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『outdoor&bike』で見つけた、旅したくなる最新グラベル&トレイルバイク5選

2020.11.20

私が書きました!
フリーランスライター
山本修二
1963年東京生まれ、名古屋在住。自転車が得意なフリーランスライターとして、本誌を中心に25年以上東京で活動。2015年に名古屋へ移住し、スポーツバイクの輸入代理店で4年間、マーケティング業務に専念。2019年12月よりライター活動を本格再開。アウトドア遊びのパラダイス=名古屋をベースに、ディープな情報をお届けします。著書『スポーツ自転車でまた走ろう』(技術評論社) http://yamabon.jp

普段は静かな愛知牧場に、華やかなバイクブランドのテントが並んだ。

一日限定!愛知牧場がオフロード天国に

2019年にスタートし、第2回を迎えた『outdoor&bike』が、2020年11月7日に開催された。会場は、愛知県日進市にある愛知牧場。ここは、親子で遊べる観光牧場として、また、東海シクロクロスの開催地としても地域で親しまれている場所。この牧場内にオフロードの特設試乗コースを作り、スポーツバイクの試乗を存分に楽しんでもらおうというのが、このイベントのテーマだ。

オフロードを存分に走れる特設コース 

適度にアップ&ダウンがある約1kmのオフロードコースで、最新のスポーツバイクを試乗できる国内でも希少な機会として、第1回は、県内外から多数の来場者を集めた。しかしながら今回は、あいにくの雨予報や新型コロナウイルスの影響もあり、第1回よりも少ない102名の動員となった。

outdoor&bikeのために、愛知牧場内に広大な試乗コースが用意された。写真提供:outdoor&bike

名古屋市北区にあるショップ『ニコー製作所』(www.niko758.com)のブースには、キャノンデール、メリダなどのE-BIKEの試乗車が並んだ。近未来の走りを本格的なオフロードコースで体感できる貴重な機会となった。写真提供:outdoor&bike

一方、ブース出展企業については、地元愛知はもちろん、東京からの出展も増え、各社のブース前には話題のグラベルロードバイクから、最新のE-BIKEまでたくさんの試乗車が揃った。来場者が少なかった分だけ、待ち時間なしで気になるモデルを次々と乗り換え、たっぷりと試乗する熱心なサイクリストの笑顔が目立った。

今回は、そんなoutdoor&bikeの会場で見つけた、旅に出たくなるのはもちろん、オフロードを軽快に走れる最新モデル5選を紹介する。

1.積載力アップ!Pep cyclesの最新モデル

「永く乗る」ことをテーマに完成車とフレームを販売する『Pep cycles』は、東京で生まれたブランド。丈夫でしなやかな乗り心地を楽しめるクロモリスチール製のフレームに、必要最小限のパーツを組み込んだ完成車『NS-S1』は105,000円(税別)。2021年モデルは、新色のピンクが登場。さらに、メインフレーム下側にボトルケージ用のネジ穴を追加するなど、積載性を高めるアップグレードが施された。完成車は、シンプルなシングルスピード仕様(変速機なし)だが、あとから多段ギアを装備したり、一回り大きな700Cのホイールに交換したり、購入後のカスタマイズがしやすいよう設計されたフレームに、汎用性が高いパーツを組み込んでいる。

Pep cycles/NS-S1 完成車105,000円(税別)
Pep cycles https://pepcycles.com/

ニューカラーで登場したPep cyclesの完成車NS-S1の最新版。バッグとラックは、開発中のオプション品。

メインフレームの下側にボトルケージマウントが追加された。ほか、シートチューブのボトルケージマウントは、便利なスリーパックマウント(ボルト3本仕様)にアップグレード。バイクパッキングでさらに使いやすい仕様に。

2.人気バッグデザイナーが贈る大人のバイクフレーム

サコッシュをはじめとするアウトドア用バッグが大人気の『RawLow Mountain Works』のデザイナーであり、熱烈なサイクリストでもある谷口亮太郎さんが立ち上げたオリジナルブランド『GROWN』。MTB黎明期の雰囲気を連想さる『HEY JOE』は、京都にある自転車工房『E.B.S』が、ハンドビルドするクロモリスチールフレーム。見た目は1980年代のオールテレインバイク風ではあるが、乗ってみるとこれが痛快。試乗車はアップライトなハンドルにより、リラックスしたポジションで乗れるように組まれていたが、コントロール性はシャープで小気味よい。キレのあるモダンな走りに仕上げられていた。装備できるタイヤサイズは、27.5×2.3インチまで。細いタイヤに限れば、一回り大きな700Cを装備してグラベルバイク風に組みあげることもできる。

