2km超の朝潮運河沿いを歩いて楽しむ9つの橋くらべ【プロハイカー斉藤正史の東京GREEN WAY FILE.28】 | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • アウトドア・外遊び

    2026.01.28

    2km超の朝潮運河沿いを歩いて楽しむ9つの橋くらべ【プロハイカー斉藤正史の東京GREEN WAY  FILE.28】

    2km超の朝潮運河沿いを歩いて楽しむ9つの橋くらべ【プロハイカー斉藤正史の東京GREEN WAY  FILE.28】
    プロハイカーの斉藤正史さんが、独自の視点で東京23区内の緑道を「GREEN WAY」として捉え直し、実際に歩いた足跡を紹介します。身近なGREEN WAYでも四季折々の見どころがあり、街の意外な歴史にふれることができる、かもしれません。

    今回は東京都中央区晴海と月島・勝どき・豊海の間に流れている運河をめぐる「朝潮運河GREEN WAY」です。
    Text

    28th ルート:朝潮運河GREEN WAY

    ↓前回はこちら

    “5号地”豊洲と“4号地”晴海をめぐる埋立地さんぽ【プロハイカー斉藤正史の東京GREEN WAY  FILE.27】 | アウトドア・外遊び 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル

    晴海は1つの島のような埋立地で、運河を挟んだ向こう岸には、月島・勝どき・豊海エリアがあります。この晴海と月島・勝どき・豊海の間に流れているのが、朝潮運河です。今回のFILE.28は、埋立地の間を流れる運河をめぐる「朝潮運河GREEN WAY」です。

    前回「晴海GREEN WAY」のトレイルヘッド(トレイルの起点や終点)として歩き終えた、晴海ふ頭公園から早速スタートします。

    すると、いきなり楽天の自動配送ロボットに遭遇しました。調べてみると、このロボットによる小売店や飲食店の商品配送サービスの実証実験を晴海周辺で行っているようです。さすがというか、東京の新しい街ではこういった最先端の光景が目にできるんですね。

    自動配送ロボット。

    …などと感心しながら、晴海ふ頭公園内に歩を進めていきます。

    晴海ふ頭公園

    この公園があるのは、2020年東京オリンピック・パラリンピックの選手村があった場所。オリンピック閉幕後に再整備され、2022年にリニューアルオープンしました。それだけに遊具も新しく、今どきの公園らしくカフェなども併設されています。

    また、レインボーブリッジや臨海エリアを一望できる海辺のテラスもあります。中央区観光協会から「夜景八選」に選出されほど、人気の夜景スポットにもなっているとか。よく考えると、夜景が見どころの公園って珍しいというか、東京ならではの気がしますね。

    晴海ふ頭公園にある帆船をかたどった遊具。 
    晴海ふ頭公園内のモニュメント。オリンピック関連の何かなのでしょうか?

    晴海ふ頭公園の園路を進んでいくと、帆船が見えてきました。「日本丸」です。

    日本丸

    初代の日本丸は1930年に竣工した船員を育成するための練習船で、1980年に引退。現在は横浜港に保存・展示され、国の重要文化財に指定されています。

    晴海に停泊しているのは、2代目の日本丸です。竣工は1984年ですが、今なお現役です。残念ながら僕が足を運んだ日は帆が外されていましたが、それでも間近で目にする帆船の姿にぐっと来ました。造形がかっこいい!

    晴海に停泊中の日本丸。

    晴海ふ頭公園を出て、そのまま朝潮運河沿いに進んでいくと、マルチモビリティステーション(バスターミナル)がありました。近隣には選手村跡地を再整備しているHARUMI FLAGという高層マンション群があり、今も建設が進行中です。

    マルチモビリティステーション(バスターミナル)。奥には建設中の高層マンション群。

    そこからさらに運河沿いを進んでいくと、朝潮小橋が見えてきました。

    朝潮小橋は、朝潮運河にかかる橋の中でもっとも東京湾に近い場所に位置しています。そのため、この橋からレインボーブリッジなどを望むことができます。橋上にはベンチも設置されていて、夜景スポットとしても人気だとか。夜景が見どころの橋って東京ならではですね…。

    朝潮小橋。

    朝潮小橋から先も本来なら運河沿いに歩けるはずですが、残念ながら工事中で迂回することに(運河沿いを進めないことを把握しているのか、Googleマップでも迂回ルートが表示されます)。やや遠回りしつつ、黎明(れいめい)大橋黎明小橋黎明橋を通過します。

    黎明大橋と黎明小橋の間の運河沿いには、細長い朝潮運河親水公園があります。また、黎明小橋は歩行者専用ですが、晴海の対岸の勝どきエリアをこの連載でめぐった際にも近くを通りました。

    明治から現在まで開発が続く「勝どき」の散歩コースはいかに!?【プロハイカー斉藤正史の東京GREEN WAY  FILE.13】

    黎明小橋。
    黎明橋。

    黎明橋と並行して、トリトンブリッジがかかっています。こちらも黎明小橋と同じく歩行者専用の橋ですが、動く歩道を備えています。世界でも例のない、運河にかかる動く歩道専用橋なのです。なお、この橋だけカタカナ名ですが、公募で決まったそうです。

