ちょっと大人なおつまみを作ってみませんか?
こんにちは。お外でカンパイ!が生きがいの植村遊希です。
この冬はとても暖かく、なんだか早く春が訪れて来そうな気分です。この時期は家の中にこもりがちですが、暖かくなったらちょっと外に出て日光を浴びながらゆっくりしたいもの。そんなときに、お酒とおつまみがあったらさらに気分が盛り上がりますよね!
今回は、そんな日にぴったりな「昆布締め」をご紹介。昆布締めは、富山県で誕生した郷土料理。白身魚と昆布の旨味は相性がよく、臭みがなくなり、刺身の保存期間が長くなり保存食としても人気だそうです。なおかつ、お好みの食材を昆布に挟んで一晩寝かせるだけで、旨味がぎゅーっと詰まった最高のおつまみになるんです。バーナーなどを使わないので、火を使うのが怖い人でも安心して作れますよ!
「いろいろ昆布締め」のレシピ
<材料>
昆布(幅広のものが使いやすいです)
鯛のさく(お刺身用の白身魚であればなんでも)
ニンジンやカブなどお好みの根菜
木綿豆腐(しっかり水切りしたもの)
酒
塩
※分量はお好みで使ってみてください。
<作り方>
布巾やペーパーや布巾にたっぷりと酒を含ませ、昆布を拭きます。裏表によく酒をなじませてください。
鯛のさくは切らずに、ニンジンとカブは食べやすい厚さにカットし、まんべんなっく塩をふります。
湿らせた昆布にそれぞれ挟みます。材料のところで、昆布は幅広のものが◎と伝えたのは、食材を挟む際に昆布を二つ折りにしやすいためです。
豆腐も同様に塩をふり、昆布で巻きます。
それぞれをラップにくるみ、冷蔵庫で一晩寝かせます。
こちらが一晩寝かせたもの。食材に塩っけが入ってやわらかくなっています。
あとは鯛と豆腐を切って盛りつけたら完成です。お好みでワサビやカラシをつけても美味しいですよ。昆布は食べてもいいですが、苦手な人は盛り付けとして使うのもいいでしょう。
今回の料理を引き立てるペアリングはこちら
土佐のお酒では珍しい超甘口の日本酒で、こちらは酒米に高知県産「吟の夢」を用いた限定バージョンです。華やかな香りで、リンゴ、パイナップル、メロンのような果実味を帯びています。すっきりとした酸味も感じられ、まるで白ワインのような味わいが特徴です。
香りも味わいも春のような印象で、お花見を素敵に演出してくれます。昆布締めのシンプルな塩気と、口の中に残る濃厚な旨味をさっと洗い流して華やかに仕上げてくれる、そんな日本酒です。
さあ、お外でカンパイ! 美味しくて楽しくて、今日も幸せ。