペットの熱を吸収するので、寝る前にやっておくと中がポカポカした状態で就寝できる。筆者はその余韻のおかげで5分もせずに寝てしまった。お座敷スタイルでキャンプをするなら、寝袋をブランケット代わりに使えば夜に過ごすときも快適だ!

    停電で充電ができない!そんなときはソーラーパネルで

    写真の製品は「SolarSaga 100」3万4800円(税込)

    大容量の蓄電量で文句なし! と言いたいところだが、残念ながら永遠に使い続けることはできない。もし電池切れが心配な人は、同社が販売するソーラーパネルも用意しておくといいだろう。変換効率が23%と高い数字を出しているのが特徴で、2種類が販売されている。Jackery 700で使うなら「ソーラーチャージャー18V/100W」がおすすめ。

    DCUSB-A、そしてUSB-Cの3つの出力ポートを搭載し、ポータブル電源だけではなくスマホなどの充電ももちろん可能。旅や車旅をする人は合わせて検討してみてはいかがだろうか。

    ただし、防水性はないので水辺や雨天時は注意

    Jackeryのポータブル電源は、どれもBMS+MCU制御機能を搭載しているので、過放電や過充電など機器へのダメージや無駄な商品を抑える頼もしい機能を搭載。しかし、家電は家電ということで水には弱く、当たると使えなくなってしまう。キャンプだと雨の日、アクティビティでは水辺での使用は避けるようにしよう。

    どこでも使えるJackeryのポータブル電源はマストバイ!

    災害時にもキャンプでも役立つポータブル電源は、1家に1台は保っておくべきマストアイテム。中でも、今回紹介したJackeryの製品はケタ違いの容量と使い勝手の良さで群を抜いている。業界では最長の2年保証が付いているので、一度購入してその使い心地を試してみてほしい。

    Jackery「ポータブル電源 700」の製品情報

    価格:7万9800円(税込)
    サイズ(約):299.7×192.9×191.5mm
    重量(約):6.3kg
    容量:194400mAh/700Wh
    定格出力:500W
    瞬間最大出力:1000W

    Jackeryの公式サイトはこちら
    https://www.jackery.jp

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