『BIKE&CAMP』で見つけた旅が楽しくなるバイク&グッズ10選

2020.11.16

私が書きました!
フリーランスライター
山本修二
1963年東京生まれ、名古屋在住。自転車が得意なフリーランスライターとして、本誌を中心に25年以上東京で活動。2015年に名古屋へ移住し、スポーツバイクの輸入代理店でマーケティング業務に従事。2019年12月にライター活動を本格再開。アウトドア遊びのパラダイス=名古屋から、ディープな情報をお届けします。著書『スポーツ自転車でまた走ろう』(技術評論社) http://yamabon.jp

関東地方のサイクリストには人気のサイクリングロード「つくばりんりんロード」から近い、『つくばワイナリー』の特設会場で開催された。

自転車とキャンプをテーマにした”旅フェス”

本誌で長らく活躍しているモデルであり熱烈旅サイクリストでもある山下晃和さんが、「自転車で旅する楽しさを広めたい」という想いで始めた『BIKE&CAMP』。2017年6月に三重県いなべ市にある青川峡キャンピングパークで初開催。同会場で回を重ね、2019年からは、会場を茨城県に移して開催されている。

2020年6月は、新型コロナウイルスの影響で開催を断念。しかし、2020年10月31日~11月1日に、茨城県つくば市にある『つくばワイナリー』の特設会場で、まぶしい太陽の下、無事に開催された。ブース出展46社、来場者数は2日間で3,564名。自転車に乗ってやってきた来場者の多さに驚かされた。

筑波山を望む会場。コロナ禍で数々のイベントが中止になる中、久しぶりに開催された大型自転車イベント。会場には、たくさんの笑顔があふれていた。

展示された自転車やグッズも個性派揃い 

一体感のある特設会場には、旅に出かけたくなるような自転車や、関連グッズ、そして、アウトドア用品がずらり。レースイベントとは一線を画した、どこかのんびりとした、ユルい空気感が心地よかった。そんな、会場を歩いて見つけた最新バイクと自転車旅で便利そうな用品10選を紹介しよう。

1.重量わずか100g。モノラルのチタンメッシュを使った焚火台

軽量コンパクトで折りたたみができる焚火台をリリースする『モノラル』が、驚異の軽さを誇る焚火台『ワイヤーフレーム・フェザー』を発表。ワイヤー式のフレームはステンレス製。メッシュの火床は、なんとチタニウム製。軽量化にこだわった結果、重量わずか100gに仕上がっている。しかも、コンパクトに折りたためるため、バイクパッキングで焚火を楽しみたい人には最強の焚火台となりそうだ。モノラルブースでは、チタニウム製のグラベルロード、マウンテンバイクも展示し、来場者の熱い注目を集めていた。

『ワイヤーフレーム・フェザー』価格19,800円(税込)
モノラル https://monoral.jp/

軽さにこだわり、チタン製のメッシュまでオリジナルで開発。

2.電車旅との相性が良い英国製フォールディングバイクの最新色

ロンドン郊外で生産されているフォールディングバイク『ブロンプトン』。2020年は、在庫が枯渇するほどのヒットを記録。この会場では、入荷したばかりの2021年モデルの展示と試乗が行われた。主要パーツの変更はないが、新色「クラウドブルー」などが追加された。写真の『M6R』は、旅道具の積載に便利なラック付き。内外装6段変速を搭載している。

『ブロンプトン/M6R』価格236,500円(税込)
ミズタニ自転車 http://www.mizutanibike.co.jp/brand/brompton/

淡いブルー系のニューカラーが新鮮。

3.乗り心地の良さと軽さを両立したグラベルバイク

近年、バイクパッキングにも使いやすいグラベルロードバイクが人気の『ジェイミス』も2021年モデルを展示。『レネゲードS3』は、重量11kgと、乗り心地重視のクロモリスチールとしては極めて軽く仕上げられたミッドグレードモデル。振動吸収性に優れたトリプルマウント付きのカーボンフォーク、シマノのグラベルコンポ『GRX』の10段変速と油圧ブレーキを搭載。軽快な走りを楽しめる。

