逆巻く白波を乗りこなせ!リバーボードで激流デビューしてみたぞ - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2025.08.16

    逆巻く白波を乗りこなせ!リバーボードで激流デビューしてみたぞ

    逆巻く白波を乗りこなせ!リバーボードで激流デビューしてみたぞ
    夏はなんといっても水遊びでしょ!きらめく清流にドボンと飛び込めば、気分はまるでトム・ソーヤー、なんちゃって。

    カヤックよりも操りやすくて、ラフトよりもスリリング。身ひとつで自在に川の上を滑る新スポーツ・リバーボードにチャレンジ!

    リバーボードって…なんぞや?

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    10分ほど練習していざ本流へ。全くの初心者がすぐ流れに乗り出せる点もリバーボードならでは。
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    教えてくれた人・リバーボードクラブ 菅原洋平さん
    国内外でリバーガイドとして活躍したのち、多摩川でリバーボーディングのツアーを企画。ツアーで使う艇はすべて自身で製作したもの。年ごとに進化させている。
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    教わった人・編集ハラボー

    :この取材だけは誰にも渡さない!って気持ちで来ました。私でも、激流を下れますか?

    :アハハ。もちろん!人並みの体力があれば大丈夫です。

    :じつはいまだリバーボードが何かわかってないのですが、どんなスポーツなんでしょう?

    :源流はハイドロスピードやリバーブギと呼ばれる浮力体で下る遊びにあって、リバーボードはそれらより水上での操作性を高めています。百聞は一見に如かず。流れが緩い場所で乗ってみましょう。

    :腹ばいになってひじをつき、フィンでバランスを取って……。お、感覚的に操れますね!

    :そうなんです。リバーボードは顔を向けたほうへ進んでいくので、行きたいほうを向いて水を蹴ればOK。それでは流れてみましょう!

    :あ! 流れてる!おおお、なんか白波が立ってますよ!

    :そこが流心です。基本的に流心を狙って流れ下り、瀬の下のエディ(反転流)で休みます。よし、いちばん強い流れに乗って流れていって〜!

    :あ、あ、あ〜!これは爽快!スリルとスピードのせいで、脳のなかで何か出てる!

    :それ!圧倒的な水の力に揉まれると頭が空っぽになって、ただただ楽しくなっちゃうでしょ?全身で水を感じるのがリバーボードの魅力です!

    これがリバーボードだ!

    ハイドロスピード

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    リバーブギとも呼ばれる空気封入式の浮力体。底はフラット。

    2018モデル

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    海外勢を真似て発泡素材でカヤックの前部を模した艇を製作。

    現行モデル

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    ビート板の
    豪華版みたい

    水切りのいい尖ったノーズとほど良く丸いボトムで回転性能を向上。ひじをついて上体を起こし、艇から出た下半身とフィンで操る。

    河原からスタート

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    御嶽駅前のクラブハウスで身支度を整え、歩いてスタート地点まで移動。身軽さもリバーボードの魅力。

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    基本操作と安全確保をレクチャー

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    ボード内部の支点をつかんで上半身を艇に載せる。顔を向けた方向に艇も向く。

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    左:上流 右:下流

    川での一番の危険は岩や流木にひっかかること。ボードを放したときはつま先を上げて水中拘束を防ぐ。

    水の上では自由自在!

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    流心にストリームイン!

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    水が集まって勢いよく流れる流心を流れていく。視点が低いから、白波の迫力も数倍増し!

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    おりょ?
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    グボッ!
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    ハヒ〜!

    激流の洗礼を受けたハラボー、人生初の沈。「でも最初から川に浸かってるから、全然怖くない!」

    慣れたら快調!ダウンリバー

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    菅「気を取り直してGO!」
    ハ「もう怖いものはない」

    「リバーボードはド流心と見つけたり」。快感を求めてアグレッシブに流心へ!

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    きたー!

    「菅原さん。私もう並みの波じゃ満足できない。波のおかわりもっとください」

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    下るだけじゃない!リバーボードで遡れ!

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    私は鮭!

    川は一様に下流へと流れるわけではなく、場所によっては上流へ向かう反転流もある。それをつかむと瀬のなかでも遡れる。

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    水の秘密、つかみました
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    全身で多摩川を感じてる!!

    「一番波が荒い場所が、一番アガる」。川の核心に触れたハラボー、スリルシーカー(興奮探究者)に仲間入り。

    フェリーグライドをマスター!

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    行くぜ!やったー!

    水流を斜めに受けて水の力で流心を横切るフェリーグライドを体得。カヤックやSUPで実践するにはそれなりの練習が必要な技術だ。すごいぞリバーボード。

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    楽しい!毎号やろう!

    識者の声「これはいいものだ!」

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    里山通信ライターの藤原は元リバーガイドで激流育ち。「リバーボード、すばらしい。水の流れをダイレクトに感じられるし、乗ってすぐに直感的に操れる。水の流れを理解する道具として最上なのでは。カヤックやSUPをやる前にコレに乗っておくと上達が早まると思う」

    ※構成/藤原祥弘 撮影/矢島慎一

    (BE-PAL 2025年8月号より)

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