現在発売中のビーパル5月号『バックパッカーと進化する旅道具図鑑』特集では、世界&国内を旅し続ける個性豊かな旅人たちが、愛用する道具を大公開。その中からひとり、野宿を愛する『野宿野郎』編集長かとうちあきさんの愛用グッズをお見せしちゃいます!
ビーパル本誌ではほかにも大勢の個性派バックパッカーが登場するので、是非チェックしてください!
Q1.旅プロフィール&服装おしえて!
かとうちあきさん
野宿歴約19年。日本の最東西南北で野宿済み。“人生をより低迷させる旅コミ誌”がキャッチフレーズの『野宿野郎』編集長。移動はバス、宿泊は野宿を基本に、家にいるときのラフな姿でどこにでも神出鬼没。傷むかも、と思いつつレインウェアをアウターとして着用。
Q2.旅で愛用しているザックは?
グレゴリーのデイパック22ℓとデイ&ハーフパック33ℓを半々で使用。これで3晩の野宿までOK。軟弱なので、荷物量7㎏を超えると、途端に重く感じ、やる気を失う。
Q3.旅で愛用しているシューズは?
旅でというより、いつでもどこでも履いているのがゴアテックスを使用したメレルのカメレオン5ストーム。1代前は丈夫で6年ぐらい履いていて、現在のモデルは買い替えてまだ1年目。
Q4.かさばっても必ず持っていくこだわりのモノは?
長年寝食をともにしている友、カネゴンは軽量化云々関係なくロングステイに欠かせない。初代は中学時代に購入。
Q5. これを持っていることで救われた! というモノは?
女ひとりの野宿旅は、不審がられることも多い。お巡りさんに職務質問されたとき、とりあえず"運転免許証"を見せれば解放される! 身分を証明できるものは大事です。
Q6.便利グッズやパッキングするときのコツ・工夫は?
寝袋や着替えなどを濡らさないよう、ザックに大きなゴミ袋を突っ込み、そのなかにパッキング。防寒、敷物にも重宝する。
Q7.旅のご自慢グッズおしえて!
折りたためる空気枕。バスや電車など、乗り物での移動中、首か腰につけると楽チン。野宿中の枕にもなる。
Q8.持っていく本や音楽は?
家にあってまだ読んでいない本を持参。ラジオがあるといいかな、と思いつつ、重くなるのでたいてい持っていかない。
Q9.今まででいちばん印象に残っている旅は?
関門トンネルの県境。高校生の夏休み、本州横断の野宿旅をし、青森から歩きはじめてなんとなくゴールっぽい場所だった。県境をまたいだ途端帰るのがイヤになり、そんな自分に驚いた。
文/大石裕美 撮影/田川哲也