今回は釣竿の収納を効率化するロッドスタンドの選び方やおすすめ商品を紹介します。
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釣竿は収納が悩みのタネ!

釣り道具の中でも釣竿は特にかさばるアイテムです。
しかも、近年のほとんどの釣竿は軽量で張りがある一方で小さなキズが原因で簡単に破損する繊細さを併せ持つカーボン製となっています。
床に置いておくのはもちろん望ましいことではなく、部屋の角などに立てかけておくにしても釣竿同士がガチャガチャとぶつかり合ったり、本数が増えれば収納に限界がきてしまいます。
釣竿収納ならロッドスタンドを使おう!
そんな釣竿の収納として大変おすすめなのがロッドスタンドです。
ロッドスタンドを使えば釣竿同士がガチャガチャとぶつかり合うこともなく、収納スペースを効率よく活かすことができます。
ロッドスタンドの選び方
設置場所で選ぶ

ロッドスタンドはオーソドックスな床置きのタイプをはじめ、壁にビスどめする壁掛けタイプなどもあり、壁掛けタイプを選ぶ際は収納スペースの壁にビスを打ち込めるかどうかを確認する必要があります。
また、ロッドスタンドだけでなくタックルボックスなどもまとめて収納できる棚が一体になったフィッシングラックなどもあります。
こういったラックはロッドスタンド単品に比べると設置に必要なスペースは大きくなりますが、収納棚とロッドスタンドをそれぞれ単品で揃えるよりはコンパクトにまとめることができます。
デザイン性で選ぶ
ロッドスタンドのデザインは様々で、温かみのある木製のもの、木製でもシックな色合いのもの、インダストリアルな見た目のアルミ製や樹脂製のものなどがあります。
形状も様々で、一列にロッドを並べて立てかけるタイプや前後2列に並べて立てかけるタイプ、丸い形状で釣竿を立てかけると円錐状になるような釣具店の店頭でよく見慣れたタイプなどがあります。
壁掛けタイプの中には釣竿を縦ではなく横向きに収納できるタイプもあり、このタイプはディスプレイのように収納できるため見栄えが大変良いというメリットがあります。
収納できる本数と太さで選ぶ

複数の釣竿を所有する釣り人にとって大事になるのが、ロッドスタンドが収納できる釣竿の本数です。
釣りを続けていれば釣竿の本数は増えていくため、増設を見越したロッドスタンド選びであれば、円錐状にロッドを立てるタイプよりも、並べて立てかけるタイプの方がふたつ目以降のロッドスタンドを設置しやすいでしょう。
釣竿を立てかける部分にクッションやラバーによる転倒防止機構のあるものは釣竿が暴れづらいといったメリットがあります。
しかし、クッション材があることで延べ竿など径の太い釣竿は立てかけられない場合があるため、自身の使用する釣竿に合ったものを選ぶようにしましょう。
素材で選ぶ
ロッドスタンドの素材も様々で、最もポピュラーな木製でもパイン集成材のタイプや、1枚ものの天然木を使用したタイプ、バンプー製、MDF製など多岐に渡ります。
加えてアルミ製や樹脂製のタイプなどもあり、収納する釣竿のデザインに合わせるなど、好みで選ぶと良いでしょう。
ちなみに、木の集成材であるMDF製は色々な収納スペースや釣竿に馴染みやすい風合いかつ、ほんの少し柔らかさのある材質で釣竿にやさしいため、筆者おすすめです。
軽さで選ぶ

