猛暑と豪雨の現代こそ帆布のボストンバッグを! 小さめサイズが使いやすい | バックパック・バッグ 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

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2026.06.12

猛暑と豪雨の現代こそ帆布のボストンバッグを! 小さめサイズが使いやすい

猛暑と豪雨の現代こそ帆布のボストンバッグを! 小さめサイズが使いやすい
シルバーレイククラブは1999年に誕生したバッグブランド。帆布や革などの天然素材を用いて、日本の職人がひとつひとつていねいに手作りしている。『BE-PAL』とはこれまでにもいくつかコラボ商品を作ってきたが、このたび45周年を記念して、ブランド創設者でプランニングプロデューサーの吉田伸一さんが練りに練って特別モデルを作ってくれた。

シルバーレイククラブ創設者・吉田伸一さんの渾身の一作

パラフィン加工と目止め液でダブル防水

「45周年ということで何か特別なものを……」と吉田さんに相談したとき、吉田さんは2つのことが頭に浮かんだという。

「ひとつは帆布です。昔のトラックの幌に使われていた帆布が現在もこの色だけが流通していることがわかりました。また、一般的なパラフィン加工のほかに目止め液を浸透させることで防水性が各段にアップすることを知りました。撥水性はもちろんのこと、たとえ水が染みこんでも生地が固く締まってそれ以上浸透しにくいんです。この2つの特性を持つ素材を使用するのはシルバーレイククラブでも今回が初めてです」

「もうひとつはミニボストン。立ち上げ当初に作ったモデルですが、修理に持ち込まれたのを見て「これだ!」と思いました。大切に使い込まれていたミニボストンが強烈にアピールしてきたんですね! 長く愛されていることに気づきました。タイミングのよいときに声をかけてくれました」

こうして「現在の最高の素材で、ミニボストンをリニューアルする」というコンセプトが固まった。

少々の雨は表面で玉になってはじかれる。
長い雨で水が染みこむと生地が固くしまってそれ以上染みこみにくくなる。「子供の頃、父親が四国でオート三輪に乗って運送業をやっていたんですが、幌の上を雨の水が勢いよく流れていく光景をよく覚えています。幌の帆布って水に強いんです」

牛革にオイル、ベルトはナイロン、内張りは抗菌

補強で使われている牛革についても見直した。「オイルをしっかりしみこませてトップ(表面)に顔料をワンプッシュしているから水に強い。たとえ濡れても布で拭くだけで大丈夫。紫外線にも強いから色あせしにくいです」

ベルトの素材は帆布からナイロンに変更。ナイロンのほうがこすれに強いからだ。天然素材を重視するシルバーレイククラブだが、このあたりの考え方は柔軟だ。

内張りも天然素材にこだわらず、ポリエステルの「バイオライナー」を採用。「抗菌性、消臭性、撥水性のある素材です。ナイロン糸に消臭・抗菌剤を練りこんでいるので効果が長続きします」

牛革で補強されたナイロンベルト。『BE-PAL』45周年の限定商品であることを示す革パッチが付いている。
手提げ用の持ち手もナイロン製。ダブルステッチで補強している。「生地と生地の間に縫い付けてあるので、万が一ベルトが劣化したときは、縫い目をほどいてベルトそのものを交換できます」
内張りのバイオライナー。水が染みこみにくく、食べ物を入れても臭いがつきにくい。

帆布は熱を通しにくい

帆布というと古臭い素材と思われるかもしれないが、近年の猛暑によって見直されているそうだ。

「暑くても売れるバッグはないかとショップのバイヤーから相談されて、帆布のバッグを提案したところけっこう売れていて、取り扱い店舗が増えています。厚い帆布は熱を通しにくいようで、中の食べ物が傷みにくい。このバッグは内張りに撥水性があるから保冷剤といっしょに入れてもいいですね。たしかに帆布は熱を通しにくくて、これと同じ厚さの9号帆布の帽子を少し浮かしてかぶると、とても涼しく感じます」

