鹿番長だけじゃない! キャプテンスタッグ50周年でお披露目されたタータンと新作アイテムを見逃すな! | 道具・ギア 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

道具・ギア

2026.03.21

鹿番長だけじゃない! キャプテンスタッグ50周年でお披露目されたタータンと新作アイテムを見逃すな!

鹿番長だけじゃない! キャプテンスタッグ50周年でお披露目されたタータンと新作アイテムを見逃すな!
日本のオートキャンプ黎明期の立役者、キャプテンスタッグが創立50周年を迎えた。これを記念し、貴重な資料や記念モデルを披露する「メディア発表会」が行われた。

レジャー用品を製造していたパール金属が、自社製品の開発をはじめたのは1976年のこと。
Text

高波文雄社長

今ではキャンプからカヌー、スノーシュー、自転車といったソト遊び道具まで1万5000点もの製品を擁するキャプテンスタッグの歴史は高波文雄現社長の「アメリカで見たバーベキューを日本で再現したい」という思いからはじまったのはご存じの通り。

ブランドのはじまりはこの1台から

1956年発売の「ジャンボバーベキューコンロA型」(初期モデルはブラック。写真でよく見かけるグリーン、オレンジは2号機、3号機)と、構造がよく似た現代版コンロ「カマドスマートグリル」

当時、焼き網といえば七輪用の小さなモノばかりだったので、高波社長は玄関マットのブラシを焼き切った網とレンガで試作を重ねたという。

そのときの玄関マットのサイズが60×40cm。現在、焼き網のスタンダードなサイズとなったのはコレが原点だったのだ。

1976年当時のパンフレット

また、「ジャンボバーベキューコンロA型」があるのなら「B型」や「C型」はあったのだろうか? そんな疑問を解消してくれたのが当時のパンフレットだ。

網・鉄板付きの「ジャンボバーベキューコンロAセット」、一回り小型の本体に網・鉄板・炭用網付き「万能かまど式バーベキューコンロBセット」、AとBの中間サイズで丸焼き用串をセットできる「コンパクト型バーベキューコンロCセット」、そしてAよりもやや小ぶりで簡単組み立ての「ダブル型バーベキューコンロDセット」の4種類あり、いつしか“セット”が“型”と呼ばれるようになったのが真相。

1984年に発行された『OUTDOOR Life』

会場にはカタログやチラシだけでなく業界初のオートキャンプバイブル本『OUTDOOR Life』も展示していた。

現代にも通じるノウハウがギッチリ

クルマへの荷物の積み方、クルマ乗り入れの可否を記した全国キャンプ場リスト、ロープワーク、野外料理レシピ、キャンプ道具の選び方など今のメディアに載せても違和感がない企画が1冊に詰まっている。

ミリオンセラーを記録した「オーリック シングルバーナー」

キャプテンスタッグの歴史をたどると、マイボトルの先駆け「ヤンヤンストローボトル」、日本発祥ブランドとして初の「OD缶ツーバーナー」、メッシュタープという新しい分野を作った「ラニーメッシュタープ」など現代では当たり前の製品の礎となった製品が多いことがわかる。

「足りない精神」から始まるモノ作りがソト遊びの常識を更新する。

BBQを広めるために玄関マットを利用して焼き網を作る、虫が苦手な家族のためにタープにメッシュをつける…キャプテンスタッグのフィロソフィーは創設当初から一貫しているのだ。

ゴールデンイヤーをイメージした黒×金モデル

「CSG ヘキサ ステンレス ファイアグリル 金鹿トングセット」(オープン価格:想定9800円)

会場では50周年記念アイテムのお披露目も行っていた。

焚き火台やチェア、テーブルなど愛されモデルをベースに特別カラーの黒×金で彩られた9アイテムだ。

ブランドの歴史や新製品、記念モデルを紹介する高波洋介常務

「欧米では50周年記念をGOLDEN ANNIVERSARYと言います。日本でも結婚50年は金婚。ブランド50周年を記念し、ゴールドのデザインにしました」と高波常務。

「CSGゴールデンハンマー」(オープン価格:想定2700円)。ヘッドが重く、ハンドル部分は軽いアルミ製で無理なく振り下ろせる

ひときわ目を引くのがゴールドのハンマー。「ゴールデンハンマーと呼びたいために作りました」と言うが、金色に輝くハンマーは黄金の重量配分を備えた名品だ。

「CSG ステンシェラカップ320ml」。内側が鏡面仕上げ、外側は指紋がつかないブラスト加工(オープン価格:想定2700円)