釣り道具はどんどん増えていくため、スペースを最大限活用するためにロッドスタンドの奥側にもタックルボックスなどを収納したいといった釣り人も多いのではないでしょうか。
ロッドスタンドを奥側に収納したアイテムを取り出すためには、もちろんロッドスタンドを動かす必要があります。
また、掃除や模様替えの際にもロッドスタンドを動かせたほうが良いでしょう。
ロッドスタンド自体が重たければ持ち上げた際にバランスを崩し、立てかけたロッドを何本も倒してしまうといったトラブルも発生するので、軽さもロッドスタンド選びのひとつの要素となります。
釣竿収納に便利なおすすめロッドスタンド4選!
トランティアン ロッドスタンド14本用
釣竿を最大14本と多数収納できるロッドスタンドです。
あらゆる収納空間や釣竿に馴染む風合いで、径の太い延べ竿の収納にも対応します。
素材はわずかに柔らかさのあるMDF製で、鋭い角がないため繊細な釣竿に大変やさしいつくりになっていますが、組み立ての際はビスを締めすぎてネジ山を潰さないように注意しましょう。
また、軽量かつシンプルなデザインなので、釣竿の本数が増えた際の増設やちょっとした移動も難なく行うことができます。
トランティアン ロッドスタンド14本用
木製のシンプルな棚はどんな釣り竿も美しく映えます。釣竿に負担をかけず取り出しやすい加工が施されています。
Goture 円盤釣竿スタンド
まるで釣具店の店頭に設置されているロッドスタンドかのように、円錐状にロッドを立てかけるタイプです。
1列または2列に釣竿を並べて立てかけるロッドスタンドは壁際に設置することを見越したデザインですが、円形であれば設置場所を選ばないため棚などで壁際が埋め尽くされた部屋でも違和感なくロッドスタンドを設置できます。
また、円形であればリールが放射状に外側に来るため、釣竿にリールを取り付けたままでもリールのサイズによっては隣同士でもぶつからずに収納出来ます。
Goture 円盤釣竿スタンド
無駄な装飾を省いたデザインを最大化し、侘び寂び特有の「渋い感」を実感できます。1本1本違う木目模様が個性を添え、釣りの休憩時間も、見た目で癒される特別な時間に変えてくれます。
ドレス メタルフィッシングラック
タックルボックスやバッグなどを大量に収納でき、設けられたロッドスタンドに釣竿も多数収納できるフィッシングラックです。
無骨なブラックカラーで、移動を楽にするキャスター付き、小物などを掛けられるワイヤーフックが6個付属しています。
フィッシングラックの左右に取り付けられたロッドスタンドは最大で12本収納可能で、釣竿と接触する箇所にはウレタンクッション材が設けられ釣竿をキズから守るつくりとなっています。
ドレス(DRESS) メタルフィッシングラック
釣り愛好者のためにデザインされたこの金属製ラックは、見た目と機能の両面で優れた特性を備えています。
WOOD WORKS ロッドスタンド 壁掛け用
釣竿を横向きに収納可能な壁掛けタイプのロッドスタンドです。
リールの有無や釣竿の本数ごとにサイズが複数用意されており、カラーもナチュラルな木目とシックなブラウンの2色展開です。
釣竿と接触する箇所にはキズ防止のフェルトクッション付きです。
設置には壁面へのビスどめが必要な上に仕舞い寸法の近い釣竿の収納に限られますが、ロッドスタンド下部にはデスクや棚を設置でき、何よりも見栄えが抜群というメリットがあります。
WOOD WORKS ロッドスタンド 壁掛け用
壁に固定するタイプのロッドスタンド。リールの有無や本数でお好みのサイズを選択可能です。
釣竿を収納する際のポイント
高温多湿の場所を避ける

釣竿の材料や接着箇所などは気候の変化に強く作られてはいますが、高温多湿の環境には注意が必要です。
全長の短い釣竿や継ぎ本数の多いマルチピースタイプ、グリップショイントタイプなど、継いだまま保管しがちな釣竿は特に注意が必要で、気温差が激しい環境だと継ぎ目が抜けなくなってしまう固着というトラブルが発生します。
また、リール内部のグリスは高温で軟化するので、グリスが柔らかくなりすぎて油膜が薄くなり本来の性能を発揮しなくなるといったトラブルも考えられます。
風通しの良い場所を選ぶ

釣竿をはじめとする釣り道具は使用後にしっかり乾燥させることが長持ちのコツになります。
特に海で使用すると、釣り道具はすぐに錆びたり、海水に含まれる塩分が固着する塩ガミが発生するので、使用後の真水による洗浄と乾燥は必須になります。
洗った後に細かい箇所や入り組んだ部分までしっかり乾燥させるためには、風通しの良い場所に保管しておかなければなりません。
ロッドスタンドも釣竿からつたう水が乾かなければカビや腐食が発生するため注意が必要です。
釣竿は正しく収納!ロッドスタンドを活用しよう!
ロッドスタンドを活用すれば釣竿をキズから守りながら効率よく収納できます。
よりよい収納環境を整え、快適なフィッシングライフを送りましょう!











