マンネリ打開!新しいアクティビティに挑戦しよう
休みが長引くにつれ、毎日の生活もマンネリ化の一方……。そんな状況を打ち砕くべく、新しいアクティビティを導入しよう!という企画です。
うちは子供が小学生男子2人ということもあり、海の近くに住んでいるもののシーグラス探しはほぼ初心者です。さて、シーグラスは見つかるのでしょうか。
シーグラス(ビーチグラス)とは
シーグラスは、ビーチグラスとも言いますが、海や大きな湖を漂流してビーチに流れ着いたガラスのかけらのことです。長い間、水の中をさまよい揉まれてきたガラスは、角が取れて丸くなり、表面は曇りガラスのような表情になっていることが多いようです。
シーグラス探しのコツは? 持ち物は?
実は、「最近は休校中ということもあってか、シーグラスも需要を増していて、あまり取れない」といった情報を耳にしていました。
それならば、とシーグラス探しのコツを調べてみました。
潮汐(ちょうせき)について調べる
シーグラスは波によって流れ着くものなので、潮の様子を調べます。長潮、若潮の頃が良いという話も見かけましたが、これはプロのコレクターさんの経験則によるものだそう。
いずれにしても、潮の満ち引きによってシーグラスのとれ高が変わるらしいということがわかりました。気象庁HPに全国の潮汐表が掲載されていましたので、こちらを参考にします。
潮位表–全国各地における潮位の予測値(天文潮位)を掲載(気象庁HPより)https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/db/tide/suisan/index.php
こちらで最寄りの港の時刻をチェックし、満潮の後の時間を狙っていくことにしました。
小石ゾーンを狙う
また、「小石がかたまっているところに、同じサイズのシーグラスも流れ着いていることが多い」とのこと。波に持ち上げられたシーグラスは、同じ重さの石と一緒に浜に落ちていくということのようです。
持ち物、服装
持ち物はシーグラスを入れるビニール袋、予備のゴミ袋(大きめ)&軍手(後述します)。
服装はビーチサンダルに、子供は短パンなど、裾が濡れにくいものがオススメです。
いざ、シーグラス探しへ
超初心者ゆえ、シーグラスをよく拾いに行くという美空(みく)ちゃんに案内してもらいます。この日は満潮時刻が7:52だったので、その後の10時頃にビーチへ。まずは、海岸を歩いて小石ゾーンを探します。※シーグラス探しの時も、ソーシャルディスタンスにご注意。人と近づき過ぎず、なるべく離れて探しましょう。
すると、ありました!小石ゾーン。たまたま波の強い日だったからか、比較的大きめの石も打ち上げられており、小石がかたまっているところが所々みられます。
「あ、あった!」「こっちにも!」と、かなり豊作でしたが、その分、波の勢いも強く、一度は目にしたシーグラスがすぐさま、次の波で流されてしまうことも。
ランダムに押し寄せる波に翻弄されながらも、そこかしこでシーグラスを発見できました!
美空ちゃん親子も、「こんなに大きいシーグラスは珍しい!」と大歓喜していて、こちらも嬉しくなりました。
結果発表!
美空ちゃん、さすがの貫禄で大きめのシーグラス中心に18個も収穫! どれも透明感があって、粒揃い! 色味もきれいなのをたくさん見つけていました。
私、極小のを含め15個。(+美空ちゃんからおこぼれをもらっています……笑)
30~40分でこれだけ拾えたので、大満足です。あとは、家に持ち帰って洗います。
ゴミ袋と軍手も持参で、クリーンな海に
海辺はもともと風が強いので、意図せず飛ばされてしまったゴミもあるかと思います。そんなことも想定して、一応、予備のゴミ袋を持って行ったのですが、残念ながら袋の大きさが足りず、吹き溜まりに溜まったすべてのゴミを拾い切れないという状況に。
実は、もしシーグラスが見つからなかったら、マイクロプラスチックを拾うという企画に変更しようかと考えていましたが、マイクロどころではない普通のゴミ拾いも案外需要がありました。シーグラスを拾ったら、同じだけゴミを拾うというのも良いかもしれませんね。
シーグラスを洗って、眺める
さて、極小の粒もなくさないように洗ってみます。シーグラスを入れていたビニール袋に水を入れて、よくすすぎます。
ざるにキッチンペーパーを敷いて、その上からそっと中身を開けます。
そして、お皿に広げます。乾くと表面が曇りガラスのようになりますが、濡れたツヤツヤの状態で写真を撮りたいと思い、セスキのスプレーをしてみました(なければ霧吹きなどでも)。
わー、やっぱり綺麗で可愛い!! 眺めているだけで、ちょっと嬉しくなりました。
子供も大人も夢中になれる、自然の中の◯◯探し。
今まで関心を示してこなかった長男が、なぜか翌朝、「今日はシーグラス探しに行かないの?」と言い出しました。案外、楽しかったようです。
みなさんも、自然の中の◯◯探しに出かけてみませんか。