    屋根付きで雨の日も安心なトリトンブリッジ(左が黎明橋)。

    トリトンブリッジのすぐ先には、桜小橋がかかっています。この橋も歩行者専用です。また、このあたりの運河沿い(晴海側)は、さくらの散歩道として整備され、桜並木が続いています。

    桜小橋。

    さくらの散歩道を進んでいくと、続いてかかっているのが晴月橋(せいげつばし)。名前の由来は、晴海と月島を結ぶ橋だからで、そのまんまですが、風情が感じる名前ですね。

    晴月橋。

    晴月橋の先にあるのが、朝潮橋。その先には、運河沿い(晴海側)に朝潮運河公園があります。そして、園内をそのまま進んでいくと朝潮大橋が現れ、ここで朝潮運河は終わりとなります。僕はそのまま朝潮大橋を渡って対岸にある月島駅から帰路につきました。

    朝潮橋。
    朝潮大橋。

    朝潮運河の長さは約2,200mで、そこにかかる9つの橋を一気にめぐりました。僕は別にマニアではないので、普段は橋についてじっくり考えたり眺めたりしません。でも、今回は駆け足とはいえ、1日で9つの橋をめぐってそれぞれの橋に個性があることを知り、橋の面白さの一端に触れることができました。

    そもそも、前回の豊洲にしろ、今回の晴海にしろ、新しく開発された街に足を運ぶ機会がなかなかありません。妙にきれいな街並みを前にすると、自分にはそぐわないのではないかと思ってしまう性格も関係しているかもしれません。

    でも、余計な先入観や思い込みを捨てて実際に歩いてみると、必ず面白いことが見つかるものだと再認識しました。ぜひ、豊洲〜晴海エリアを歩いてみてください。橋、いいですよ!

    ■今回歩いたルートのデータ
    |距離約4.0km
    |累積標高差約9m

    今回のコースを歩いた様子は動画でもご覧いただけます。

    ●朝潮運河GREEN-WAY

    斉藤正史さん

    プロハイカー

    2012年より日本で唯一のプロハイカーとして活動。トレイルカルチャー普及のため、海外のトレイルを歩き、アウトドア媒体を中心に寄稿する傍ら、地元山形にトレイルのコースを作る活動「山形ロングトレイル(YLT)」を行なう。スルーハイク(単年で一気にルートを歩く方法)にこだわり、スルーハイクしたトレイルだけで22.000km(地球半周以上)を超える。また、BE-PAL.netにて「TOKYO山頂ガイド」を連載。

    あわせて読みたい

    “5号地”豊洲と“4号地”晴海をめぐる埋立地さんぽ【プロハイカー斉藤正史の東京GREEN WAY  FILE.27】

    “5号地”豊洲と“4号地”晴海をめぐる埋立地さんぽ【プロハイカー斉藤正史の東京GREEN WAY  FILE.27】

    180年以上前から親しまれてきた練馬区・氷川神社の富士塚【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.111】

    180年以上前から親しまれてきた練馬区・氷川神社の富士塚【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.111】

    19世紀中ごろに築かれた板橋区・氷川町氷川神社のミニ富士山【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.121】

    19世紀中ごろに築かれた板橋区・氷川町氷川神社のミニ富士山【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.121】

    120年の歴史を持つ日比谷公園の造成時に誕生した山とは?【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.14】

    120年の歴史を持つ日比谷公園の造成時に誕生した山とは?【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.14】

    JR田端駅から徒歩数分の神社にまつられている駅チカ霊山とは?【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.28】

    JR田端駅から徒歩数分の神社にまつられている駅チカ霊山とは?【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.28】

    NEW ARTICLES

    『 アウトドア・外遊び 』新着編集部記事

    釣り針の管理が釣果を左右する!心がけておきたいポイントを解説

    2026.01.27

    “5号地”豊洲と“4号地”晴海をめぐる埋立地さんぽ【プロハイカー斉藤正史の東京GREEN WAY  FILE.27】

    2026.01.26

    北緯39度で出会った、乾いた雪「シズパウ」。岩手・雫石で過ごした特別な雪山時間

    2026.01.25

    仲良し兄弟には別の顔がある? ふたご座兄弟の秘密に迫る

    2026.01.24

    高地トレーニングと大自然のゲートシティ——アリゾナ州フラッグスタッフ【100周年を迎えるルート66の点と線・その6】

    2026.01.24

    タックルボックスのおすすめを紹介!あなたに合った選び方で最高の収納ギアを手に入れよう

    2026.01.23

    80年代アウトドアスタイルを再解釈!コロンビアの創業年にちなんだウェアコレクション「CSC1938 Volume1」を解説

    2026.01.23

    街乗りにおすすめな自転車19選!通勤やポタリングなど用途別の選び方も解説

    2026.01.23

    試乗車30台以上。ナゴヤミニベロフェスが2月8日に初開催!前日の蟹江町サイクルフェスも見逃せない

    2026.01.23