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キャンピングカーの達人、伴 隆之の注目モデルレビュー
キャラバンの標準ボディ、ハイルーフがベースで取りまわしも楽々

2025年8月25日に日産のワンボックスカーであるキャラバンが一部仕様向上しました。注目は小型貨物車4ナンバーバンクラスでは初となる「インテリジェント・クルーズコントロール」が、ガソリンモデルに採用されたこと。また、アクセルやブレーキなどの加減速制御を自動で行うことで疲労を低減。ほかにも先行車発進お知らせ機能や、車線変更をサポートするコンフォートフラッシャー、タイヤ空気圧警報システムなども新たに搭載されました。
そんな商品力がアップしているキャラバンをベースにしたアネックスのキャンピングカー「アルテ6」を今回は紹介します。モデル名でピンときた方もいるかも知れませんが、以前紹介した「アルテ」の兄弟モデルになります。
まずベース車となるキャラバンに標準ボディ・ハイルーフ・スーパーロングを採用。全幅1695mmと1.7mを切り、運転や駐車がしやすいのに加えて全高は2285mmと標準ルーフの1990mmより295mmも高く、全長も5080mmとロングボディの4695mmより385mmも余裕があるのが特徴。
この数字からもわかるように、ワイドボディのような幅を気にすることなく運転できるのに加え、全長・全高に余裕があるため室内空間を広々と使えるようになっています。では、さっそくルームツアーのほうをはじめていきましょう。
動線がしっかりと確保され、移動だけでなくシート展開も手間要らず

前方右側にキッチン機能を集約しているのがポイントで、エントランス(左スライドドア)から入ると手前に単座のキャンピングカー専用であるFASPシートがあり、その奥右手には4人掛けの横座りシートというレイアウト。乗車定員は7人で就寝人数と同じ3人が前向きで乗車できます。
サードシートに横座りシートを採用したことでエントランスから車両後部までの移動が楽に行え、セカンドシートをスライドさせたり乗り越えたりといった面倒なことは皆無。身長180cmの筆者でも1600mmを超す室内高により大きく屈むこともなくスッと歩くことができ、着替えなどもまったく苦労なくできると感じました。

キッチンを前方に配置することのメリットは、エントランスからのアクセス性のよさはもちろん、車両後部をすべてリビングスペースや就寝スペースとして使えること。アルテ6も単座のキャンピングカー専用シートと後方のマットを使って対面対座ができるだけでなく、横座り3人シートもあるため、5人でコの字型のリビングでゆったりと食事などができます。テーブルも脱着式になっており、シチュエーションに応じて、前・後に付け替えることができるのもとっても便利。
さらにベッド展開も単座のキャンピングカー専用シートをフラットにし、通路に背もたれマットをセットするだけと時間もかからず、力も必要ありません。こうした手間のかからなさは特筆もので、セカンドシートを前後にスライドさせて反転させるといった面倒がないのは旅先でも嬉しいのではないでしょうか。
そして、アネックスらしいのが北欧テイストの上品なインテリア。家具類についても生地をはじめ、棚のヒンジひとつまでにもこだわっており、グレーとベージュを基調とした配色はシンプルかつ上質な作りで、使い勝手だけでなく居心地も高いものになっていました。







充実した装備に加え、2つのパッケージモデルも用意

装備面では最新の58L冷蔵庫やマグネット式ポータブルウォータータップを採用するほか、電子レンジやリアスピーカーを標準で装備。電装システムはAGM80Ahのサブバッテリーに10Aバッテリーチャージャーを搭載するほか、照明もシーリングボードに間接照明も備わるなど充実。さらに、クーラーパッケージプラスとクーラーパッケージプラス2とパッケージモデルも2タイプラインナップしており、DC12Vクーラーにリチウムイオンバサブッテリー、インバーター、ポータブル電源口、断熱加工といった、さらに旅が快適になるようなモデルも選べるようになっています。





気になる価格は743万1800円~。
車内の高さや長さに余裕があるぶん、広々とした空間でくつろげ、収納力も高い1台。2人旅からファミリーユースにも対応できる、使いやすさが魅力です。
問)アネックス