『レネゲードS3』価格203,500円(税込)
ジェイミスジャパン https://www.jamis-japan.com/

グラベルロードのカテゴリーでは、エントリー層で高い人気を誇るジェイミス。この日は、上位機種の試乗車も多数揃え、走りの良さを訴求していた。

4.開発者は大の自転車好き。パーゴワークスのニンジャシェルター

パーゴワークス・ブースでは、バイクパッキングで便利そうな軽量シェルター『ニンジャシェルター』を展示。ポール2本付きで、重量わずか1,150g。その気になれば3名が眠れるほど広いスペースを確保できる。居住性を高めるために、ペグを打ち直さずに高さを2段階にセットできるスカートは秀逸。付属のポールは、『ニンジャスティック』というネーミングで販売予定。これを2本買い足して使えば、シェルター前に、さらに広いスペースを確保できる。

『ニンジャシェルター』価格41,800円(税込)、『ニンジャスティック』価格7,480円(税込)
パーゴワークス https://www.paagoworks.com/

バイクパッキングで使うにも、ピクニックで気軽なシェルターとして使うにも便利そう。

収納サイズは、12x12x45cm。自転車のハンドル前やトップチューブにも積載しやすいサイズ感だ。

5.インフレータブルポールを使った軽量テント

クワハラバイクワークスが、輸入販売する『ウーポン』のエアピラー式テント『3G Bivy Tent (1P)』。エアピラーとは、空気を入れて膨らませるインフレータブルポールのこと。金属製ではなく、ポリエステル製のインフレータブルポールを使うことで、1250gという軽量化を実現している。ポールは、空気を抜いてしまえば、小さくたためるので、自転車に積載する際に、金属製のポールのように収納場所(とくに長さ)に困ることもない。収納サイズ長さ20x幅16㎝。

『3G Bivy Tent (1P)』価格44,000円(税込)
クワハラバイクワークス https://www.kuwahara-bike.com/

自転車やトレッキングポールなどを使えば、雨の日でも食事を作るスペースを確保できる。

オレンジ色の部分が、空気を入れて膨らませたエアピラー。

6.アラスカの漁師が愛用するタフなレインシューズ

ベーリング海の極寒の環境で働く漁師が選ぶ強靭な『エクトラタフ』のレインシューズ。2020年に日本の正規代理店ができるや、そのシンプルなデザイン、高い防水性、強靭さがアウトドア用として、ジワリと人気を呼んでいる。『レガシー・シリーズ』は、男女別、長さが異なるモデルから選べる。

落ち着きのある色合いが、お洒落キャンパーに人気。

写真左から順に。
『6”プレイントウ・ローカット・メンズ』価格17,600円(税込)
『15”プレイントウ・ガセット・メンズ』価格21,450円(税込)
『15”プレイントウ・メンズ』価格20,900円(税込)
『12”プレイントウ・メンズ』価格19,250円(税込)

フォアマン ※WEBサイトは、「XTRATUF」「フォアマン」で検索してください。 

7.釣り場の移動を楽にするフォールディングバイク

2005年の発表以来、細部のブラッシュアップを重ねて熟成されてきた『タルタルーガ/タイプ・スポルト』。20インチの小径ホイールが生み出す、軽快かつスピーディーな走りに加え、前後のサスペンションが路面から伝わる振動を軽減。体に優しい乗り心地を実現している。このモデルには、その歴史を物語るような数々の専用オプションが存在する。最新版のロッドホルダーは、スピニングロッドをスタイリッシュかつ、簡単に積載するためのパーツ。これを搭載すれば、釣り場の移動が楽々できる。

『タイプ・スポルトDX ver.1.5』 価格253,000円(税込)
『タイプ・スポルト専用ロッドホルダー』価格8,580円(税込)
タルタルーガ・エンターテイメントワークス https://www.tartaruga-ew.com/