シェラカップは真鍮製とステンレス製の2種類。

なかでもステンレス製はプレス、曲げ、表面加工(磨きとブラスト)、金色のレーザー加工などキャプテンスタッグが拠点とする燕三条エリアの高度な技術が詰め込まれた50周年にふさわしい1品となっている。

過去カタログのイラストや過去のロゴをデザインしたTシャツたち。コットン100%で消臭・UVカット機能付き(オープン価格:想定3600円)

ほかにも黒×金デザインでなくても50周年をイメージする製品は盛りだくさん用意されている。

キャプテンスタッグタータン

おもしろいのがスコットランドのタータン登記所に登録したというキャプテンスタッグ タータンだ。

ブルー(空)、グリーン(森林)、ベージュ(大地)、ディープグリーン(キャプテンスタッグの色)を組み合わせたチェック柄はユニセックスで普遍的なので、アパレルやチェア、タープなどいろいろなモノに採用されそうな予感。

タータンはスコットランドでは家紋のような役割を持つ唯一無二の柄で、高波常務は「従来のロゴだけでなく、このチェック柄を見てキャプテンスタッグだよねと認識してもらえたら」と登録するに至った経緯を教えてくれた。

ロゴを一新するブランドは多いが、まさかタータンを登録するとは。

プロショップ向け、専門店専売も登場

スポーツ量販店、アウトドア専門店限定の製品が登場

これまでは全国どこでも同じ製品が手に入ったが、今期よりアウトドア専門店、スポーツ量販店だけで手に入る商品が誕生した。

写真のトング類はチタンコーティングを施し、火を入れると独特のカラーが生まれる。ハンドルも製品版はブラックに変更する予定でプレミアム感大なのだ。

アウトドア専門店向きの保冷材はデザインを一新
「フィールド座椅子」もアウトドア専門店向きは座面に厚みがある

アウトドア専門店やスポーツ量販店に足を運ぶのはキャンプやスポーツをとことん楽しむ人ばかり。デザインや機能をちょっぴりこだわったものは大歓迎だ。

ホームセンターのプロショップ向け製品。ロゴも鹿ではなくCSをデザインしたものだ

そしてもうひとつの新たな取り組みが、働く人のための道具たち。

シェード、棚モック付きのワイドなチェア、保冷力の高いジャグ、幅広タイヤを装備したキャリーカートなど現場に役立ちそうなモノがズラリ。

遮熱生地を用いたクイックアップテントは、スポットクーラーの送風口を差し込むのに便利なファスナー付き窓を装備しており過酷な夏に重宝しそう。

2026年新作をチェック

ここからは今年の新製品から、気になったモノをご紹介。

まずは側面+底に真空断熱パネルと高密度ウレタンをサンドイッチした4層構造の「真空断熱スーパーコールドクーラーボックス」(21L オープン価格:想定1万4800円、45L オープン価格)だ。

一口に真空断熱パネル搭載のクーラーボックスと言っても、なかには面の一部のみ真空断熱を採用したハイブリッド型もあるのだとか。水抜き穴を設けるなど加工のためもあるので“真空断熱じゃない部分がある=ダメ”とは言い切れないが、「真空断熱スーパーコールドクーラーボックス」は5面に全面真空断熱パネルを採用しており保冷性能は文句なし。

蓋のロック操作も簡単で、家族みんなが扱いやすい仕様になっている。

写真左より「リクライニングロッドチェアtype2」(オープン価格:想定3280円)、「あったかFDチェア<棚モック付>」(オープン価格:想定7980円)

鹿ベンチのクッションカバーにソファ職人の技を転用しているなど並々ならぬ熱意が見られるのがキャプテンスタッグのチェアだ。

座面のハリがよく、長時間座っていても疲れにくいものが多く、今季の新作も座り心地良好。

「あったかFDチェア<棚モック付>」はシートに電熱線が入っており肌寒い季節にうれしい仕様。スイッチを切っても座り心地がいいので一年中使ってヨシ。

「ビストロちょこっとロングテーブル」(オープン価格:想定2480円)、「ちょこっとメッシュロングテーブル」(オープン価格:3980円)は既存の「ビストロ ちょこっとテーブル」(2200円)の倍の長さ

「ビストロ ちょこっとテーブル」に新しい仲間が加わった。

80×20cmのロングテーブルはメッシュと合板の2タイプで、メッシュは焚き火台を囲むほか、奥行きが狭いので既存の大型テーブルに載せて熱い鍋を置くラックにしてもいい。一方の合板モデルは車内でのテーブルやラックとしても使いやすそうだ。

