
ぱっと見はおしゃれなサコッシュだけど…!?
BE-PAL×吉田伸一氏による渾身の保冷サコッシュ
本誌『BE-PAL』と国産鞄ブランド「シルバーレイククラブ」のプロデューサー・吉田伸一氏が共同開発した渾身のバッグが完成した。
魚を持ち運ぶクリールバッグに

クーラーバッグに見えないシックな質感。日常遣いもできる。
吉田氏の狙いはこうである。「ファミリーでのキャンプ時、あるいは友人たちとの渓流釣りの際、その日の食材として2~3尾のイワナ、ヤマメをキープしたい!そう思ったときに強力な助っ人になってくれるクリールバッグだ」。
クリール(creel)とは魚籠(びく)のこと。クリールバッグは本来表地を麻布で作り、その麻布を濡らして乾くときの気化熱で内側を冷やすという仕組みだが、麻布だとどうしても耐久性が落ちる。そこで本誌と吉田氏が考えたのが次の仕様である。
・表地は、トラックの幌生地として使われる強化パラフィン撥水加工の9号帆布。
・内生地は、業務用のクーラー生地を張り込むという本格仕様。

保冷剤とともに魚を入れれば新鮮に保てる。
軽食を入れる簡易クーラーボックスに
帆布自体熱を通しにくく、クーラー生地張りでさらに熱の侵入をブロックするというわけだ。「おにぎりやサンドウィッチなどの軽食を入れる簡易クーラーボックスとして使用するもよし、シンプルなデザインだから、使い勝手は工夫次第で無限に広がります」。

ビールなどの運搬にも。開口部は開きやすい面ファスナーなので出し入れしやすい。開口部からはみ出すものも持ち運べる。

スリムなフォルムなのでバッグインバッグにも最適。
保冷力を保ち、水も溜められるつくり

保冷力を高めるときは開口部を折ってD環にベルトを固定する。

水を貯めて使うことを想定したバッグではないが、クーラー生地は丁寧に貼り合わされているので、水を貯めてもご覧のとおり縫い目からすこし水が漏れる程度である。水が漏れることを受け入れたうえで簡易的に水を運ぶこともできる。

シルバーレイククラブの吉田伸一氏。アウトドア歴50年。鞄の老舗・イケテイのプロデューサーとして、自身がこれまで経験してきた遊びの経験をもとに、天然素材を活かした鞄ブランド「シルバーレイククラブ」を1999年に立ち上げた。使いやすさとタフさにこだわった鞄は、多くの大人たちから根強い支持を集めている。
※この商品は[通販サイト]「小学館百貨店」から購入できます。
撥水帆布を使用したクーラーサコッシュ/BE-PAL OUTDOOR PRODUCTS 5,500円(税込み)
https://www.pal-shop.jp/item/A55309002.html