ソト遊びグルマの注目モデルをレビュー!
ルノー・グランカングーってどんなクルマ?

カングーは貨物を運ぶためのクルマ、つまり商用車がルーツ。初代は2002年に日本で発売された。当初、高さのある荷室を開閉するドアは一般的な跳ね上げ式だったが、翌年から観音開き式のダブルバックドアも選べるように。軽い力で開閉できて、狭い場所でも不便の少ないダブルバックドアは、やがてカングーの象徴となった。

※社内測定値
ダブルバックドアを開いて前にテーブルを並べ、食材や調理器具を並べると、まるでパリのマルシェ気分。優れた機能がライフスタイルを鮮やかに照らすところに、キャンプ好きやナチュラリストは惹かれるのだ。
そしてこのたび、さらに魅力的なモデル、グランカングーが登場した。ホイールベース(前後車軸間の距離)が標準モデルより385㎜長く、全長は420㎜長い3列7人乗り仕様だ。
大きくなったスライドドアとつくりのいいシートが快適ソト遊びをアシスト

ホイールベースが長くなったぶん、後席のスライドドアも大きくなっている。開口幅は830㎜にもなり(標準モデル+180㎜)、2列目は折りたためて跳ね上げることもできるダブルフォールディング式なので、3列目への乗り降りもしやすくなっている。
国産のミニバンでは電動スライドドアが当たり前の装備となっているが、カングーをはじめとする欧州のミニバンタイプは手動開閉式。そこに不便を感じる人は少なくないだろうが、グランカングーはそれほど力を入れなくても開閉できるし、慣れてしまえばまったく気にならなくなる。


2列目と3列目は取り外すこともできる。ひとつで20数kgあるが、頻繁に取り外すものではないし、シートを骨格からしっかり作ることで衝突安全性を高めていると聞けば、納得するはず。座り心地も素晴らしく、家族を乗せて長距離を旅するうえで、大きなメリットとなる。
“必要にして十分”な暮らしの豊かさを体感できる

車体は大きくなっても、エンジンは標準モデルと同じ1.3Lのガソリンターボ(標準モデルはディーゼルターボエンジン車も選べる)。今回実際に試乗することはできなかったが、少なくとも標準モデルは先代と比べて低速からのトルクが太く、7ATとの組み合わせで実際の排気量からは想像もできないほど、パワフルにスムーズに走る。グランカングーでもその加速感が大きく損なわれていることはないだろう。また、ホイールベースの延長は、走行安定性や乗り心地の向上も寄与しているという。

そもそも昔からフランス車は小排気量のエンジンが主流で、そこにはなにごとにも“必要にして十分”でよしとする国民性が反映されているといわれている。過剰なエンジンパワーや押し出しの強いデザインに頼らない、合理的で心地いいもの――。そんなフランスのライフスタイルを感じながら自分のスタイルを構築できるのが、カングー/グランカングーが支持される最大の理由だ。


今回発売されたグランカングーは、ダブルバックドアとブラックバンパーを採用した、道具感に秀でたグレード「クルール」で、価格は459万円(税込み)。今や軽自動車でも300万円に届くグレードがあるなか、十分手の届きやすい価格といえる。特別仕様車につき早期の完売が見込まれるが、輸入元のルノー・ジャポンは今後も特別仕様車や限定車として導入を予定しているとのこと。ソト遊びに効く機能とフランスの洗練を手に入れるなら、オフィシャルウェブサイトをこまめに情報をチェックしよう!

【Renault GRAND KANGOO Couleur(特別仕様車)】
- 全長×全幅×全高:4,910×1,860×1,810 ミリ
- 最小回転半径:6.2m(※)
- 車両重量:1,690kg
- トランスミッション:7AT
- エンジン:直列 4 気筒ガソリンターボ 1,333cc
- 最高出力:96kW(131PS(※))/5,000rpm
- 最大トルク:240Nm/1,600rpm
- 燃費:14.7km/L(WLTC モード)
- 車両本体価格:¥4,590,000(税込み)
- ※参考値
【カングーデコパネル】
- 対象車種:現行型カングー(グランカングー含む)
- 価格:¥16,500(税込み・工賃別)
- 販売:全国のルノー正規販売店で限定20セット
問い合わせ先
TEL: 0120-676-365








