ドイツを代表する自動車メーカー「フォルクスワーゲン(Volkswagen)」。ビーパル(BE-PAL)でもキャンプ仕様にカスタマイズしたワーゲンバスやヴァナゴンが度々登場している。
そもそも社名の“フォルクスワーゲン”はドイツ語で「国民車」を意味する言葉。今も昔も平日は仕事や買い物に使い、週末はキャンプに出かけるなど、用途を問わずに乗りこなせるクルマだ。
今回、ビーパル編集部では、クロスーオーバー4WD、クリーンディーゼルモデルの新型「パサート オールトラック(Passat Alltrack)」に乗って、初夏の北軽井沢をキャンプしてきた。
パサートは1973年の登場以来、全世界累計2,200万台も売れている同社の人気シリーズ。広々とした車内空間に、剛性かつ安全性が高いボディー設計で、多くのユーザーに愛されている。そんなパサートがクリーンディーゼル 2.0L TDI エンジンを採用し、フルタイム4輪駆動「4MOTION」、渋滞時追従支援システム「Traffic Assist」、駐車支援システム「Park Assist」など、先進技術を搭載。タフ&セーフティー×ハイテクノロジーなクルマに仕上げてきた。全天候型かつオフロード走行もものともしない、まさに“オールトラック”な一台だ。
長距離ドライブを快適にサポートしてくれる最新テクノロジーを実感「全然疲れないぜ!」
東京から出発したBE-PAL×パサート オールトラック。目指すキャンプ場までは片道200kmほど。都内を抜けて、高速をひた走る。
アクセルを踏み込んだときのグンという加速はとてもパワフル。それでいて高速走行時も変わらぬ安定性をもたらしてくれる。なにより安全な車間距離をつねにキープする「アダプティブクルーズコントロール“ACC”(全車速追従機能付)」が快適で、先行車との車間を一定に保ってくれるからアクセルやブレーキをせわしなく操作せずに運転できる。
さらには走行車線から逸脱しないよう「レーンキープアシストシステム“Lane Assist”」により、ステアリング(ハンドル)操作をサポート。途中、渋滞にもあったが、「渋滞時追従支援システム”Traffic Assist”」で、ストップ&ゴーを自動アクセル、ブレーキ、ステアリング制御してくれるのは、本当にありがたい。
ある程度クルマ任せにして運転ができ、足や手に負荷をかけることがないアダプティブクルーズコントロールとアシストシステム。おかげで長時間ドライブでも疲労なく、目的地へ向かうことができた。これら機能でよくある「楽過ぎて眠くならないか?」という質問の答えは「ノー」。アシストされている分、無理なく快適な走行が楽しめ、クルマの性能を十分感じることができ、むしろ“安心して走っている感”が強い。片道200kmの道のりではリラックスしたドライブを楽しめた。なお、レーンから外れたり、ステアリングを一定時間手動で動かさないとアラートが鳴るので集中が切れることはない。
見やすい、操作しやすい、わかりやすい。大型ディスプレイのナビゲーションシステム
9.2インチ大型全面タッチスクリーンを採用したナビゲーションシステムは操作性、視認性ともに良好。タッチ操作のほか、ジェスチャコントロールも行なえ、ステアリングでの操作も可能だ。
運転中はステアリング左右に配置されたボタンでの操作がメイン。正面を向いたままナビゲーションを操作でき、ハンズフリー通話やオーディオコントロールもボタンひとつで操作OK。今回のドライブでは、ほとんどの操作をステアリングまわりのボタンで行なった。ナビ画面に視線を移動することなく、また、画面まで片手を伸ばすことなく操作できるのはとても安全。ここでもドライバーに安心感をもたらしてくれる。
選べる6つの走行モード。アウトドアに最適な「オフロード」モードがうれしい
さまざまな走行状況にあわせて自動的に安全かつ快適な走行をアシストする「アダプティブシャシーコントロール“DCC”」。6つのモードを備えており、経済的なエコ走行からキビキビとしたスポーツモード、悪路を踏破するオフロードモードなどが選べる。クロスーオーバー4WD、クリーンディーゼルモデルの新型パサート オールトラックならすべてのモードで最大限のポテンシャルが出せるから、シーンに合わせてモードを選択するだけでその都度快適なドライブを可能にしてくれる。
安全への配慮は細かな部分にも
走行中、右側から追い越し車両が近づいてくると、ミラー部が光って合図してくれる。シグナルは3灯あり、視界に入りやすい。急接近でハッとする前に危険を察知することで余裕のあるドライビングがうまれる。
広々としたラゲッジスペースには、2泊3日のファミリーキャンプ道具が余裕をもって詰める!
