ダイソーのメスティンやキャンドゥの折りたたみチェアなど、総額2,000円以下で始められる手軽なアウトドア体験をご紹介します。
ベランダや近所の公園が、あなただけのキャンプサイトに変わります。
100均で始めるミニマムキャンプ風スタイル

キャンプの初期費用は平均で約78,000円ともいわれ、テントや寝袋をそろえるだけで出費がかさみます。「やってみたいけど、そこまでお金はかけられない」と感じる20代・30代は少なくないでしょう。
一方で、Z世代が休日に求めるのは「リラックスできる時間」や「自然を感じられる場所」だといいます。遠くのキャンプ場に行かなくても、自宅のベランダや近所の公園で自然を感じる方法はあるのです。
そこで提案したいのが「ミニマムキャンプ風スタイル」。必要最小限の道具だけを持ち出して、身近な場所でアウトドア気分を味わうスタイルです。しかも道具はすべて100均でそろえられるため、総額2,000円以下ではじめられます。大げさな準備は不要。気軽さこそ、ミニマムキャンプの魅力にほかなりません。
100均のチェアとテーブルで作るくつろぎ空間

ミニマムキャンプの第一歩は「座る場所」を作ること。アウトドア用の椅子を1脚持って外に出かけるだけの「チェアリング」というスタイルが、ここ数年じわじわと広がっています。
キャンドゥでは、折りたたみチェアやテーブルがそれぞれ1,100円前後で手に入ります。テーブルにはドリンクホルダーが付いているため、コーヒーカップの置き場にも困りません。使わないときはコンパクトにたためるので、玄関先の収納にも場所を取らないでしょう。
道具選びのコツは「軽い・小さい・かんたん」の3つ。ミニマムキャンプでは持ち物を減らすこと自体が楽しみの一つになります。あれこれ悩まず、まずはチェア1脚から始めてみてください。
ダイソーのメスティンがあれば調理もできる(ただし集合住宅は管理規約による)

「せっかくなら温かいものも食べたい」と思ったら、ダイソーのメスティンが頼りになります。1合用は550円で手に入り、ひと回り大きい1.5合用もラインナップ。セリアの固形燃料と折りたたみ五徳を合わせても、総額1,000円台で調理環境が整うのです。
メスティンは炊飯だけの道具ではありません。パスタを茹でたり、レトルトカレーを温めたり、使い道は幅広いもの。さらに専用の網をセットすれば蒸し料理にも挑戦できます。

網はそれぞれ110円。シュウマイや蒸し野菜など、ひと手間加えるだけでキャンプ飯のバリエーションがぐっと広がるでしょう。ただし、ベランダで固形燃料を使う際は、管理規約で火気の使用が認められているか必ず事前に確認してください。
公園ではお湯を持参してコーヒータイムを満喫

公園では火気の使用が条例で禁止されている場合がほとんどです。そこで活躍するのが、自宅で沸かしたお湯を魔法瓶に入れて持っていく方法。ドリップバッグとカップさえあれば、木陰で本格的なコーヒーが楽しめます。
折りたたみのフォークやスプーンもキャンドゥで各110円。お菓子やサンドイッチを持ち寄れば、それだけで立派なピクニックの完成です。
ベランダや公園を安全に楽しむコツ
ベランダはマンションの「共用部分」にあたるため、消防法上の避難経路を塞がないよう注意が必要です。隣戸との仕切り板や避難ハッチの前には物を置かないようにしましょう。煙や匂いが出る調理も近隣トラブルの原因となるため、マンションの管理規約には必ず目を通してください。
公園での火気使用は、都市公園法や自治体の条例で原則禁止されています。違反した場合、過料や罰金が科される可能性もあるため、公園ではお湯の持参やお弁当スタイルで楽しむのが安心です。いくつかの自治体の公式見解でも「火を使わずに飲食する行為は問題ない」と明記されている場合もあり、食べ物と飲み物を持ち寄るスタイルであれば、ルール上も問題のない楽しみ方です。
「火を使わない工夫」を取り入れることで、場所を選ばず安全にミニマムキャンプ風スタイルを楽しめるようになります。
まとめ
ミニマムキャンプ風スタイルに必要なのは、高価なギアではなく「ちょっと外で過ごしてみよう」という気持ちだけ。チェアとテーブル、メスティンにカトラリーまでそろえても、かかる費用は2,000円以下です。
最初の一歩は、チェア1脚とコーヒー1杯から。ベランダでも公園でも、日常のすぐそばに小さなアウトドア体験は待っています。今週末、帰り道に100均へ寄ってみてはいかがでしょうか。





