今回は、アパレルやバックパック、シューズなど全10アイテムがラインナップ。革新的なデザインや卓越した技術、責任あるものづくり、そして高い汎用性といった、両ブランドに共通する理念を体現したコレクションとなっている。
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両ブランドの思想が交差するコレクション
1862年にスイスでロープメーカーとして誕生したマムート。ブランドスローガン「Rise with the Mountain – 挑戦こそが人生だ。」のもと、挑戦を通じて成長する人々を、高機能なプロダクトや新たなコンセプトの提案で支えてきた。
2026年春夏のシーズンテーマは「DO IT ANYWAY. – 好きな道を生きる。」。山を愛する人々に共通する精神の高揚を表現している。
そんなマムートが、2019年にノルウェー・オスロでWai Tsui氏により設立された「Hiking Patrol」とコラボレーション。コレクション「Just Wander – ただ彷徨う –」を世界同時リリースした。
Hiking Patrolは、スカンジナビアのライフスタイルに着想を得て、“tools for exploration(探求のための道具)”を掲げるブランド。日常とアウトドアをシームレスにつなぐ、実用性とスタイルを融合したプロダクトを展開している。
2019年にアウトドアライフスタイルを記録するデジタルプラットフォームとしてスタートし、2023年に本格的なブランドへと発展。探求心や自然とのつながりを重視したものづくりを続けている。
本コラボでは、革新的なデザインや卓越した技術、責任あるものづくり、ブランド文化の一貫性、そして高い汎用性といった、両ブランドに共通する理念を体現したコレクションに仕上がっている。

「Just Wander」を体現するコレクション
このコレクションは、控えめでありながら十分な機能性を備え、山でも街でも実用性・スタイル・適応性のバランスを保ちながら、アクティブなユーザーを支える設計となっている。
軽さを重視したカプセルコレクションとして掲げるのは、「Just Wander ―ただ彷徨う―」というコンセプト。計画や目標に縛られず、穏やかに動き続けること。その過程そのものに宿る軽やかさを表現している。
ニュートラルなカラーパレットは、モダンでありながら時代を超えるデザインと調和し、さまざまなシーンに対応する汎用性をもたらす。
マムートのクラシックなブランドロゴは全アイテムに刺繍され、ブランドの歴史を感じさせる存在感を持ちながら、背面に配置することで控えめな印象も両立。縫製ラインに自然に溶け込むポケット設計など、機能性とミニマルなデザインが共存するディテールも随所に見られる。
コラボレーションロゴをあしらった専用のケアラベルやハングタグも、このコレクションならではの特別感を際立たせている。
Hiking PatrolのWai Tsui氏は、「各アイテムが実用性、適応性、スタイルのバランスを取りながら、現代の探検家にとって思いやりのある相棒となることを目指した」とコメント。マムートのPaul Cosgrove氏も、「スカンジナビアとスイスのデザイン感覚を融合し、技術とミニマルなアプローチが調和したコレクション」と語っている。

“ただ彷徨う”という選択
このコレクションは、過剰に主張することなく、静かに機能とスタイルを重ねた仕上がりとなっている。軽やかさをまといながら、自分のペースで動き続けるためのアイテムだ。
「Just Wander」という言葉の通り、決められた目的やかたちにとらわれず、ただ歩き、ただ楽しむ。その余白を大切にする姿勢が、今のアウトドアに新たな感覚をもたらしてくれる。