高速道路を降り、カーブが続く峠道もコンフォートモードで楽々クリア。目的地に到着すると、同じフォルクスワーゲンのパサート オールトラック(アトランティックブルーメタリック)がすでにサイトインしていた。
このパサート オールトラックはメーカー純正のルーフボックス、サイドオーニングを備えたキャンパー仕様。デザインの統一感、使い勝手の良さはオフィシャルパーツならでは。このほかサーフボードホルダーやバイシクルホルダーがあるなど、遊び仕様のパーツが充実している。オプションの豊富さはアウトドア×レジャーカーとして最適な理由のひとつでもある。
パサート オールトラックは広々としたラゲッジスペースも魅力。ファミリーキャンプに必要な道具を詰め込んでも十分収まる。実際に2泊3日の予定で準備した道具類もこのとおり。
道具類をラゲッジルームからいったん外に出すと、同スペースに収納されていた荷物の多さがよく分かる。2ルームテントに大型クーラーボックス、寝袋にマット、チェアやテーブルといったファニチャー類など、快適キャンプに欠かせないものばかり。これだけ入るのであればファミリーキャンプでも心強い。この状態で人が乗ってもけっして窮屈さは感じない、それがパサート オールトラックだ。
このラゲッジスペース、キーを持った人がリヤバンパー下方に向けて足をかざすと自動でテールゲートが開くしくみ。キャンプ道具の積み下ろしなど、重い荷物で両手がふさがっているときに便利だ。なお、誤動作防止のため、キーを持った人でないと動作しない。便利さと安全性を兼ね揃えている。
クルマもキャンプ道具のひとつ! サイトで映えるパサート オールトラック
フォルクスワーゲンではクルマやオプションパーツのほか、さまざまなキャンプグッズも展開している(下記「番外編」参照)。クルマとグッズを組み合わせれば、自ずと気分がアガるもの。今回もフォルクスワーゲンらしいサイトができあがった。パサート オールトラックは自然に中にあっても映えるデザインだ。
帰りもアシスト運転で楽々!平均燃費は驚きの19.7km/l
キャンプの帰りは何かと疲れるもの。「帰宅後の片付けもあるし…」と、考えながらキャンプ場を後にしたが、アダプティブクルーズコントロールとアシストシステムのおかげで疲れ知らず。渋滞時もストレスなく過ごすことができた。東京に戻り、往復で400km走行の燃費を確認してみたら、なんと19.7km/l! 高速道路がほとんどとはいえ、峠道でのアップダウンや渋滞によるストップ&ゴーもありながらもこの数値はすごい。しかもクリーンディーゼル車なので、コストパーフォーマンスはとても高い。それでいてかつて言われていたディーゼル車はエンジン音がうるさい、振動が大きい、ということもまったくなく、静音かつ乗り心地もスムーズ。これなら車酔いする子どもでも安心できる。
フォルクスワーゲン パサート オールトラックをまとめると、
- 「ファミリーキャンプの道具が詰める広々としたラゲッジスペース」
- 「低燃費でよく走る」
- 「シーンに合わせた走行モードが選べ、悪路もいける」
- 「ストレス知らずのアシスト運転」
と、アウトドアレジャーで遠出するファミリーに最適なクルマなのがよく分かる。これなら大型連休はもちろん、毎週末でも遠出できそうだ。もちろん、ラゲッジスペースには遊び道具をいっぱいで。
Passat Alltrack TDI 4MOTION Advance
車両本体価格(消費税込み):¥5,779,000
全長×全幅×全高:4,780mm × 1,855mm × 1,535mm
エンジン:DFC/直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ)
排気量:1,968cc
使用燃料:軽油
トランスミッション:6速DSG
https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/passatalltrack.html
番外編
バラエティ豊かなフォルクスワーゲン・ファングッズ(アクセサリー・グッズ)も魅力。オーナーのみならずとも欲しくなる逸品揃いだ。これらアイテムはフォルクスワーゲン正規ディーラー各店(一部取り寄せ)、もしくは「Volkswagen E-SHOP」で購入できるので気になる人は要チェック!
https://www.volkswagendesign.com/
取材、文、写真/早坂英之
協力/フォルクスワーゲン グループ ジャパン