「カルイーナ コンパクト折り畳みテーブル(ブラック)」(オープン価格:想定1480円)

こちらは登山でも役立つポリプロピレン製のテーブル。

オールブラックで、ロゴはステッカー。「好きなところに貼っていただければ。貼らなくてもいいんですよ」と担当者が説明してくれた。

他社にも似た製品はあるが、キャプテンスタッグはあえて天板と脚を分けた2段構造としており、広げたときに天板がまっすぐになることにこだわっている。

重量が110gでライバルよりもやや重量はあるが、耐荷重は3kgとなかなかのもの。天板から箸が転げ落ちないのも気分がいい。

「XPE座布団 シルバーコート付(ブラック)」(オープン価格:想定580円)とほぼ同じ大きさ

同社「EVAフォームマット」に似ているが、よりしっかり感のある発泡ポリエチレンを用いた座布団「XPE座布団 シルバーコート付(ブラック)」とともに登山やツーリングで役立ちそうだ。

「ポケットレジャーシート」(オープン価格:S想定1580円、M想定1980円、L想定2480円)

キャプテンスタッグらしさが光るのは「ポケットレジャーシート」だ。ポリエステルのポケッタブルシートなのだが、四隅にステンレスペグが備わっている。

決して長いペグではないが幅広なので、芝生では保持力がありそう。3サイズあり、いずれも幅は144cm。Mが正方形で、奥行きはSがMの約半分(74cm)、LはSの約3倍(216cm)。

日本のオートキャンプとともに歩んできたキャプテンスタッグ50年の歴史。これからの50年では「足りない精神」から何を生み出すのか。今後も注目していきたいブランドだ。

【問】キャプテンスタッグ 

大森 弘恵さん

ライター

フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。

あわせて読みたい

キャプテンスタッグのものづくり哲学とは?バーベキューコンロに始まり、現在の商品点数は総計1万点以上!

キャプテンスタッグのものづくり哲学とは?バーベキューコンロに始まり、現在の商品点数は総計1万点以上!

『ゆるキャン△』でもおなじみ!キャプテンスタッグ「アルミロールテーブル」を使ってみたら便利だった

『ゆるキャン△』でもおなじみ!キャプテンスタッグ「アルミロールテーブル」を使ってみたら便利だった

キャプテンスタッグ「たためる ソロトング」が魅力的な理由とは?快適な焚き火メシに欠かせないギア

キャプテンスタッグ「たためる ソロトング」が魅力的な理由とは?快適な焚き火メシに欠かせないギア

アウトドアの街・新潟県三条市のふるさと納税に「キャプテンスタッグ」の限定アイテムが登場!

アウトドアの街・新潟県三条市のふるさと納税に「キャプテンスタッグ」の限定アイテムが登場!

キャプテンスタッグ「EVAフォームマット」で快適睡眠!キャンプ初心者のベストバイギア

キャプテンスタッグ「EVAフォームマット」で快適睡眠!キャンプ初心者のベストバイギア

キャプテンスタッグ「オイルランタン」がキャンプ初心者も手を出しやすいワケ

キャプテンスタッグ「オイルランタン」がキャンプ初心者も手を出しやすいワケ

キャプテンスタッグ「シェラカップ調理器」で、キャンプ飯の下ごしらえが超簡単!

キャプテンスタッグ「シェラカップ調理器」で、キャンプ飯の下ごしらえが超簡単!

NEW ARTICLES

『 道具・ギア 』新着編集部記事

災害時にもおすすめ! 100均の固形燃料で1.5合の自動炊飯に挑戦

2026.03.21

カンガルースタイルにおすすめのテント&シェルター13選!設置例も紹介

2026.03.20

アメリカ「NEBO」のハイスペックライトが上陸!最長112m先まで光が届くぞ

2026.03.20

木製ランタンハンガー「WWW_HASAMUYATSU」をレビュー! ランタンを美しく支えるこだわりの逸品

2026.03.20

ワークマンのトレッキングパンツが神コスパ!1本で山も街も快適に

2026.03.20

累計800本の「アングラーナイフ」が復刻! 料理と焚き火どちらでも活躍間違いなし

2026.03.19

【展示会レポ】3kWhクラスで世界最小級!BLUETTI新星「AORA 300」は車中泊・防災の決定版か!?

2026.03.19

ワークマン「ZERO-STAGE」の新作は、涼しさも動きやすさもパワーアップしたぞ!

2026.03.19

アウトドアでも映える!持ち運び用ウェットティッシュケース6選

2026.03.19