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国内初!?電動キックボード「LUUP(ループ)」で公道を走ってみた!

2021.05.05

電動キックボードシェアアプリの提供を4月23日に始めた、株式会社Luupの試乗会に参加してきました。サービス名は「LUUP(ループ)」。電動で小型。一人乗りする「マイクロモビリティ」といわれ、ヘルメットの着用が任意になった国内初のサービスです。

使用感は電動自転車!?

緑の枠がLUUPのポート。全長1.3mほどのマイクロモビリティの駐車スペース

「例えば、電車を利用するほどの距離じゃないけど、歩くとちょっと遠い。そんな距離感の時に利用してもらいたいと思っています」とCEOの岡井大輝さんは話します。

確かに、地下鉄を乗るために地下に降りて、また地上に上がってくる時や目的地が駅から離れている時などに、ちょっとした不便ってあります。そんな時、110円/10分という電車の初乗り運賃よりも安いなら、使ってみてもいいかもしれません。

利用方法はとてもシンプル。街中にある「ポート」と呼ばれる駐輪場のような緑の枠内に置かれたこのマイクロモビリティを見つけ、専用アプリを通じてQRコードを読み込むと使用可能になります。

QRコードを読み込んだら、アプリで目的地付近の返却先ポートを探して、空きを確認して予約します。パーキングの「満車」のように着いたけど返却できないといった不便さを事前に解消できるサービスになっていて、一連の操作にストレスはありません。

さて、出発です。片足を乗せ、もう片方の足で2、3回ほど地面をキックして助走をつけながら、右ハンドルにあるアクセルをぐいっと押し込むと電動アシストが作動します。ブレーキは自転車と同じように左右のハンドルにあって、初めての乗り物だけど、使い慣れた操作性に安心感がありました。

初動は軽く助走をつけ、右ハンドルのアクセルを親指でグイッと押し込むだけ。

イメージよりも初速の加速感がありましたけど、数mも進むとすぐに慣れます。いきなりスピードMAXにならないように制御されているそうなので、電動式に慣れていない人でも安心です。

とにかく楽しい!気持ちいい!

スカートスタイルの女性でも安心して気軽に乗ることができる。

返却先のポートに着いたら、枠線からはみ出ないように停車させ、その写真をアプリ内で提出すると決済されます。すべてアプリで完結するシステムはユーザビリティも高く、便利です。

乗り心地は、新緑の爽やかな季節柄もあって、とても爽快でした。初めての乗り物のドキドキ感とワクワク感があって、子供のころのような無邪気な気持ちにもなりました。

岡井さん曰く「女性からの反響が大きい」とか。

「自転車のようにまたいだり、ペダルをこぐ必要もないので、スカートのままでも乗ることができ、ヒールを履いていても問題ない点が好評です。スーツの男性でも、自転車のチェーンにズボンの裾が巻き込まれる心配もありません」

コロナ禍で自転車通勤の需要が伸びたように、非接触のこのサービスは新しい移動手段としての手応えがあるようです。

「地面と足が近いため、危険を感じたら足をついて止まることもできます。20代〜30代の比較的若い方を中心に注目をいただいていますけど、まずは乗ってみて、気持ちよさとか楽しさを体感してもらいたいですね」

走行上のルールは?ヘルメットは必要?

バックスタイル。ナンバープレートにウインカー、テールランプが装備されている。

新しいサービスには規制がつきものですが、ナンバープレートが付くなど、道交法など法律に準じた仕様があります。

まず、扱いは「車両」のため、歩道ではなく車道(公道)を使います。信号は車用が適用されます。車道に沿った自転車専用道路での使用も特例措置の範囲内では可能ですが、歩道上にある自転車専用道路はNG。降りたら歩行者扱いになるので、歩道では降りて押しましょう。

本来は、ヘルメット必須ながら、実証実験などを通じて一定の安全性が担保されたこともあり、特例措置としてヘルメット着用が任意になった点が、規制緩和の大きな一歩のようです。

また、ウインカーが付き、ブレーキをかけるとテールランプが光ります。夜間用のライトもクラクションも付いています。これらの操作が自転車や原付のようにハンドルを持ちながら行なえるので、メカに不慣れな人でも難しくないと思います。

読み込むQRコードはこちら。ハンドルにスマホをセットできるため目的地をルートナビできる。ウインカーとクラクションは左ハンドルに。

制限速度は15km/h。原付の法定速度の半分になりますが、自転車の平均速度と同じくらいのスピードが出せますので、街中をちょっと移動!なんてときには十分そうです。

現在展開しているサービスエリアは東京と大阪の限られた地域で、使用可能道路にも制限があります。
※キックボードは現時点では都内のみになります。

例えば、東京の三軒茶屋から渋谷に向かう国道246号線はNGだけど、渋谷から六本木間は使用可能など、乗ることができる道路にも制限があり、万が一、不可エリアを走行してしまったら、アラートが鳴って教えてくれるそうです。

「将来的には位置情報で個別管理することで、混雑しているエリアにスピード制限をかけることもできます。自転車も自動車も運転手の操作に依存する乗り物ですが、このマイクロモビリティは運営側が主体的に管理する仕組みを導入しているため、柔軟な対応が可能なんです」

未来はどうなる?

カフェの軒先にポートが設置されている。店舗は、小スペースを有効活用でき、誘客にもつなげることも可能。

2019年から政府と連携して実証実験を繰り返し、警察とも協議を重ねてきたことで安全性を立証できたこと。そして、都市部での利用を促進してデータを集め、さらなるサービスの向上を期待しているとのこと。

「都市部は特に鉄道の駅が街の中心ですが、ポートが街中の小さな駅になることで、生活がより豊かになればと考えています。そのためにはポートをもっと増やしていく必要がありますね。駅から徒歩10分以上離れたところに住んでいても、自宅マンションと駅前にポートがあれば、利便性は大きく変わると思うんです」

最小でたたみ一畳分のスペースがあれば、ポートとして緑の枠線を設けることができるとか。すでにコンビニやスーパー、カフェの軒先や自販機脇のデッドスペースを活用した“ポート化”が進んでいるそうです。

「2023年には椅子型の投入と全国展開を考えています。さらなる安全性を追求して、社会に認められる新しいマイクロモビリティとして浸透させていきたいと思います」

電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティ「LUUP」
サービス概要(2021年4月現在)

内容:電動マイクロモビリティのシェアリングサービス
料金:初乗り110円/10分(税込)、それ以降17円/分(税込)
利用方法:専用アプリ「LUUP」を使用
免許:小型特殊自動車免許以上(原付のみは不可)
展開エリア:東京(渋谷・新宿・六本木)、大阪(キタ、ミナミ)
※電動キックボードはまだ東京のみなのでご注意ください。
ポート数:東京300ポート以上、大阪78ポート
※電動キックボードは現在100台、200ポートなのでご注意ください。

どこからでも乗れて好きな場所に返せるシェアリングサービス
https://luup.sc/

私が書きました!
山田 洋
スポーツジャーナリスト/デザイン制作会社のプロデューサー/ラジオパーソナリティ・MC/編集者兼ライター など、7つの顔を持ちたい人。落ち着きのない仕事感をごちゃっとカバンに詰めて、雨のちハレの精神で生きています。 水瓶座のAB型/海と山の鎌倉在住/トレイルラン歴14年/最近、農業にハマっている孤独好きな寂しがり屋。https://note.com/h_yamada/n/nd106b937568d
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