小径ホイールながら、ロングライドも得意なフォールディングバイク。BIKE&CAMP会場にも多数のユーザーがやってきた。

ロッドホルダーは、専用設計だけあり、美しくまとめられたデザインも秀逸。

8.着脱が簡単なフロントフォーク用防水バッグ

旅サイクリストから絶大な信頼を受ける防水バッグブランド『オルトリーブ』から、フロントフォークに取り付けられるコンパクトなバッグが登場。『QLSシステム』というオリジナル台座を開発し、フォークにネジ穴がないモデルやサスペンションフォークにも、付属のバンドで取り付けができる。さらにバッグの部分は、ワンタッチで着脱が可能。ツーリングはもちろん、通勤や近所の散策でも便利に使えそう。容量は3.2リットル。

『フォークパックプラス・シングル』価格8,800円(税込)
ピーアールインターナショナル http://www.g-style.ne.jp/

見た目はコンパクトだが、3.2リットルと使い勝手のいい容量の防水バッグ。

『QLSシステム』というオルトリーブオリジナルの台座。フォークにマウント(ネジ穴)がないバイクでも、積載性を高められる。

9.税込4万円台で買えるアドベンチャーバイク

『サイクルベースあさひ』が立ち上げた『LOG』ブランド。「LIFESTYLE」「OUTDOOR」「GEAR」の頭文字に由来する。アウトドアで気楽に自転車ライフを楽しむための敷居が低い自転車と用品を展開する。『ログ・アドベンチャー27.5』は、丈夫なアルミフレームとスチール製のフォークに、27.5×2.1インチのセミブロックタイヤを組み合わせた冒険仕様。税込価格が5万円を切ってリアキャリアとセンタースタンドまで付属する。

『ログ・アドベンチャー27.5』価格49,980円(税込)
サイクルベースあさひ https://www.cb-asahi.co.jp/lp/products/ownbrand/log/

オプションのバッグを装着した展示車。アンダー5万円には見えない風格だ。

10.自転車ピクニックが楽しくなるキュートなカーゴバイク

20インチの小径ホイールに、大型のリアラックを標準装備した『BRUNO/ミニベロツール』。フレームは、後輪をやや後方にストレッチしたロングテール仕様。ピクニックに必要なグッズを積載しやすいようデザインされている。低速安定性が高いので、パニアバッグなどを装備して荷物を積んだり、チャイルドシートを取り付けてお子様と一緒にサイクリングを楽しむにも良い。

『ミニベロツール』価格86,680円(税込)
ダイアテック https://brunobike.jp/

タイヤは、やや太めの20×2.125インチ。走ってはもちろん、見た目にも安心感がある。こちらは、オプションの両脚スタンドを装着している。

今年のBIKE&CAMPを振り返って

最後に、イベントプロデューサーの山下晃和さんに感想を聞いた。
「参加者の2割が女性だったのは驚きました。また、遠くは岡山県、兵庫県から、さらには東海地区開催の時からずっとこのイベントを好きでいてくれる人もご来場いただいたのはうれしかったです。次回やるとしたら、旅イベントとしての特徴をもっと出していきたいと思っています」

三重県開催の初回から回を重ねるごとに知名度も上がり、出展企業や参加者数もアップ。この会場でキャンプ泊する参加者の装備や自転車を見れば、自転車で旅をする楽しさが、確実に浸透していることが一目瞭然。そんな意味でも意義あるイベントだ。レースで人を集めるのは比較的容易でも、競うことなく集客できる自転車イベントというのは、そうはない。笑顔があふれる自転車と旅の祭典。これからも継続して開催して欲しい。

イベント中の駐輪場の様子。多くのサイクリストが、自転車に乗ってやってきた。

イベント情報

BIKE&CAMP
https://www.bikeandcamp.net/

この記事をシェアしよう!

関連記事

『 イベント 』新着ユーザー投稿記事

『 イベント 』新着ユーザー投稿写真

『 イベント 』新着編集部記事

おすすめ記事