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キャンプでカメラを楽しむ

キャンプは人それぞれで多彩な楽しみ方があります。フィールドを散策したり、調理をしたり、焚き火をぼんやり眺めたり。普段できないことを存分に堪能できるのが、キャンプの大きな魅力でもあります。なかでも私のおすすめは、カメラでキャンプを楽しむことです。
自然で出会うもの、その殆どは一期一会。その瞬間を切り取り、1枚の写真に残すことは「作品」のような芸術性があり、ふと記録を振り返ったときに感じる懐かしさもより深いものになります。レンズを通して見る自然の世界は、肉眼で見るそのままの景色とはまた違う感動を得ることができるのです。
キャンプでカメラを使うメリット
見過ごしていたものを撮る

カメラを持っていると、普段なら見過ごすような「ちょっと気になったもの」に目を向けるようになります。私の場合、朝の陽光、足元の動植物、森林や海、渓谷などの景色にふと足を止め、撮影することがあります。カメラのファインダーや画面を覗くと、周囲の余計な情報を遮断し、自分が「撮りたい」と思った対象だけに意識を集中させていきます。
何気なく通り過ぎるさまざまな美しさを残す行為は、撮影している間は静かな興奮を覚え、撮り終えた写真を見たときはなんとも言えない感動があります。カメラを構えることで、私たちの「自然を見る解像度」が劇的に上がり、小さな感動をドラマチックな一枚として切り取ることができるのです。
遠距離でもキレイに撮影
キャンプ場周辺を歩いているとき、遠くに見える動植物や風景が気になることがよくあります。撮ろうと思ったとき、動物は近づくと去ってしまったり、撮りたい構図まで行こうとすると霧が出た見えなくなったり、ベストなタイミングを逃してしまいます。デジタルズームと異なり、光学ズームを採用したカメラの望遠レンズなら景色が鮮明に、遠くに見える動物をしっかり捉えて撮影することができます。
一方、カメラの光学ズームは、レンズの組み合わせによって遠くの景色をそのままの美しさで引き寄せます。まるで目の前にあるかのようにシャープでクリアに描写できるのは、独立したレンズを持つカメラならではの圧倒的なメリットです。
ボケ感が被写体を際立たせる

被写体が際立って見えるボケ感は、カメラならではのメリットです。スマートフォンなどでもボケ感は出せますが、カメラが作り出すボケは、光学的な物理現象によるものです。ピントが合っている被写体から背景に向かってボケていく様はとても美しく、被写体を立体的に浮き上がらせます。愛着のあるキャンプ道具を撮ったり、家族が語らっている瞬間をズームで撮ってみたり、綺麗な植物を際立たせて撮ったりなど、ボケ感を上手く使って撮影することで、何を撮っているかを明確に表現することができます。
カメラで何を撮る?
景色

フィールドから見える景色は、さまざまな視点から撮影を楽しむことができます。眼の前の渓谷、見上げれば木々の隙間から入る陽光、道具と自然が溶け合うようにマッチしたキャンプサイトなど。キャンプ場に着いて一息ついたら、まずはフラッと風景を撮ってみるのがおすすめです。
焚き火
キャンプのハイライトといえば焚き火です。揺らめく炎はつい撮りすぎてしまうほど魅力的で、日中から夜まで、気がついたら焚き火の写真だけで何枚も残っていたことがあります。眼の前の自然と一緒に撮ったり、焚き火にフォーカスしたり、料理と一緒に撮影したりと、焚き火は何にでも合う被写体です。
キャンプ道具

自分の愛着ある道具たち美しく撮影することも大きな楽しみです。長年使い込んで煤がついたクッカー、味わい深い傷が刻まれたナイフや調理器具など。カメラは金属や木、革の質感をリアルに描写してくれます。また、設営後のサイト全体を撮影すれば、雑誌のように道具とフィールドをバランスよく収めた一枚を撮ることもできます。
動植物
フィールドではたくさんの動植物に出会います。一部のエリアでしか見ることのできない植物や、偶然姿を見せる貴重な動物を見かけることも。希少性はさることながら、動物のリアルな動きを撮影するだけでも楽しく、花々が風に揺られている一瞬を撮るだけで、キャンプに行って良かったと思わせてくれます。
あると便利な道具
三脚

キャンプでカメラ撮影を本格的にしたい場合、三脚は必須アイテムと言っても過言ではありません。夜間の星空撮影、薄暗い夕暮れ時の撮影では、カメラのシャッターが長く開くため、手持ちではどうしても手ブレが発生してしまいます。
三脚でカメラを完全に固定すれば、ブレのない夜景や星空を撮影できます。また、家族やグループ全員での集合写真を撮る際にも重宝します。キャンプで使用する場合は、風に煽られても倒れない安定性がありつつ、持ち運びしやすい軽量なモデルがおすすめです。
シャッターリモコン

私が非常に重宝しているのが、シャッターリモコンです。三脚を使っていても、カメラのシャッターボタンを指で押す瞬間に、わずかな振動が伝わって写真が微かにボケてしまうことがあります。これを防いでくれるのがシャッターリモコンです。これがあれば、カメラ本体に触れることなく離れた場所からシャッターを切ることができます。キャンプでは動く被写体を撮ることがよくあるので、今ではこれがないと困る、と感じる必須アイテムとなっています。
最近のカメラはスマートフォンの専用アプリと連携してリモートシャッターを切ることも可能ですが、スマートフォンのバッテリー消費を抑えたいアウトドアの現場では、シンプルで確実な独立した小型リモコンが一つあると非常に便利です。
キャンプの思い出はぜひカメラで
非日常を楽しむキャンプ。その時間の一瞬を切り取り、記録として、美しい作品として残してくれるのがカメラです。撮るという行為とキャンプに夢中になり、撮り終えたあとは写真を見ながら余韻に浸れるのがカメラの楽しみのひとつであり、魅力です。ぜひフィールドへカメラを持って出かけてみましょう。




