2019年12月7日(土)8日(日)の二日間、場所は東京都江東区にある若洲公園キャンプ場で行なわれた「Columbia TAKIBI CLUB 2019(コロンビア 焚火クラブ 2019)」。多くのキャンパー、アウトドアズマン、そして焚き火を愛してやまないタキビストたちで賑わいました。
各メーカーの焚き火台を直接見れて、試すこともできるこのイベント。ずらりと並んだ焚き火台&薪ストーブから、来場者による投票でその年の人気No.1が決まります。
試焚火エリアでは各社の焚き火台&薪ストーブがずらりと並びます。U字上に並べられた焚き火台&薪ストーブすべてに薪がくべてあり、このエリアだけ暑さを感じる…ような気がしました(取材当日は冬の気温だったのに)。
来場者は投票用紙に自分が思うベスト3を記入し、投票箱に入れます。二日間の投票で結果が発表される仕組みです。皆さん、熱心に見て考えて、投票されてました。
なかには個性的な焚き火台も。写真はSPORTES Outdoor Tools(スポルテス アウトドア ツールズ)の「FIRE WAALL with Wind Blade( ファイヤーウォール プラス ウインドブレード)」3万800円(税込み)です。小さなボディーながら、強烈なインパクトを放ってました。
試焚火エリア以外にも、会場内のいたるところに焚き火台がセットされており、来場者は焚き火を囲みながら美味しいごはんを食べたりお酒を飲んだりすることができます。
焚火を囲みながら、お酒や食事を楽しむ「焚火ラウンジ」。焚き火を中心に人の輪が広がり、初めての人同士が焚き火やアウトドアについて語っている光景を目にしました。
ステージではアウトドアがよく似合う、ナチュラル系アーティストたちによる歌やパフォーマンスほか、トークライブも。写真はウクレレシンガーのミヤ タケヒロさん。
ビール瓶を使って楽しくヨガする「ビールヨガ」は、ビール女子に大人気! ビール瓶を使ってヨガ!? と驚くことなかれ。本格的に汗を流してカラダをほぐし、ヨガの後のビールがまた美味い(体験者談)。
4組に分かれて行なわれたドッヂビー(ドッジボールのルールに柔らかなフライングディスクを使用する競技)。子どもはもちろん、大人も真剣そのもの。運営会社ヒーローさんの的確なジャッジと、MC井手大介さんの軽妙なトークで大いに盛り上がりました。優勝チームにはコロンビアさんより賞品も!
コロンビアブースではウェアほか、シューズの展示もあり、「滑らない靴(ステッカープレゼント)体験会」では、実際にウィンターシューズを履いて試すことができました。
大きな氷まで導入したコロンビアブース。これはわかりやすい!
新作ウェアの試着ほか、コロンビアのオリジナルドッヂビーも特別価格で販売。
アウトドアメーカーの展示即売会や、フードカー&各種アクティビティーの出店など、さまざまなブースによって終始賑やかなイベントでした。写真はCiel Bleu(シエルブルー)さんのチャイのおいしい入れ方ワークショップ。
会場で目を惹いたのがテントサウナとお風呂!
焚火クラブの会場内で、ひと際目立っていたのがテントサウナとお風呂。テントサウナで汗を流し、いったん寒空の下に出てから、暖かなお風呂に浸かる。ここは野外ということを忘れてしまうかのような光景です。
テントサウナに入って…
お湯に浸かるという、まるで温泉宿のような気分。なお、このお風呂はWeltevree社のロングセラー商品「Dutchtub Original(ダッチタブオリジナル)」で、価格は91万円(郵送料別途相談)とのこと。見た目も価格も豪快です。
ストーブの火を使って調理もできちゃう。写真は鍋でお湯を沸かし、お風呂の温度調整を行なっているところ。
気になる焚き火台&薪ストーブの人気投票、結果は!?
二日間で行なわれたコロンビア 焚火クラブ 2019。出店社ブースでお買い物する人もいれば、焚火ラウンジで美味しいごはんにビールを楽しむ人もいる。音楽にパファーマンスにアクティビティーに盛りだくさんの内容でした。気になる焚き火台&薪ストーブの人気投票、その結果は…。
栄えある第一位に輝いた「Ozpig(オージーピッグ)FIRESIDE Edition(ファイヤーサイドエディション)」
薪ストーブの専門店、ファイヤーサイド(長野県駒ヶ根市)が取り扱うこの薪ストーブ。「オーストラリア生まれの可愛い子ブタは、料理上手な万能クックピット」と謳うだけあって、豊富な調理オプションが魅力。写真では電動モーター「ロティサリー」で、塊肉を回しています。お肉のインパクトがとにかくスゴイ! 匂いもイイ!
くるくる回るから焦げ付きにくい。「これってケバブもできるのは…」と思った人も少なくないはず。標準セットは3万9000円(税抜き)、オプションの「ロティサリー」は8400円(税抜き)です(ファイヤーサイド公式サイト調べ)。
BE-PAL取材班が個人的に気になったもの
第一位に輝いたオージーピッグ ファイヤーサイドエディションもさることながら、個性的な焚き火台&薪ストーブがたくさん出品されていました。ここでは実際に二日間取材したBE-PAL編集部員が“個人的に気になったもの”をご紹介します。
ベルモントの軽量ソロ向け「焚き火台TABI」
ベルモントの小型焚き火台。本体重量約299gで、側板と網を合わせても約423gという軽さが売り。重量もさることながら、大きな薪をのせても安定する、しっかりとした作りが印象的でした。
チャンの「Fire Bowl Lowimpact(ファイヤー ボウル ローインパクト)」
ドイツ・Tschum(チャン)ブランドの小型焚き火台。 プレートを使った組み立て式で、プレートの使用枚数によってカタチを変えられます。写真はプレートすべてを使った六角形の状態。
尾上製作所(ONOE)のまるでバケツな「CAMBi」
ONOEからの出品はいくつかありましたが、中でもバケツのような「CAMBi(キャンビ)」がユニークでした。かがり火にも焚き火にも高さを変えられる仕様です。
メーカーとファンの交流も生まれる焚き火イベント。当日券で参加する人も、キャンプ込みで二日間楽しむ人も、みんな笑顔なイベントでした。焚き火の癒やし効果ってスゴい! 今年参加できなかった人はぜひ来年参加してみてください。
前売り券購入限定先着800名に配られたイベント限定シェラカップ。これは貴重!
焚火クラブ公式サイト
https://www.columbiasports.co.jp/special/takibiclub2019/
※取材、文、写真/早坂英之