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ポタ電がある暮らしは超楽しい! 達人の使いこなしテクを拝見!
ポータブル電源があれば暮らしはもっと自由になる
旅行作家 シェルパ斉藤さん
長野県出身。’90年よりビーパル本誌で連載開始。徒歩のみならず、電動アシスト自転車、耕運機、スーパーカブなど、あらゆる乗り物を駆使して旅に出ては、その様子を綴っている。

シェルパ斉藤さんが実践するポタ電使いこなしの日々
「数日前に北海道からフェリーで帰ってきたばかりなんだ。20年ぶりに自転車で日本縦断の旅をしてきてさ(笑)」
そう話すシェルパ斉藤さんは、60歳を超えてからも、好奇心のおもむくままに旅を続けている。この日は約20年ぶり、3回目となる日本縦断の自転車旅を終え、山梨県北杜市にある拠点で過ごしていた。
「このワイン樽でできたサウナの内装を直すところなんだ」
斉藤さんは、日陰に置いたポータブル電源に電動工具の配線をつなぎ、手慣れた様子で木材の加工を始めた。大型の扇風機もポータブル電源の電力で心地よい風を送っている。
「ここは電源から離れているので、作業のときはポータブル電源が欠かせないんだ。これ(『BLUETTI AC200L』)は大容量で、数種類の電動工具と扇風機を同時に使えるから、外の作業がはかどるよ。以前は、ドラム式の延長コードが届く場所で電動工具を使って、加工した木材をここまで運んでいたけど、そんな手間がなくなった。おかげで現場作業がずいぶん楽だよ」
作業しながら旅の話を続けた。
「うちにはT3という電動自動車があって、数年前に旅先で充電させてもらいながら、県内の下部温泉まで旅をしたんだ。万が一、欠電したときのために、荷台にポータブル電源を積んで。
そのときは、最後にこれに助けられて無事帰宅できたっけ」
作業が一段落したところで、自宅ガレージを案内してくれた。そこには、これまで旅を共にしてきた自転車やオートバイ、キャンプ道具が並んでいた。
「せっかくあるものは利用しないともったいないから、この自宅を建てた数年後から屋根には3480Wの太陽光パネルを置いて発電しているんだ」
ガレージの奥には、太陽光パネルで発電した電気を家庭用電源の100Vに変換して出力するコンセントがあり、ポータブル電源はそこにつないで充電しているという。
「ここにはカフェで使う大型の冷凍庫があるんだけれど、もし停電しても、このポータブル電源で数時間は動かせる。それで氷を作り、ほかの冷蔵庫などに入れれば、中身が腐ることは防げるよ。それにポータブル電源があれば、井戸水を汲むポンプにも使えるので水の心配もない。昼間晴れれば太陽光で電気も作れるから、停電が数日間続いてもなんとかなるかな」
さすが斉藤さん。自宅の防災対策にもぬかりはないようだ。
「じゃあ、午後は涼しい河原でちょっと仕事でもしようかな」
もしものときを意識しながら、ポータブル電源がある生活を楽しむ斉藤さん。豊かな森にスローで素敵な時間が流れていた。

’95年、山梨県北杜市の森に仲間と共にログハウスを建てて以来、木々に囲まれた生活を楽しんでいる。

ポータブル電源のスイッチを入れて作業開始。

午前中は、ワイン樽を再利用した自慢のサウナをメンテナンスして過ごした。

電動工具を使った木材の加工も慣れたもの。

午後は、ポタ電を連れて自宅近くの河原に移動して仕事。
ときには木漏れ日が心地よい川辺のアウトドアオフィスで執筆する

「ポタ電があればどこでもオフィスになる」と、パソコン、スピーカー、扇風機を河原の木陰へ運んで執筆を開始。
災害を想定して備えていること

ガレージには、太陽光パネルで発電した電気を直接出力するコンセントがあり、停電に備えている。日ごろから、ポタ電は、ここにつないで充電している。

カフェで使う食材を保存している大型の業務用冷凍庫。停電したときには、ポタ電から電気を供給して氷を作り、ほかの冷蔵庫の保冷用として使うそうだ。

日当たりのいい屋根に備えられたソーラーパネル。自宅のほか、カフェで使うエアコンの電力までまかなっている。
小さなEVに乗ってプチ旅へ。ポタ電を使って行動範囲を広げる

「たとえ近所の買い物でも風を感じたい」と愛用している電気自動車の光岡自動車「ライクT3」。遠出するときには、ポタ電を積んでいき、電気切れに備えている。

「ポータブル電源があれば、あえて気持ちのいい場所に停めて、コーヒーを飲みながら充電待ちができる」
※構成/山本修二 撮影/三浦孝明
(BE-PAL 特別編集 ポータブル電源アウトドア活用パーフェクトガイド より)
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