バイオライナーの抗菌、消臭、撥水性をいかして保冷剤とともに食べ物や飲み物を収納。

日帰りから1、2泊の小旅行まで

サイズは約幅35×高さ22×マチ幅13㎝。ボストンバッグというと大きくて大げさなものが多いが、これは小ぶりなのが特徴で、ハイキングやサイクリング、釣り、野鳥観察、各種の撮影のほか、普段の通勤や買い物に使える。最近の道具はコンパクトなものが多いから、1、2泊の小旅行にももってこいだ。

「クルマの助手席や荷室にも置きやすく、ドライブ用のバッグにいかがでしょうか。今は小旅行でもキャリーバッグを持つ人が多いですが、意外と置き場に困りませんか。このバッグなら電車やバスの荷物棚にもポンと乗せられます。場所と用途を選ばないマルチボストンです」

手提げの持ち手が付いたボストン型。左側にファスナーポケット、右側にフラップポケット。
背面にファスナーポケット。ショルダーベルトのほかに腰用ベルトが付いている。腰用ベルトはワンタッチで着脱できるバックル付き。
ショルダーベルトはスナップ環で、腰ベルトはスナップボタンで取りはずせる。D環は25mmから45mmに大きくした。丈夫で、ベルト2つを装着したときもスムーズに可動する。
腰ベルトを装着。前かがみになってもバッグがずれないから自転車に乗るときに重宝する。また、小走りしてもバッグがバタバタしない。
2つのベルトを外して手提げで持ってもかっこいい。
置いたときにしっかりと自立するから荷物の出し入れがしやすい。

歴史あるギボシ留め、現代的なスマホポケット

その他のディテールも写真とともに紹介しよう。

主室のファスナーは止水タイプ。引き手が大きくてつかみやすい。また、ダブルファスナーなので開け閉めしやすい。
フロントポケットのフラップには片手で開閉できるギボシ留めが付いている。「今では一般的な機能ですが、もともとはハンティングワールドの創業者、ボブ・リーが考案したものと言われています。片手が銃でふさがっていても扱えるようにするためです。革ベルトの穴が広がるとはずれやすくなるので、シルバーレイククラブでは交換用のベルトを用意しています」
フラップを開くと、ペンホルダーと2つのメッシュポケット。手帳や地図を入れるのにちょうどいい。
右側のフラップポケット。スマホを収納できるように面ファスナーを長くした。
左側はファスナーポケットの外側にオープンポケット。
ピンオンリールを装着できるホルダー付き。フライフィッシングを愛好する吉田さんならではのアイデア。
背面ポケット。財布などの貴重品を入れるのに適している。「ぼくはいつもクルマのカギや小銭入れ、スマホなど、すぐに取り出したいものを入れています」
底にはウレタンマットを内蔵。湿った地面に置いても中身が濡れにくい。
クッション性をいかしてカメラを入れてもOK。

価格を決めずに作った冒険作

「先に価格を決めちゃうと、夢のある商品開発ができない」というのが吉田さんの持論。というわけで、素材も加工も良いものを選んで採用した。「ゲリラ豪雨にも猛暑にも耐えられます。久しぶりの冒険作ができたんじゃないかな」と自画自賛。

価格はそれなりになったが、「10年使えば一番使いやすいバッグになっているはず」という吉田さんの言葉を信じて、ぜひお試しください!

吉田伸一さんは、登山やフライフィッシング、キノコ狩りを愛好するアウトドアズマン。バッグ作りにもその経験がいかされている。「カリマーのリュック『ジョーブラウン』やハーディのフィッシングバッグなどの帆布製バッグを使ってきましたが、30年たった今も使うことができます。帆布のバッグは長持ちし、使い込むほどに味が出て、愛着が増します」

購入はこちらから(外部URLに遷移します)

45周年記念 マルチミニボストン/BE-PAL×SILVER LAKE CLUB(シルバーレイククラブ)

29,700円(税込み)

小学館百貨店

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