GROWN/HEY JOE フレーム&フォーク120,000円(税別)
GROWN https://grown-bike.jp/

レトロな雰囲気に組み上げられたHEY JOEの試乗車。走りは、モダンで洗練されている。

このハンドルも、GROWNの製品で、東京のNITTOが生産している。価格、販売時期は未定。

3.焚火台で知られる『MONORAL』の本気フレーム

軽量コンパクトな焚火台で知られる『MONORAL』。デザイナーの角南健夫さんは、自らエンデューロレースに出場するほどのマウンテンバイク好きでもある。そんな角南さんが、立ち上げたチタン専門のバイクブランドが『MONORAL BIKES』だ。自身と仲間のために、軽くて高性能でも買いやすいフレームを目指して、現在、マウンテンバイクとグラベルロードバイクのチタンフレームだけを販売している。写真の『TT120』は、トレイル&ツーリングをテーマにデザインされたマウンテンバイクフレーム。120mmストロークのフロントサスペンションに互換する設計だ。タイヤクリアランスは、27.5×2.8インチ、または、700x35Cに対応する。俗に“モンスタークロス”と呼ばれるドロップハンドル仕様で組まれた試乗車は、キャンプツーリングからトレイルライドまで、とことん遊べそう。チタンフレームの軽いこぎ出しと、しなやかな走りは、一度乗ってしまうと癖になりそうだ。チタンフレームとしては、買いやすい価格であることも見逃せない。

MONORAL BIKES/TT120 フレーム180,000円(税別)
MONORAL BIKES https://www.monoralbikes.com/

MONORAL TT120の試乗車は迫力満点。チタンフレームに、ドロップハンドルと極太タイヤを装着。自転車でオフロードを走る根源に迫る楽しさを表現していた。

4.スタイリッシュにバッグを装備できるグラベルフレーム

グラベルレースからバイクパッキングまで、幅広く使える『NINER』のグラベルロードフレーム。フレームは、軽くしなやかな“レイノルズ853”クロモリスチール製。セットされるフォークは、振動吸収性に優れるオリジナルのカーボン製。未舗装路でも安心して走れる設計のフレームは、剛性感が高いスルーアクスル仕様のハブに対応するなど、洗練された走りを生み出すスペックも充実。タイヤクリアランスは、余裕の700x50C。一回り小さい650B規格なら2インチ幅まで搭載できる。フレームには、多数のオプションを搭載するためのネジ穴が装備されていて、写真のように専用設計のバッグをボルトでスタイリッシュに固定することもできる。

NINER/RLT9 STEEL フレーム&フォーク198,000円(税別)
ミズタニ自転車 http://www.mizutanibike.co.jp/

『NINER』は、29erのマウンテンバイク専門ブランドとして生まれたアメリカのブランド。現在は、オフロードの総合ブランドとして、走って楽しいバイクとフレームを幅広く提案している。

専用設計のフレームバッグは、フレームにボルトで固定する。見た目がシンプルなだけでなく、走行中の揺れも少ないグッドデザイン。

5.スイスの名門『BMC』の乗り味にこだわるソフトテールフレーム

後輪を支えるシートステイと呼ばれるフレームに、衝撃吸収性に優れる“エラストマー”という素材を内蔵した約10mm可動するシンプルなサスペンションを搭載。グラベルロードにおけるトラクションと振動吸収性を飛躍させた夢のようなフレームだ。この技術は、クロスカントリーMTBレースで勝つために生まれたもの。そのシンプルかつ軽量な構造をグラベルロードフレームに応用した。高価ではあるが、レーシングブランドらしい軽量かつ心弾む走りを楽しめる。

BMC/Unrestricted URS FOUR 2020 完成車370,000円(税別)
フタバ商店 https://e-ftb.co.jp/bmc/

カーボンファイバーフレームならではの造形的にも美しいフレーム。サドルに取り付けられた泥除けも付属する。

フレーム(リアバック)に組み込まれたシンプルなサスペンション(黒い部分)。グラベルロードバイクとしては、驚くほど乗り心地が良かった。

●イベント情報

outdoor&bike
※次回の開催予定などは、オフィシャルFaceboookページをご覧ください。
https://www.facebook.com/Outdoor-BIKE-111124206956883/

●施設情報

愛知牧場
愛知県日進市米野木町南山977
https://www.aiboku.com/

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