巨石ハンター須田郡司さんおすすめ!一度は見たい日本&海外の「巨石」絶景
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    2020.02.21

    巨石ハンター須田郡司さんおすすめ!一度は見たい日本&海外の「巨石」絶景

    私が書きました!
    巨石写真家
    須田郡司(すだぐんじ)
    1962年群馬県沼田市生れ。琉球大学卒業。東京写真専門学校を卒業後、雑誌のカメラマンを経てフリーとなる。世界の聖地を遍歴後、現在、日本石巡礼を続けながら石、風土、人との関係を探訪中。2004年より、石文化の魅力を伝えるため「石の語りべ(スライド&トーク)」講演活動を開始し全国で講演活動を展開中。新聞、雑誌、テレビなどのメディアでも取り上げられる巨石写真家の第一人者。著書:フォトエッセイ集『VOICE OF STONE~聖なる石に出会う旅』(新紀元社、1999)、写真集『日本の巨石~イワクラの世界』(星雲社、2008)、加藤碩一・須田郡司著『日本石紀行』(みみずく舎、2008)、書籍『日本石巡礼』(日本経済新聞出版社、2008)、書籍『世界石巡礼』(日本経済新聞出版社、2011) 、書籍『日本の聖なる石を訪ねて』(祥伝社新書、2011)

    今年は、巨石を巡る旅をしてみませんか?

    巨石ハンターで知られる、須田郡司さんおすすめの「一生に一度は見てみたい」日本&海外の巨石をご紹介します!

    日本の巨石スポット5

    1 礼文島の猫岩:北海道

    礼文島西海岸にある桃岩荘ユースホステルの対岸の海中に猫が背を向け座っているように見える巨岩。水平線を見つめているような猫岩は、愛くるしい。

    2 お供石:栃木

    名草巨石群は、花崗岩特有の玉ねぎ状風化現象で知られる国の天然記念物。巨石には名草弁天が祀られる厳島神社が鎮座。神社の隣に高さ10m以上の巨石お供石があり、胎内潜りができ巨石信仰を感じさせる場所。

    3 御子(みこ)岩:鳥取

    霊石山にある高さ4.8m、周囲16mの岩。天照大御神が行臨の際、道案内の神として猿田彦命が先導し、この岩に「冠」を置かれたことから、御冠岩とも言われ、この岩はそのご神体として道行く人の道標であった。

    4 象岩:岡山

    六口島(むくちじま)は下津井沖にある小さな島で、波の浸食と風化などによって形成された象そっくりの奇岩。(国指定天然記念物)高さは約8メートル。1980年頃鼻の先端部が落下し少し短くなった。

    5 神島神社の王位石:長崎

    野崎島の山の中腹(300m付近)の巨石。沖の神島神社の背後に高さ約24m、幅約12mの石柱状に2組に分かれた巨石があり、その上に長さ5.3m、幅3mの平石(約畳8畳)が乗っている。

    世界の巨石スポット5

    1 テレルジ国立公園の亀石:モンゴル

    ウランバートルから北東へ70km、車で約2時間のところにある花崗岩の奇岩群が点在する公園に、奇岩『亀石』はある。高さ15メm、周囲数10mもあり、近くにハダックが供えられ亀石への信仰を感じさせる。

    2 石林:中華人民共和国

    奇観で知られる中国南部のカルスト地帯は、約2億 5,000 万年前の中生代三畳紀から形成されてきた。石林では尖塔状 の奇岩が、天然の芸術のように空高くそびえている。

    3 アーチーズ国立公園の奇岩:アメリカ合衆国

    アーチーズ国立公園の中には、名前の無い巨岩も多い。奇岩を見ているだけで、その圧倒的な存在感が 人々を惹きつけてやまない。このような景観そのものが自然が造った芸術的な造形を感じる。

    4 ピエドラ・デル・ペニョール:コロンビア

    グアタペ村にある高さ220mの巨岩。ロッククライマーの岩山として人気があったが、近年、649段の階段が造られ頂上にレストランや展望台が建設された。麓にはお土産屋などの店もでき観光地となっている。

    5 ウェーブロック:オーストラリア

    パースの南東約360kmに大波が押し寄せているような波の形の岩で、高さ約15m、幅約110m。岩の表面に縦方向の黒い筋が入っていて、これはアボリジニの人たちが火を熾した後の炭が雨水に流されてできたという。


    写真集『石の聲を聴け』発売中!

    ~須田郡司さんからのメッセージ~

    ここ四半世紀、私は人と関わりのある石をテーマに撮影の旅をつづけています。古くから伝承や伝説を持つ巨石、奇岩や怪石などの景勝地、アニミズムを感じさせる原初的な石・巨石の世界に魅かれます。写真集「石の聲を聴け」は、ここ30年もの石巡礼人生における集大成的な本です。初期のセルフポートレイト、モノクロシリーズ、ケルト巡礼、カイラス巡礼、日本石巡礼、世界石巡礼、そして、最後は移住7年目になる出雲です。石の写真から、石の聲を聴いて、実際に石の旅を誘えればと願っています。

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