今回はランカーと呼ばれるサイズと、それを釣る難易度を私の実際の経験をもとに解説してみます。
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ランカーサイズとは?
ランカーサイズとは釣りの世界において、その魚種の大物とされる基準のサイズのことをいいます。
ランキングに入るサイズという意味を持ち、例えばシーバスでは80cmがランカーサイズとされる基準になります。
今回はそんなランカーサイズについて、私が釣った経験のある魚種をいくつか挙げて解説したいと思います。
シーバス(スズキ)

海のルアーフィッシングで人気の高いシーバスのランカーサイズは80cmからといわれています。
私の経験になりますが、79cmまでのシーバスは意外と多く釣れるのですが、不思議なことに80cmに達する残り1cmが足りないということが多いのです。
そのためシーバスの80cmは希少性が高くありつつも、シーバス釣りを続けていればいずれ手にできる可能性も高く、まるでテレビゲームの難易度設定のように釣りの難しさを楽しむのに非常に適したサイズと感じます。
アジ・メバル

ライトソルトルアーフィッシングの代表的なターゲットであるアジとメバルのランカーサイズは30cmとされ、釣りにおける希少性と1尺(30.303cm)というサイズが折が良いことから、尺アジや尺メバルなどと呼ばれます。
尺メバルの希少性の高さは紛れなくランカーサイズと呼ぶにふさわしいのですが、実はアジは1尺以上の大物がよく釣れることも多いのです。
大物が狙える春シーズンであれば40cm以上のアジも珍しくなく、記録に残っている最大サイズは54cmと、アジとは思えないような超大物です。(2026年時点)
ちなみに釣り人のあいだでは40cm以上のアジをギガアジ、50cm以上をテラアジと呼びますが、もしかしたら60cmを越える「ペタアジ」も存在するかもしれません。
クロダイ

いぶし銀な魚体がかっこいいクロダイのランカーサイズは50cm以上とされます。
クロダイは寿命の長い魚で、20年以上生きる個体も珍しくありません。
50cmを越えたクロダイは15年以上生きているとされ、もう何年生きている個体かわからないことから、ランカーサイズのクロダイは年無し(としなし)の別名を持ちます。
クロダイはエサ釣りだけでなくシーバスフィッシングの外道で釣れたり、近年は専門で狙うルアーも開発さてれいます。
鮎

鮎の大物の目安としては25cm程度で、鮎釣りではランカーという言葉はあまり使われず、大鮎と呼ばれ、さらに30cmを越える大鮎は尺鮎と呼ばれます。
残念ながら私は尺鮎は手にしたことはないのですが、鮎における1尺という目安も、手にする難易度の塩梅が不思議と折が良く、遠征釣行や大物用の釣り道具を駆使することができればなんとか手が届くサイズではと感じます。
ちなみに、鮎は1年で寿命を全うする年魚であるため、1シーズン中に尺鮎に届かないまま禁漁期を迎えれば、再び生育状況がリセットされた状態から次シーズンを迎えることとなります。
そのため、腕前や運などはもちろんのこと、エサとなる苔がよく繁茂する天気や河川状況にあることが尺鮎を釣ることができるかの分かれ道となります。
どれだけ鮎が生育しても25cm程度が限度のままオフシーズンを迎える河川も多く、地元の河川に尺鮎の実績がないのであれば遠征での釣行は必須となります。
渓流魚

ヤマメやイワナといった渓流魚も尺がランカーサイズの目安とされています。
しかしながらヤマメの尺サイズの希少性は非常に高い一方、イワナは想像を越えるような生育を遂げることがあり、70cm以上の記録も存在します。
集落を流れる里川など、魚が釣られやすい河川であれば尺はランカーといえるサイズですが、釣り人の手が入らない秘境や、川幅も水深もあって釣りの難易度の高い本流域では、イワナは際限がないといえるほど成長します。
ちなみに、ヤマメは降海し銀色に輝くサクラマスとなって、50cmを越える大型に成長し河川に帰ってきます。
渓流魚にとって1尺とは通過点にすぎないのではないでしょうか。
本物の大物を釣ろう!
地域やポイントによっては、ランカーと呼ばれるサイズが当たり前のように釣れたり、逆にランカーサイズを狙うことすら難しい場合もあります。
また、〇〇cmや尺といった目安は語感の良さや人間の便宜上の目安にすぎません。
「こんな場所で!?」というポイントであったり、「これは大物!」と思える魚を手にしたのであれば、サイズを計らずともランカーサイズと呼んでいいのではないでしょうか。







